星の爆弾が降る夏
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俺と愛花の家から15分位したところに、大きめの川がある。
そこの水はお世辞にも綺麗とは言えないが、夜景が綺麗なことで有名だ。暗いおかげで水の汚さは隠されるのだろうか。
そういえば幼い頃、愛花の捕まえてきたザリガニをあの川に放してやったようなないような。それも良い思い出だ。
「…ね、賢太郎」
「ん?」
「......いや、やっぱなんでもない」
「?そう、なら良いけど」
...ん?
愛花が自分の意見をはっきり言わないのはとても珍しい。いつもの愛花なら『やっぱり帰ろうか』なり『遅い』なり言ってくるのに。
なにかあったのだろうか。川についたら聞いてみよう。力になれると良いけど。
そうこうしているうちに目的地に着いていたらしく、通り過ぎようとしていた俺は愛花に止められた。
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