戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第二十二話 大庭少佐!作者はスキーで骨折しかけた経験あり!!その十三
「それが俺達のやり方だよ!」
「いつも倍返しが信条なんだよ!」
「そこは銀行員さんと一緒だ!」
「女の子でも容赦しねえぞ!」
「特にブスにはな!」
「ブスには何の容赦もしねえ!」
そしてそのブスの基準とは。
「俺達を嫌う女は皆ブスだ!」
「俺達のこと好きにならない女は邪魔なんだよ!」
「ちなみにここ笑うところだからな」
「草加雅人の台詞だ!」
さりげなくかつ露骨にネタを入れることも忘れない。
「というか世の中美人少ないにも程があるだろ!」
「どいつもこいつも俺達を下衆だの外道だの言いやがって!」
「それが主役に対する態度か!」
「主役は敬え!」
「応援しろ応援!」
「グッズが出たら買いやがれ!」
アニメ化の際はコミカライズした漫画版とブルーレイも忘れてはならない。
「それがモブの義務だろ!」
「モブが偉そうにするな!」
「うわ、モブ差別って」
「もうないわ」
「こんな最低な言葉はじめて聞いたわ」
「よう言えたわ」
「ほんまやな」
松浦さん達は二人の言葉にまた引いて言った。
「ここまで最低って」
「最低の最低の最低やな」
「もう原発事故起こした元首相レベル」
「ミスター最低人間や」
「だからうっせんだよ!」
「何だそのミスター最低人間って!」
両者の言い合いは続く。
「手前等顔は覚えたからな!」
「そこから個人情報割り出してやる!」
顔からそれをするというのだ。
「そして手前等全員の家に恐怖新聞送ってやる!」
「ポルターガイストか死神に連絡してな!」
「それで百日寿命縮めろ!」
「一回だけにしてやるから感謝しろ!」
「鬼形さんが送り届けてくれるからな!」
「鬼形さんに挨拶してろ!」
こう中指を突き立て続けたまま抗議してだった、二人はスキーの用意をした。そしてそのうえで大庭に言うのだった。
「じゃああんたに恨みはないがな」
「勝たせてもらうぜ」
こう言うのだった。
「いいな、じゃあな」
「覚悟しておけよ」
「そして勝ってな」
「俺達がな」
もう勝ったつもりでいる。
「仲根かすみさんの写真集ゲットだ」
「DVDもな」
「しっかりとな」
「手に入れてやるぜ」
「そしていつもの芸術鑑賞だ」
「それを楽しむぜ」
ティッシュも用意してだ。
「年上の人のお尻な」
「あのお尻のラインがいいんだよ」
「ビバ仲根かすみさんのお尻!」
「やっぱり、お尻は最高だぜ!」
「とにかくだ」
大庭はヒップラインにも燃える二人に突っ込みを入れた。
「スキーだな」
「ああ、そうだよ」
「俺達が今から勝ってやるからな」
「その首はもう洗ったか?」
「風呂に入って身体は清めたか?」
さながら切腹前の様にというのだ。
「俺達が勝つからな」
「例によってな」
「さあ、はじめるか!」
「俺達の勝利を祝う応援歌歌え!」
「死ねボケ!」
応援歌の替わりにいつもの罵声が来た。
「こけて骨折して負けろ!」
「遭難して熊に食われろ!」
「六甲にいる牛女に成敗されろ!」
「今度こそ負けろ!」
石やゴミまで飛んで来る豪華な応援歌であった、その応援歌に中指を突き立てて応えながらだ。二人は。
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