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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第二十二話 大庭少佐!作者はスキーで骨折しかけた経験あり!!その十五

「いいな」
「ああ、わかったぜ」
 尚武は兄に確かな声で答えた。
「それじゃあな」
「今からだ」
「仕掛けるか」
「ああ、ここでな」
 こう弟に言ってだ、こうも言ったのだった。
「作戦名サンドイッチだ」
「あれか」
「ああ、あれでいくからな」
「わかったぜ、兄貴」
「そういうことでな」
 こう二人で話してだ、そしてだった。
 二人は大庭の左右を囲んだ、そうしてから。
「喰らえ!」
「これが俺達の必殺技だ!」
「サンドイッチ!」
「喰らってくたばれ!」
 何処かの柱の男の様に言ってだ、そして。
 二人は大庭の左右からそれぞれショルダーチャージを浴びせた、観衆はその二人を見て何処かの男塾の黄金コンビの様に叫んだ。
「うおおおーーーーっ、何じゃあいつ等ショルターチャージしだしたぞ!」
「スキーでそれをやるか!」
「くそっ、何処まで汚い奴等じゃ!」
「うるせえ!だから勝てばいいんだよ!」
「ルール違反じゃないことはしていいんだよ!」
「だからだよ!」
「これ位いいんだよ!」
 こう言うのだった、だが。
 大庭は挟まれたうえでのショルダーチャージにも怯まない、そして。
 観衆にだ、こう言った。
「私はこの程度では倒れません!」
「おお、流石は少佐!」
「素晴らしい!」
「ではこいつ等の卑劣な攻撃にも動じない!」
「全くですね!」
「はい!」 
 強く確かな返事だった。
「ご安心下さい!」
「よし、少佐勝って下さい!」
「そんな汚い手に負けないで下さい!」
「このままです!」
「今回こそ日帝衆の勝利!」
「それが見えて来たぞ!」
 観衆は大庭の言葉に喜びにお声をあげた、そして。
 彼への歓声を大きくさせた、だが。
 二人も負けるつもりはなかった、それで。
 尚智と尚武は大庭を挟んだままだ、目で会話をした。
(よし、ここはな)
(ああ、サンドイッチで駄目ならな)
(別の手段だ)
(それでいかないとな)
(サンドイッチだからな)
 ここでもまだこれにこだわる。
(サンドイッチの中に入れるものを使おうぜ)
(調味料だな)
(ああ、それを使おうぜ)
(そうだな、じゃあな)
(やるぜ兄弟!)
(おうよ!)
 二人で目で会話をした、双子だけあってまさに以心伝心ツーカーのやり取りであった。このやり取りの後で。
 二人は滑りつつだ、その手にあるものを出した。それは。
「喰らえ俺達の必殺技!」
「虹のモード!」
 柱の男の様にだ、また言ったのだった。
「塩!胡椒!唐辛子!」
「山葵!醤油!ソース、マヨネーズ!」
 そうした調味料をそれぞれ二人はその手に出した。
 そしてだ、その調味料をだった。
 まだ挟んでいる大庭の顔に向けて放った、その調味料に香辛料達がだった。 
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