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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第二十五話 田中中佐!本当にやったぞ路線変更!!その八

「そこからな」
「後で復讐されない様に」
「絶対にですね」
「騙し討ちはそれが絶対条件だ」
 相手に止めを刺す、そのことがというのだ。
「若し忘れるとだ」
「つまり相手を生かしておく」
「逃がしても駄目ですよね」
「騙された相手はそれを覚えている」
「裏切られたことを」
「背中から切られたことを」
「その為後で復讐に来る」
 間違いなくだ、そうしてくるというのだ。悪田部は謀略家としてそのことを知っている。それで二人にも語るのだ。
「やられる、今度はこちらからな」
「だからですね」
「騙し討ちの相手は絶対に殺す」
「背中を刺した時に」
「必ず、ですね」
「そういうことだ、裏切ったなら徹底的にだ」
 それこそというのだ。
「わかったな」
「まあ俺達も不意打ちは常ですけれどね」
「策略は」
 世界の誰もがそうは思っていないことだ、二人のそれは騙し討ち、闇討ち、卑劣極まる手段だというのだ。
「頭を使って勝つ」
「それが俺達ですから」
「世界の連中がわかっていないだけで」
「世の中馬鹿が多いですよ」
「そのことはいいとしてだ」
 それでもとだ、また話した悪田部だった。
「君達の次の勝負だが」
「その主役の座を奪おうっていう馬鹿女ですね」
「あいつですね」
「何故知っているかは問わない」
 お互い知り合いであることもだ、このことは三人だけの口約束であるからだ。
「しかしだ」
「ええ、あの馬鹿女やっつけて」
「ついでにスカートの中身も見てやりますよ」
「女の子の魅力はそこにありますからね」
「ついでに上着の中にも」
 つまり下着姿こそがだ、女の子の最高の魅力だというのだ。
「そうそう、今度の写真集とDVD」
「それは下着にしますか」
「アイドルも下着になりますからね」
「水着とデザインは同じ様なものでも」
「下着には下着の魅力があります」
「それがまたいいんですよ」
 下着の話をしてだ、そうしてだった。
 二人は悪田部にだ、今回のアイドルを指定した。
「雛形あきこさんにします」
「あの人に」
「あの伝説のグラビアアイドルか」
「あの人写真集で下着にもなってますから」
「スタイル抜群ですからね」
 だから水着も下着も似合うのだ。
「あの人にします」
「下着ですから」
「じゃああの人で」
「あの人に決めました」
「わかった、では写真集とDVDの件は承った」 
 悪田部はこのことを約束した。
「それではな」
「後は勝負に勝つ」
「それだけですね」
「その通りだ、ではな」
 こうしたことを話してだ、今回の写真集とDVDのことは決定した。二人はグラビアアイドルの趣味はいいと言えた。
 悪田部はさらにだ、二人に話した。 
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