ダンジョンに転生者が来るのは間違っているだろうか
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
ダンジョン
前書き
更新に間が空いちゃって、ほんと申し訳ない!
てか、日間と週間で一位とってたことに驚いております!
不定期更新ですが、できるだけ間が空かないように頑張りたいと思っていますので、応援よろしくおねがいします!
追尾 この作品は深井波乃上様作、『ダンジョンに復讐を求めるのは間違っているだろうか』とコラボしています。まぁ、毎回そう、ということではありません。キャラが出てきたりとかそんな感じですね。
盗作じゃないよ? ちゃんと深井さんと二人で決めたんだよ?
「ハァッ!」
襲いかかってきたゴブリンをスウィードが袈裟斬りで、斬り伏せる。
場所はダンジョン、その二階層。
「スウィード! まだ来るよ!」
「はいっ!」
通路の奥から現れる三匹のゴブリンを視界に入れたスウィードが己の武器である七〇Cの刀、【烈】を構えた。
「パディ、スウィードに三匹は荷が重い。 一匹頼めるかい?」
「畏まりました」
ハーチェスさんの隣、大きなバックパックを背負った執事服(実は、これも立派な戦闘服である)のパディさんは、指示が出るその前から左腕に装着したボウガン、【アルゥト】を構えていた。
ボウガンから射出された矢は真っ直ぐに飛び、見事に最後尾にいたゴブリンの眉間に突き刺さる。
「スウィード! 同時になんて考えないで! 常に一対一を心がけるんだ!」
「は、はいっ!!」
その返事に、よし、と満足そうに頷くハーチェスさん。
スウィードの方も危なっかしいが、言われた通りにゴブリンを一匹ずつ相手にしている。
流石、皆が認めただけのことはあるというものだ。
実際、ここ数日はスウィードに刀の扱いを教えていたりしていたが、えらく吸収が早い。
西洋剣に比べて、純粋に斬るためだけの武器だから習得には時間がかかるかなぁ~とは思ったいたのだが、かれは嬉しい誤算であった。
只今【バルドル・ファミリア】は団員全員での小遠征の真っ最中。今回は二十四階層を目指し、金稼ぎ、そしてスウィードの育成とダンジョンがどんなものか体感してもらおうという魂胆があったりする。
で、手始めにゴブリンやコボルトが出てくるニ~四階層まではスウィードを主軸として、ハーチェスさんがソロ戦闘におけるアドバイスを、パディさんが対処しきれない分のサポートをおこなっているのだ。
何故にソロ戦闘と思われるかもしれないが、この先、きっとスウィードは一人でダンジョンに潜ることもあるかもしれないという団員皆の意見によるものだった。
「セイッ!」
『ギギャッ!?』
と、俺が思考に浸っている間に、スウィードが二匹目のゴブリンを仕留めてしまう。
刀の扱いがなかなか様になっており、キラキラした目で、式さん!どうでした!と聞かれたので素直に誉めると、スウィードは一五歳の年相応の笑顔を浮かべていた。
「スウィード、気を抜かないで。 パディ、魔石の回収を」
「ええ。 もう終わらせていますよ」
頼んだ、と続けようとしたハーチェスさんだったようだが、パディさんはいつの間にかゴブリン達の体から小さい魔石の欠片を回収しており、ゴブリン達の死体は灰と化していた。
「……相変わらず、仕事が早いね」
「執事ですので」
いつもの台詞を口にしたパディさんに、そうか、と苦笑いを浮かべるハーチェスさんだったが、直ぐに俺達に指示を出して三階層へと向かう。
先頭はスウィードが務め、その後ろをパディさん。後は皆自由に並んでいる。(流石に、魔導師であるリリアさんぎ最後尾ということはなかったが)
ハーチェスさんも、四階層まではこの布陣でいくつもりらしく、俺達は手を出さないように言われている。
「暇っすね~」
「仕方ないわよ。 今はスウィードの実戦経験を積まなくちゃだし。 まぁ、物足りないのは同意よ」
「フッ、ではこの僕を見ておくといい。 この美しさに、時間も忘れて見惚れてしまうだろうからね! あぁ!こうして仲間の目も釘付けにしてしまうなんて、僕は僕のこの美しさが怖いよ!」
「長ぇよ、ちょっと黙ってろ」
「…………」コクリ
「フッ、嫉妬はよくないな、ヒル」
「皆さん、本当に自由なことで……」
一応、三階層だけど、ダンジョンだきらね?ここ。
「……四匹来ますよ」
「構えて、スウィード」
「は、はいっ!!」
腰に帯刀していた【烈】を抜こうとしたスウィードだったが、その動きは、ハーチェスさんの待てという言葉に止めさせられた。
「一度、弓を使って二匹仕留めてみて」
「え? あ、はい」
団員の中でサポーターも務めているパディさんから弓、【ハント】を受け取った。
ちなみに、先程の【烈】も、この【ハント】も、今スウィードが身に付けている防具も含めて、全てこのダンジョンの上、摩天楼の四階~八階にある【ヘファイストス・ファミリア】のテナントで仕入れたものだ。これ、俺達先輩組からのプレゼントだったりする。
俺達の資金からして、もっといいものを買ってやることも出来たが、ハーチェスさんの武器に振り回されるようではダメだからね、という言葉によって、テナントで買ってやったのだ。もちろん、本人の希望を含めてだ。あ、【烈】は俺からね。
流石に、【物干し竿】みたいにバケモノ長いのは遠慮していたが、やはり刀は使いたいとのことなので頑張って撰んだ。お値段、一七〇〇〇ヴァリス。
ギリギリと弓の弦を引き絞るスウィード。
やがて、通路の奥から姿を現した四匹のコボルト、その先頭にいた個体に狙いをつけ、矢を放った。
『ガウッ!?』
見事に胸に突き刺さった矢は、核である魔石を破壊したのだろう。短い鳴き声を上げたコボルトが灰となる。
一瞬、何が起きたのか分かっていなかったコボルト達だったが、すぐにそれがスウィードのせいだと視認すると唸り声を出して駆け出した。
だが、スウィードはそんなコボルトを気にかけずに、すぐ次の矢を構えていた。
放たれた二本目の矢は、今度はコボルトの目に突き刺さる。だが、先程よりも溜めが短く、威力が落ちていたようで倒すまでには至らない。
これ以上は無理だと判断したスウィードは弓をパディさんに放り投げて直ぐに腰の【烈】を抜く。
パディさんはいつでも援護できるように【アルゥト】を構えているが、ニコニコとその戦いを眺めていた。
ーーーーーーーーーー
で、俺達は今七階層。
予定通り、四階層まではスウィードを主軸として進んできたが、そのした、五階層、六階層では、パディさんも積極的に援護を行っていた。
六階層でウォーシャドウの群れに遭遇したときは焦ったが、スウィード、パディさんに加えて、うちのLv3であるヒルさんが遊撃に入ったため、なんなく制圧。
その後は順調に歩みを進め、 七階層へと進出した。
『ギギィッ!!』
「クッ……ソッ!!」
主にここ、七階層に出現するキラーアント。赤一色に染まった大きな蟻であるが、その甲殻は鎧のように硬く、今までのゴブリンやコボルト達とは比べ物にならない。
更に、ピンチになると仲間を呼ぶ習性を持ち、冒険者の間でも『新米殺し』と呼ばれているモンスターである。
案の定、スウィードもその防御力に苦戦を強いられているようだ。
パディさんはバックパックを俺に預け(小遠征のため、全員分の食料なんかがはいっているのでかなり重い)自らも愛用の刃渡り二〇C程のナイフ、【リッパー・ジャック】を構えて前線に出ていた。
こうして、俺や他の人に荷物を持たせることに納得はしていないのだが、流石に、バックパック背負ったまま戦わせるのはダメだというハーチェスさんの言葉によって渋々といった様子だ。
実際、全員がすでにLv3となっている中、パディさんがようやく最近Lv2になったのもこういった事情があるからだ。
「ガラァァァァ!!」
「ちょっと! 犬! 好き勝手に跳ね回らないでよ!!」
「リリア、あれは言っても聞いてないっすよ」
「……」コクリ
で、スウィードとパディさんのいるのと反対側。こちらではうちのLv3であるヒルさん達が大量のキラーアント相手に立ち回っていた。
前衛にデルガさんとアルドアさん。遊撃にヒルさんと後衛にリリアさん。
こうして、皆が戦っている間に、格好とかの説明を入れておいた方がいいだろう。
まずスウィードは、胸、肩、脚、手甲の軽装に刀、【烈】を装備。
パディさんは先程もいった通り、執事服。今は俺が背負っているが身の丈よりも大きなバックパックを背負うサポーターの役もこなしている。
そして、そな幼馴染みのヒルさんだが、こちらは上下黒のインナーに黒のヘアバンド白銀の軽装を必要最低限身に付け、両腕それぞれに四つの刃が付いた同じく白銀の武器、鉤爪である【クロー・シン】
うちの紅一点にして唯一の魔導師であるリリアさんは青い戦闘服に白いローブを纏い、先端に青玉のついた白色の杖、【フォースト・スリープ】を手にしている。
無言で黙々とキラーアントを狩っているデルガさんは分厚い鎧を着込み、二Mを超すハルバート、【アースブレイカー】
小柄な体躯を生かして、駆け回るアルドアさんは赤と黄色の目立つ戦闘服に赤のマントを羽織い、全長二Mの銀色の十文字槍、【フェンスロッコ】
俺の隣で自己陶酔に浸るバカは白に金の刺繍が施された戦闘服に、その上から金の装飾が散りばめられた軽装、そして腰には装飾過多のレイピアである【ロイヤルレイピア】
我らが【バルドル・ファミリア】団長であるハーチェスさんは、オーソドックスに鉄色の鎧に、兜。左腕には直径八〇C程の盾、【ギオルグ】に、その内側に収納されている七〇C程の刃渡りを持つ片手剣、【ベオルグ】。
ついでにいっておくと、この【ギオルグ】は青で縁取られ、その中央に【バルドル・ファミリア】のエンブレムめある、交差した槍に重なる光の円環が描かれている。
で、最後は俺。簡単に言えば、Zeroのランサーさんの格好の上からstaynightのアサシンさんの着物を着込んでいる。
実にいい。注文通りである。
「【穿て、穢れなき清き水よ】」
後衛で杖を構えたリリアさん。そこ足元に青い魔法円が浮かび上がる。
「【アクアバレット】!」
リリアさんの前に形成されたのは水の弾丸。
それはアルドアさんに襲いかかろうとしていた一匹のキラーアントに狙いを定めると、勢いよく射出される。
ドンッという鈍い音が響き、飛来した水の弾丸によってキラーアントは弾き飛ばされた。
「助かるっす! デェヤッ!!」
『ギィッ!?』
丁度弾き飛ばされて宙に浮いていたキラーアントをアルドアは槍の一突きで灰へと変える。
「おい! アルドア! 何勿体ないことしてんだよ!」
「すまないっす! でも後悔してないっす!」
文字通りの俊敏な動きで通路を飛び回っていたヒルの文句も何のその。アルドアには、こういった文句は通用しない。
「さ、根性だすっすよ!!」
「チィッ! この根性やろうが!」
「…………」コクリ
巨大なハルバートを振るっていたデルガも無言で頷いた。
ーーーーーーーーーー
無事にキラーアントを仕留めたのだが、数が数なため、パディさんの魔石回収作業には少し時間を要してしまった。それでも、あの数を少しの時間で回収し終えてしまうパディさん、マジでヤベーということなのだが、本人にそのことを伝えると、いつもの笑顔で「執事ですから」といつもの台詞を返されてしまった。
まぁ、そんな余談話はおいといて、だ。
俺達はその後十階層、十一階層、十二階層とテンポよく進んでいき、『上層』を突破した。
ここから先は『中層』となる十三階層。
ハーチェスさんの指示のもとで布陣を変更し、今度はLv3を主軸とした陣となった。
前衛にアルドアさんとデルガさん、遊撃にヒルさん、後衛は魔法のリリアさんとボウガンのパディさん。不測の事態に備えてエイモンドさんも遊撃として動き(この時のヒルさんの顔は凄く嫌そうだった)、ハーチェスさんは指示。俺はスウィードと共に陣の真ん中に位置取っている。
「それじゃ、皆。 気を引き締めて行くよ」
「はいっ! ハーチェス様、私はどこまでもあなたについていきますわ!」
「リリアは元気っすね~」
「何故、こいつと組まなきゃならねぇんだ俺は……」
「フッ、この僕を間近で見られる君は、凄く幸運だね」
「…………」
皆が思い思いに話しているが(一人は除く)、それでも陣は崩さずに通路を進む。
この階層から、ヘルハウンドやアルミラージといったモンスターが出現してくる。
特に、ヘルハウンドは『放火魔』の異名を持つモンスターで、口から火炎攻撃なんか吐いてくるのだ。
ハーチェスさんと二人で潜っていた頃は、なかなか苦戦した相手だ。
まぁ、そのあと入ってきたバカのおかげで楽にはなったが……エイモンドさんのおかげと思うのが癪である。
「あ、あの、式さん……」
「ん? どうした?」
昔のことを思い出していると、隣を歩くスウィードが恐る恐るといった様子で話しかけてきた。
「さ、さっきの、上層。 俺、ちゃんと戦えてましたか?」
「ああ、なんだ。それか。 そらなら、心配ねぇよ。逆にあれだけ戦えてたことに驚いたくらいだ」
「ほ、本当ですか!」
パァッ!と笑顔になるスウィードに、ああ、本当、本当。と返す。
それを聞いたスウィードは先程よりもご機嫌な様子で歩く。心なしか、足取りが軽いようにも見えた。
「……どうやら、お出ましのようですよ」
「よし、デルガ、アルドア。二人とも前は頼んだよ」
「任せるっすよ、団長!」
「……」コクリ
槍とハルバートを構える二人。
その二人の前に現れたのは、三匹の兎だった。
「アルミラージっすね。 デルガ、いくっすよ!」
「……!」コクリ
前衛二人が前に飛び出していく。
アルミラージは白と黄色の毛並みに、ふさふさの尻尾、額に鋭い一角を持ったモンスターだ。
見た目はまんま兎。だが油断することなかれ。
こんな可愛い見た目と裏腹に、こいつら、かなり好戦的な性格をしてやがるのだ。
トマホークを装備しているのがその証拠である。
「ヨイッショォ!!」
『キャウッ!?』
槍の間合いを生かし、アルドアさんの突きがアルミラージの体へと突き刺さる。
ほぼ体格が同じくらいなのだが、アルドアさんはそんなことは関係ないとばかりにそのままアルミラージを別の一匹へと叩きつける。
『キィィッ!?』
真横からの攻撃に反応が遅れたアルミラージは槍に刺さったままの仲間と衝突、その際、十文字槍である【フェンスロッコ】に取り付けられた枝刃が深い傷を残した。
「……」
『ギィャッ!?』
対して、デルガさんは一撃必殺。
兎のように素早いアルミラージに翻弄されているように見えたデルガさんだったが、アルミラージが着地し、跳ぼうとしたその瞬間に重量武器とは思えない速度でハルバートが降り下ろされた。
地面に陥没を作る程の威力を持ったLv3の攻撃にアルミラージが耐えられるはずなく、魔石も残さず文字通り消滅した。
「っ! 横の通路からです!」
と、そこでパディさんがなにかを感じ取った。
丁度スウィードが立つその隣の通路。
三〇M程離れた場所にそいつがいた。
「っ! へ、ヘルハウンド!?」
「スウィード! 後ろにこいっ!」
咄嗟にスウィードの肩をつかんで俺の後ろに引っ張る。
『放火魔』の名を持つ犬型のモンスター、ヘルハウンド。
だが、ヘルハウンドが火炎を吐く前に動いた人物がいた
「ガラァァァァァァ!!」
獣のような咆哮をあげ、ヘルハウンドに肉薄する狼人の青年。
両手に装着されたクローが計八つの銀の線を描いた。
直後、ヘルハウンドの体が崩れ落ちる。
「ど、同族殺しっ!!」
「違ぇよっ!! 変なこと言うんじゃねぇ!色ボケエルフ!!」
「リリアさん、ここ、ボケるとこじゃないですよ……」
「あら、ごめんあそばせ?」
オホホホホ、と冗談目かして笑うリリアさんに、ヒルさんの方もちょっとお怒りのご様子。
だが、それをやるなら十八階層に着いてからにしてもらいたい。
ーーーーーーーーーー
「あ、あの……」
「ん? スウィード、どうした?」
十七階層に降りる直前、スウィードが緊張した面持ちでハーチェスさんに問いかけた。
「つ、次は、あの『迷宮の孤王』、ゴライアスの階層なんじゃ……」
あ、なるほど。
スウィードはそれを心配してたのね。
迷宮の孤王。絶命しても直ぐには出現せず、一定周期の間隔を要するモンスターて、決まった階層を1ぴきで徘徊する特別なモンスター。
このした、十七階層に出現するゴライアスは公式推定Lv4のモンスターだ。
「スウィード、心配しなくていいよ。 僕らが来る前に、あの【ロキ・ファミリア】が遠征を行っている。 ゴライアスは二週間しないと出てこないから今は大丈夫だよ」
「そ、そうですか……」
迷宮都市オラリオ。そのオラリオにある最大派閥の二つのうちの一つ、【ロキ・ファミリア】。
Lv6の冒険者三人に、Lv5の冒険者を四人その他にも多数上級者冒険者(いわゆるLv2以上)を抱えるファミリアだ。
俺も大体原作は知っているが、確かもうすぐ【剣姫】アイズ・ヴァレンシュタインがLv6になるんだっけか?
もう五年前の記憶をたどり、そんなことを考える。
だが、あれだな。一度でいいから【ロキ・ファミリア】の奴と手合わせをしてみたいものだ。
「それにね、スウィード」
少し危ない考え事をしていると、更に、スウィードに続けるハーチェスさん
「過去に僕ら、【バルドル・ファミリア】も、ゴライアスは討伐しているんだ。 だから、もし現れても大丈夫だよ」
「……………えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?」
少しの間が空いて、スウィードの驚きの声が響き渡る。
そりゃそうだ。普通大人数で討伐するようなモンスターをたった八人で討伐したというのだ。驚かない訳がない。
「ほ、本当なんですか!?」
「ああ。 だよね、式」
「まぁ、確かにそうっすね」
つっても、その頃には俺もハーチェスさんもエイモンドさんもLv4だったし、他の面々もLv2、3にはなってた。それに、宝具もあったしな。
主に俺が神威の車輪使ってタゲをとってたんだけど。
「まぁ、そういうわけで、心配することはないもないよ。 十七階層を抜けたら、直ぐに十八階層、【迷宮の楽園】だ。一度、そこでここまでに出た魔石とドロップアイテムを換金して二十四階層に向かう。 皆、いいね」
全員がハーチェスさんの言葉に頷いた。
「よし、それじゃぁ出発だ。 スウィードは初めてだろうし、きっと驚くと思うよ」
「は、はい! 楽しみです!」
【バルドル・ファミリア】は十七階層をなんなく通り抜け、続く十八階層まで進む。
俺は久し振りに赴く【リヴィアの街】を楽しみにしながら、後に続いた。
後書き
一応、キャラの容姿の説明を
式 黒髪黒目 172C
ハーチェス 金髪碧眼 178C
リリア 銀髪碧眼 164C
デルガ 茶髪茶目 162C
アルドア 赤髪金眼 135C
パディ 緑髪緑眼 175C
ヒル 青髪青眼 174C
スウィード 茶髪緑眼 163C
っと、まぁこんなもんですかね
ページ上へ戻る