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ソードアート・オンライン死を喰らう者と絶対なる剣士

作者:sou×yuki
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2第一層ボス攻略会議

 
前書き

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ゲーム開始から1ヶ月過ぎた。死亡者は二千人


まだ、第1層はクリアされていない。βテスターの俺でもボスの部屋まで付けていない
あの後、街では自殺したプレイヤーも居たらしい。
その為、街に残ったプレイヤーが落ち着きを取り戻すには、数日以上掛かった。

「ねぇ、ソウ 今日は第1層のボス攻略会議があるんだよね?」

「……ああ」

「参加するの?」

「……ああ」

「もぉー、ソウ暗いよ?ソウが暗かったら私も暗くなっちゃうよー」

「ごめん」

俺は一言謝り、精一杯笑顔を作る。

「やっぱり、ソウは笑顔がいいよ!」

ユウキには感謝だな……このデスゲームで俺の救いだ




攻略会議が始まった。

現れたのは片手剣使いディアベルと言う青年だ。

「今日は俺の呼びかけに応じてくれてありがとう。 俺はディアベル…職業は、気持ち的に騎士やってます!!」

周りが盛り上がっているな。

「昨日、俺達のパーティーが第1層のボスの部屋を発見した」

この言葉で皆息を飲んだ。

「ちょっと待ちやナイトはん」

会議に乱入してした男は言葉を続ける。

「会議の前に言いたいことがあるんや。 わいはキバオウって言うもんや。 この中に居るんやろ。 元βテスターが。 元βテスターはビギナーを見捨てて街を出たんやろ。 出てこいや」

この言葉に俺は身を縮めてしまう。

「ソウ、気にしちゃだめだよ?」

「……ああ」

ユウキは優しいな……

「発言いいか? 俺の名前はエギル、キバオウさん。 あんた、このガイドブック持ってるいるだろう?」

「それがどうしたんや!!」

「このガイドブックを配布しているのは、元βテスターだ」

「うぐっ」

キバオウは仕方ないと不機嫌ながらも席に着いた。

「…まあちょっとしたハプニングがあったけど、ボス戦の時はあまり私情を持ち込まないようにしてくれ。そうしないと攻略できるものもできなくなってしまう。…では早速ボス戦に向けてパーティーを作ってみてくれ。」

「ソウよろしくね」

「おう。よろしくな」

俺とユウキ……他一人か二人は欲しいな……特に〝あいつら〟がいればいいが無い物ねだりはダメだな。
一人や二人で居るパーティーは……

「ねぇ、ソウ あそこの二人も誘わない?」

ユウキが見つけたのは片手剣の青年と赤いローブを着た二人組であぶれ組なのは確かだな。俺達は二人のもとに行った。

「君達も二人パーティーですか?良ければ一緒に組みませんか?」

「いいぜ」

「……好きにすれば」

俺達四人はパーティーを組んだ。青年の名前《Kirito》に見覚えがあった。が、今は聞くべきでは無いだろう。そして、爽やかな笑みを浮かべながら待っていたディアベルが喋り始める。

「組み終えたかな?じゃあ、ボスの詳細な情報を展開するぞ?」

ディアベルは腰のポーチから新たなガイドブックを取り出す。そして、ボスの詳細が載るページをめくり、口を開いた。

「ボスの名は"イルファング・ザ・コボルトロード"。それから"ルインコボルト・センチネル"という取り巻きがいるらしい。そして、ボスの初期武装は斧とバックラー。四段あるHPバーの最後の段が赤くなると追加武装のタルアールに持ち替えて攻撃パターンが変化するらしい」

ガイドブックのページを読み上げて、パタンと閉じると向き合って皆に報告する。

「最後に金や経験値は自動均等割。アイテムはゲットしたプレイヤーの物とする!異論はないかな?」

無言の了承を得るとディアベルは朝十時にこの街を出発する。といって解散の号令をかけて皆は明日の十時まで自由時間となった。

「よし、それじゃあ四人でフィールドでるか」

「賛成~」

俺の提案にKiritoとasunaは首を傾げる

「なんでだ?」

「それは二人の実力を知りたいからかな。今日のうちに四人での連携を、作戦を作っておきたいんだ」

「なるほど……所で、俺と一度あってる?」

Kirito……こんな名前の奴はβでひとりしか知らないし好きでつけるようななまえでは無いのはわかっていたがやっぱりこいつ……

「多分βで。《軍師》ソウ、そう呼ばれていた」

「やっぱりソウか!久しぶりだな!」

やっぱりβテスターのキリトか……俺の数少ないβでの仲間だ

「そうだな。再会を喜ぶ前にフィールドに行かないか?そのあとは一度解散してから作戦会議だ。いいな?」

「お、おう」

「……わかったわ」

「了解~」



__________________________



フィールドでキリトとアスナの実力を確認してから町に戻りアスナとキリトと一度別れ俺とユウキは宿に居た

「キリトはβからの付き合いだから強いのはわかっていたけどアスナもかなり強いな」

「そうだね。あんなに速いなんてボク驚いたよ~」

俺、ユウキ、キリト、アスナの中で一番速いのはアスナだと思うほどに速かった。

コンコンとノックの音が聞こえていた。

「来たみたい」

俺がドアをあけるとキリトとアスナが来ていた。

「待ってたぜ」

「「お邪魔する(わ)」」

とりあえず。俺は四つのグラスにミルクを注ぐ。

「早速、明日のボスのことを確認と俺の〝対ボス〟戦闘を説明するぞ」

「ボスの名前は≪イルファング・ザ・コボルドロード≫だ。 このボスはHPバーが4つある。 ボスの武器は斧とバックラー。最後の1つになると腰に携えている、曲刀カテゴリーのタルアールに武器を持ち変え攻撃パターンも変わるんだ。 でも、俺達の役割は取り巻きの≪ルインコボルド・センチネル≫を潰す事らしいな。 俺達はおまけ扱いだ。 何か質問はあるか?」

「ボクは了解したよ」

「私も大丈夫よ」

「俺もだ」

そしてここからだ…〝対ボス〟戦闘…俺達は今回は無いとは思ってはいるがもしもの場合確実に必要になってくるからな

「対ボス型戦闘は俺が細かい指示をするが大まかな指示は三系統ある。一つは『攻撃に集中する』〝オペレーションA〟二つ目は『防御・回避・回復を徹底する』オペレーションB。最後は『パーティーのみでの戦闘』オペレーションCだ。ここまで質問は?」

「AとCは違うのかしら?」

確かに大まかにAとCは一緒な感じはする。

「根本的な所は同じだ。違うのはAは『他パーティー』との連携も視野に入れた作戦でCは『このパーティーのみ』での戦闘なんだよ。Cはめったに使わないはずだけどな」

「どうしてだ?」

「考えて見ろ?Cは他パーティーが全滅又は指揮官が潰されて戦意喪失してる奴らがいる状況だってことだ。この〝SAO〟ではあってはならないはずだからな」

そう……この〝SAO〟は『デスゲーム』……死んだらそこで終わりなんだ……

「ソウがいるなら、このパーティーは大丈夫だな。俺がソウと組んだボス戦はHPがレットどころかイエロー行かないことが多かったしな」

「それはβの時だ。ここではわからないが………まあ、俺が指揮するにあってはこのパーティーからは死者は出さない。これは約束する。」

そう…俺は誰も死なせない…俺の憧れのあるアニメの《エンチャンター》のように指揮できるように!

続く 
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