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ハイスクールD×D大和の不死鳥

作者:sou×yuki
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35新たな仲間



◇真名



コカビエルとの戦闘後、ゼノヴィアは神の不在を聞いた所為か糸がほぐれたように倒れてしまい、イリナを含めて私達の家で看病することに。


ゼノヴィアとイリナが目覚めてから、数日後――。

 放課後の部室にやって来た、私といのりと祭とアーシア。部室のソファーには外国人の女の子。

「やあ、赤龍帝に白龍皇」

 緑のメッシュを入れた女の子――ゼノヴィアが駒王学園の制服に身を包んで、驚く私達に挨拶をした。

「なんでゼノヴィアさんが!?」

 バッ!

 ゼノヴィアが背中から黒い翼――悪魔である証をだした。

 ゼノヴィアがふんと鼻息をつきながら言う。

「神がいないと知ったんでね、破れかぶれで悪魔に転生した。
リアス・グレモリーから『騎士
ナイト
』の駒を一ついただいて悪魔に転生した。ーーデュランダルが凄いだけで、私自身はそんなでもなかったらしい。ついでにこの学園にも編入させてもらった。今日から高校2年生の同級生でオカルト研究部所属だ。よろしくね、いのりさん♪」

「…………」

「いのり?」

「……………」

あ~これはダメだ、あの日からいのりはたまに上の空を向いていた……それに綾瀬とツグミも……多分あの日ヴァーリと来た黒いコートを着た奴の所為だわ…………ヴァーリが黒いコートの奴の事〝シュウ〟と呼んだ所為ね。

「いのり、きこえてる?」

いつの間にかヤマトがいのりの隣にいた、駒王学園の〝制服〟着てその後ろには綾瀬とツグミが同じく駒王学園の〝制服〟を着ていた。

「ヤマト?どうしたの?」

ヤマトには反応した解せぬ

「人が話している時はしっかりきこうね?」

「……ごめんなさい………」

「それはいいとしてヤマト、綾瀬、ツグミはどうして駒王学園の〝制服〟を着ているの?もしかして……」

私の予感は的中した

「綾瀬さんとツグミさんは駒王学園に編入するから、俺は昔の服が残っていたから着てみただけ。似合ってるでしょ?」

どや顔をしてくるヤマト……殴りたい……

「それじゃ、いのりの調子が悪いから帰るわ。」

「そうみたいね。お大事にね」

「……私は……」

いのりが何か言い終える前に旧校舎から転移される。


◇いのり

コカビエル戦が終わった、あの日最後にコカビエルを回収しにきたヴァーリと黒いコートの青年……帰り際にヴァーリが青年の事を〝シュウ〟と言った……聞き間違い?それとも同名?もしかして……………あの日からずっと考えてしまっている。

「シュウ……………」

涯に続いて綾瀬、ツグミ…………考えていたけど………本当にシュウなの?顔は隠れていたからよく見えなかった………青年に見えただけ……ヴァーリといたから堕天使側?本当はしたくないけど……ヤマトの話しだとイッセーが堕天使の総督アザゼルに接触する。悪魔稼業して見ようかな……



続く 
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