| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

もし俺がFate/Zeroの世界でランサーのマスターになった場合

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第七槍

 
前書き
みんな、やっぱランサーの最期には思うところがあるんだろうなぁ……


まぁ、だから書き始めたんだけども 

 
さて、だ。
明日出るぞとはいってみたが、実のところ、どうやって事を運ぶかはあまり決まってはいない。

原作じゃ、倉庫街で戦闘を行っていたため、俺もそれに則るつもりでいる。もちろん、俺も倉庫街までついていくつもりだ。狙撃の危険性はあるが、全身に結界を張っておけばまず問題はない。

衛宮が来るため、その時に奴に使い魔をつければいい。必ず現れるだろうしな。

他にも、セイバー陣営、ライダー陣営、バーサーカー陣営、アーチァー陣営、そして俺ことランサー陣営の五組が集結するのだ。
直で見ることになれば俺はこう思うに違いない。

まさに混沌(カオス)である、と

ニャルラト◯テプとか出てきそうな勢いである。

まぁ今はいい。そして、今日はアサシンが殺られた(茶番劇だけど)次の日だ。俺が今何をしているかと言えば……

「んじゃ、物部。この問題解いてみろ」

「うぃ~っす」

学校で授業ナウ
あ、今の時代はまだその言葉はねえか

昨日休むかどうかと色々言ってたが、よく考えてみれば、全うな魔術師が相手ならこんな昼間の、しかも学生が蔓延る学校に仕掛けてくることはないだろう。
Staynightの方も、普通に通っていらっしゃったしな。

唯一の心配事は衛宮がどうでるかだ。冬木のハイマットシティホテルを爆破した男だしな。
ただ、その時も一般人を避難させていたのを見るに、生徒の命をどうこうするつもりはないだろう。
俺の勝手な解釈だけど。

まぁ、学校を爆破するにしても、まずは生徒を避難させてからだろうし、それで俺も出てくるようなら狙撃で射殺。出てこなくても爆破で殺すといった戦法をとるのだろう。なんと言う外道。

念のため、ランサーには霊体化してついてきてもらっている。屋敷の方は万全の対策を施して越しているため、もしアサシンが来ても大丈夫だと言い切れる自信がある。
代わりに、ランサーには俺の周辺を警護してもらっているのだ。

「おいおい、物部。知ってるか? 例の殺人鬼!」

「ん? ああ。テレビでやってるやつだろ?」

「ああ、そんなこともやってたっけな」

わらわらと俺の回りにクラスメイトが集まってくる。
こいつらは、編入してから仲良くしてもらっている奴等だ。大抵こいつらとつるんでいるため、今ではすっかりグループだと周りから認識されている。

「この街も物騒になったよなぁ~」

「だな。まぁ、すぐつかまるだろ」

「もしくはどっかで死ぬか」

「なんか、すげぇ自信満々に言い切ったな物部」

だって、それキャスターのマスターだろ? 原作じゃ衛宮に狙撃で射殺されていたはずだし。
……まぁ、俺が絡んでるからどうなるかは分からないが。

「話は変わるが、物部。その手、どうしたんだ?」

本当突然だよなー、という周りの声にうるさいよと答える友人。
その友人の視線の先にあるのは手首から指先に巻かれた包帯

「あー、これな。ちょっと火傷した」

「大丈夫か? お前」

大丈夫大丈夫と答えておく。もちろん嘘だ
これはあまりにも目立ってしまう令呪を隠すために巻いたものだ。若干中二病っぽく見られるのが癪であるが。

「まぁ、こんくらいなら直ぐに治るよ。ありがとな」

「お、おう。お前にお礼言われると気持ち悪いな」

「おいこら」

「はは、冗談冗談」

仲間内で笑い声が響く。
その日の授業を終え、帰った頃にはすでに五時を回っていた。
俺は服を動きやすいものに着替えると、いくつかの自作の道具をウェストポーチに詰め込んだ。

「ランサー」

「如何された、白水殿」

実体化したランサーが俺の背後に現れる。

「準備はいいか?」

「何時でも」

「よし、なら行こうか」

目指すは倉庫街。まずはセイバーの実力をこの目で確かめる。
他のサーヴァントも実際に見れるだろう。行って損はないはずだ。

グッ、と拳を握りしめた俺は陽が暮れる前に倉庫街に向かった。

 
 

 
後書き
皆さんはZeroのキャラだと何が好き?

 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧