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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第二十四話  浦少佐!俺の胃袋は異次元だ!!その二

 悪田部の横にいる伊藤にだ、こう言ったのだった。
「どうですかね、そうしたサイトの立ち上げは」
「それで宣伝するってのは」
「俺達的には悪くないと思いますけれど」
「伊藤さんはどう思いますか?」
「そうですね、私もサイトを持っていますが」
 伊藤は二人から持ち掛けた相談に自分の経験から話した。
「普通のサイトではです」
「人が来ないですか」
「普通だと」
「はい、私は主人との生活をハンドルネーム、そして顔をぼかして公開しています」
「顔を、ですか」
「ぼかして」
「はい、コスプレをしたりしての夜の生活を画像、動画と共に毎日更新していますが」 
 よくあるアダルトサイトをというのだ。
「こうしたものは自然とアクセスが増えます」
「ああ、そういうのはですか」
「普通にアクセス増えるんですね」
「はい、普通のサイトやブログよりも」
 そうだというのだ。
「アクセスが上がります」
「ですか、アダルトですか」
「ネットはアダルトなんですね」
「じゃあ俺達も十八になれば」
「エロサイトやってみますか」 
 エロの前には当初の目的なぞいとも簡単に忘れる二人であった。
「妄想小説でも書きますか」
「人妻、未亡人、年上のOLさんとの秘密の関係」
「全部嘘にしても」
「そういうの画像付でやってみます」
「そうしたら人気出そうですし」
「それがいいかと。アクセスアップを目指されるのなら」
 特にアフィリエイトをやっているのならだ、まさにアクセス数の増加は命だ。それで伊藤も二人に話すのだった。
「アダルト、それもハードであればハードである程です」
「いいんですね」
「そうしたものですね」
「はい、そして毎日更新です」
 これも大事というのだ。
「更新しなくてはです」
「サイトはどうにもならない」
「人も来てくれない」
「何につけても更新」
「これが大事なんですね」
「相互リンクをしていくランキングにも参加してです」
 こちら大事だというのだ。
「外に向けて宣伝です」
「成程、ただアクセスアップを願うだけじゃなくて」
「努力することが大事なんですね」
「エロサイトを立ち上げるだけじゃない」
「そこで満足しないことですね」
「そうです、努力です」
 アクセスアップにはというのだ。
「努力は必ず実ります」
「ですか、じゃあ十八になればやってみます」
「ネカマの人妻になって不倫日記でも立ち上げます」
 二人はそれぞれの手を拳にして目を輝かせて言った。
「それかエロ動画サイトでもやって」
「アフィリエイトもやってみます」
「頑張って下さい」
 伊藤も微笑んで二人に言った。
「私は主人と二人で月何十万か稼いでいます」
「アフィリエイトで」
「そこまで」
「はい、ただ運もありますので」
 そこまで収入が得られる様になるにはというのだ。 
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