オズのカエルマン
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第五幕その二
「休もう」
「それどうかな」
カエルマンは魔法使いとお話をしてからでした、ケーキと五人にも尋ねました。
「今夜はね」
「わかりました」
最初に答えたのはケーキでした。
「今日はあそこで」
「うん、休もう」
「それじゃあ」
「僕達も」
「お願いします」
五人も答えてでした、そうしてです。
一行は湖のほとりのところまで行ってでした、そこで魔法使いが小さな布を二枚取り出しますとそれがです。
あっという間に大きなテントになりました、そのテントを出してからです。皆に対してにこりと笑って言いました。
「じゃあ今日はね」
「はい、そのテントに入って」
「そうしてですね」
「休もう、あと身体を奇麗にするのなら」
そうしたいならともお話するのでした。
「そこの湖でね」
「傍のボディーソープとシャンプーの成る木も取って」
「そうしてですね」
「入って」
「奇麗にすればいいですね」
「だからね」
それでというのです。
「今日はここで休もうね」
「わかりました」
「じゃあそうしましょう」
「そういうことでね、ただ身体を奇麗にするのなら」
その時はといいますと。
「気をつけることがあるよ」
「僕達は男の子のと女の子が一緒だからね」
カエルマンも皆にお話します。
「湖に入るにもね」
「そうですね、別々にですね」
神宝が応えます、カエルマンの言葉に。
「入らないといけないですね」
「そう、そうしないとね」
「男湯と女湯ですね」
「簡単に言うとそうだよ」
「わかりました」
それならと頷いてでした、そうしてです。
皆はまずはです、それぞれ男女に分かれてでした。
湖で身体を奇麗にしました、それから。
あらためてです、魔法使いは皆に言いました。
「では身体も奇麗にしたし」
「はい、今から」
「晩御飯ですね」
「ちゃんと食べないとね」
晩もというのです。
「よくないからね」
「はい、それじゃあ」
「今からですね」
「一緒に」
「食べましょう」
「うん、何を出そうかな」
その晩御飯についても言う魔法使いでした。
「今晩は」
「ううんと、そうだね」
カエルマンは先生のお話を聞いて言いました。
「お昼はサンドイッチとサラダでアメリカだったから」
「今度は別の国のお料理をだね」
「出してはどうかな」
こう魔法使いに提案するのでした。
「何かね」
「そうだね、じゃあアメリカ以外の国のお料理でいくか」
「何がいいかな」
「それなら」
ここまで聞いてでした、神宝が言って来ました。
「中華料理どうでしょうか」
「神宝のお国の」
「はい、どうでしょうか」
「うん、いいね」
それならとです、魔法使いは神宝の提案に笑顔で応えました。
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