4.神無異がクトゥルフ神話舞台に行くよ!
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机は煩い奴を黙らせるのに最適、蹴れば黙る
ガララッ
教室に入ってきた白夜とエレカルト(以下エレン)を見て一瞬で静まり返る生徒たち。
白夜はそんなのを無視して自分の席にとっとと席に戻ろうとする。
しかし、5人の生徒が立ちはだかる。
?「今まで授業も受けないでどこに行っていたんだ!
サボりはいけないことなんだぞ!」
と、説教をしようと声を荒げるイケメン、蓮部 蓮也(はすべ れんや)、俗に言う偽善主人公だ。
ということは、あとの4人はその主人公の取り巻きである。
白「あーはいはい悪うござんしたー。(棒)」
「ちょっと、ちゃんと謝りなよ!」
「そうよそうよ、何様のつもりなの⁉︎」
白「学年主席サマですが?」
不敵に笑う白夜。
「主席であろうと授業を放棄するのは許されていませんよ。」
いかにもクラスの委員長的な立場の女子が白夜を睨みつける。
白「あっはっはっ委員長サン、アンタはこの学校の暗黙の了解を分かってないね。
••••学年主席でサボってるのは俺だけだと思ってんのか?」
やはり委員長だった、ふと笑みを消し睨み返す白夜に怯えて委員長は主人公の背中に隠れる。
白「それに校長だって承認している、サボるかサボらないかは俺の決めることだ。
納得がいかないなら直接校長にでも教頭にでも聞いてみろ。」
顔を赤くして怒っていた女子は主人公から離れて教室を出て行った。
白「つうか邪魔なんだけど、さっさと避けてくんない?」
白夜は蝿を払うかのようにしっしっと手を振る。
蓮「待って、エレカルトちゃんが怪我をしてるのはどうしてなのさ。
さては君が虐めているんだな‼︎」
主人公は白夜の襟首を掴む、白夜はやれやれとため息を吐いて言った。
白「妄想乙、くだらない。」
蓮「嘘を吐くな‼︎
挽回できる証拠もないくせに‼︎」
白「ならお前には証拠はあるのか?
あるなら出してみろよ、今ここでな。」
蓮「ッ••••!」
白「俺はあるぞ?
ちゃーんとした証拠がな、合成も編集もできない映像が。
あとはお前らの不正行為とか調べれば出てくる出てくる、撒き散らされたいならそのまま続けてもらっても構わないが?」
蓮「くっ••••!」
「お前何なんだよさっきっから!」
「そうだそうだ偉そうに!」
「金持ちだからって粋がらないでよ!」
「っていうかあんたの存在自体ムカつくですけど。」
「それ超言えてる!」
「はい死ーね死ーね」
「「「「死ーね、死ーね、死ーね、死ーね、死ーね、死ーね‼︎」」」」
生徒たちがコールする、エレンは俯き涙をこらえている、その時ーーー
ガンッッッッッ‼︎ バキバキバキッッッ‼︎
一斉にコールが止む、それもそのはず、白夜が無表情で教卓を蹴り砕いたからだ。
しかし、無表情とは裏腹に白夜の眼には怒りにも似た狂気の色が浮かぶ。
白「偉そうなのはそっちだろ、俺事実言ってるだけじゃん、なんも間違ってないぞ。
次に粋がってるのもそっち、あと勘違い妄想は止めてくれるか?
すっごくウザいから、それと幼稚すぎて笑い転げそうになるんだよ。
次、俺はお前らが死ねば万事解決すると確信している。
最後に、お前らみてぇな幸せ者と一緒にすんな、ヘドが出る。
結論、今ここで死ね。」
腕を組んで笑いながら白夜は暴言を吐く。
蓮「そんな言い方はないだろう!
彼らが何をしたっていうんだ‼︎」
白「あっ、お前は真っ先に死ぬべき人間だな。
あいつらが何をしたかって?
普通の子供なら死ぬようなことをしましたが何か?
階段から突き落としたり、熱湯をかけたり、鋏やらカッターやらを持ってガチで殺しにきたり、挙げ句の果てに屋上から紐なしバンジー。
もちろん証拠も全部揃ってる、と、言うわけで今から屋上行って首吊ってこい。
死んだら屋上から縄切って落として死体回収してやるよ、弔いはしないがな。」
キラッキラな笑顔でやはり恐ろしいことを言う白夜。
「ふざけんなよ!」
「どうして私たちがそんなことしなきゃいけないの!」
「人の命をなんだと思ってるんだ!」
「人としてサイテーだよ!」
白「生き地獄を味わうよりは今ここで死んだほうがいいと思うがなぁ。
ま、苦しんで後悔するのはお前らだし構わないけどな、のんびり待つか。
それとも精神が崩壊する拷問的苦痛がお好みなMデスカー?
駆除業者が虫を駆除しても罪悪感も感じない、人とすら呼べないクズを駆除し何を感じろと?
自分の罪すら分かっていない無能が自分で偉そうなことを言っているということにそろそろ気がつけ。
そしてサイテーなのはお前らだな、お前らみたいな人とすら呼べないクズにはピッタリじゃないか、良かったな。」
蓮「君は人の命を軽く扱い過ぎだ!」
白「はっはっはっ、お前に言われたくない。
俺はお前らみたいなクズの命の重さなんて分からん、知りたくもない。
だから俺は同程度の罰を与えているだけ、よってこいつらとお前らは死ぬべきクズだ。
まあ今死ななくても明日になれば終わることになるがな、明日の絶望に部屋の隅で膝抱えて怯えながら待ってろ。」
白夜は俯き震えている主人公を無視し、驚いて固まっているエレンの顔の前で手を叩く。
エ「ひゃあ!
びっ、びっくりした••••••。」
白「そりゃアホ面で意識がどっか飛んでたもんな、どうでもいいけど飯食いに行くぞ。」
エ「へっ、あ、うん!」
白夜とエレンは弁当を取り出して教室を去った。
後書き
キチまり!キチまり!大好きです!
クトゥルフ神話を知るきっかけになったのは、漫画にもなった「ゆっくり妖夢と本当は怖いクトゥルフ神話」なんですけどね。
漫画の名前は違いますけど見つけました、是非とも買いたいところです。
あと間違いだらけのクトゥルフ神話も大好きですね。
ところで旧支配者のキャロルって知っていますか?
SAN値が下がり聞き慣れるとテンションがあがる曲、だと個人的に思っておりますwww。
旧支配者のキャロルの翻訳を見たとき白夜に一番似合う曲だな〜と思いました。
注意➕
白夜はもう存在自体がチートなのでヨグさんもアザさんもニャルさんも主従関係です。
なのでそんなの嫌だ!っていう方は何もせずにブラウザを閉じて下さい。
それでも良いよ、と言う心の広いお方はこれからもよろしくお願いします。
感想質問受け付けています!
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