ハイスクールD×D大和の不死鳥
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34決戦!final
◇ヤマト
この世界でもコカビエルがリアス達に『神の不在』を口にした時俺の中から神々しい力があふれ出し始めた
「何度でも答えてやるさ!神なら居るさ!幻想でも幻でも無い神がな!」
俺の〝力〟がそう訴えていた。
う
「な、なんだこの魔力!?こんなに神々しい魔力は知らんぞ!?貴様何者だ!!!」
「俺は『聖神〝ゴッドフェニックス〟』のヤマト!身内に優しい神だ!」
俺は神の衣を纏い黄金の羽を広げた。
◇いのり
『俺は『聖神〝ゴッドフェニックス〟』のヤマト!身内に優しい神だ!』
ヤマトは神々しいオーラを放つ衣を着て黄金の羽を広げていた。
「『!?』」
「「「「「!?」」」」」
これに関してはさすがに私達も驚いていた。私達が知っていたヤマトは『最も神に近く最も神に遠い存在』だった、ヤマトは神に最も近い〝聖天獣〟で最も遠い〝超最上級悪魔〟だったから………
「『あっ……』」
私と真名は同時にあることに気が付いた、この戦いの時〝ヤマトから人間の気配しか(184話・いのり章30話参照)〟しなかった。
「有り得ん!有り得んぞ!貴様が神だと?ふざけるな!神はもう存在しないはずだ!」
「神は人の中に生きている!人が神を信じているかぎりな!」
「ふざけるな!!」
コカビエルは無数の光槍をヤマトに放つ。
だが――
「………温い」
「ッ!?馬鹿な!?」
無数の光槍はヤマトに当たる前に消滅してしまう。
「当たり前だ、貴様では傷一つ付けることはできない………さて、ここからは俺が出るところでは無いな。あとは任せるよ?」
「『わかってるわ!』」
ヤマトはアーシアと祭のそばに移動した。
「『次で終わらせるよ?』」
私達がコカビエルに接近しようとしたとき
「悪いがそこまでよ」
ーー空から突然声が聞こえて、私は足を止める。
空から聞こえてきた声とほぼ同じタイミングで、シトリー眷族が張った結界が破られる音が聞こえた。
ヤマトの話しでは〝白龍皇〟が来ることになるがここでは白龍皇は真名……さて何がくるのかな?
降りてきたのは黒いコートを着た見た感じ青年とた青白い全身鎧
プレート・アーマー。間違いなくヴァーリだ
「『青い眼龍か』」
コカビエルは歯軋りをするかのような声色で、白い全身鎧
プレート・アーマー
で身を包んでいる者の正体を告げる
「眼龍が二天に惹かれたか」
「どうでいいよね?それにしても汚い羽根。まるで鴉みたい。ううん、鴉のほうがよっぽど美しいわね。アザゼルの羽根は常闇のように黒かったわよ?」
気がつけばヴァーリはコカビエルの羽根をむしりとっていた。半数の羽根を持っていかれたコカビエルは激昂する。
「おのれ、よくも俺の羽根を!」
「まだ翔ぶつもりでいるの? 天から堕ちたというのに」
「バ、バカな……この俺が、なぜ……」
「なに? その後は? そんなはずはない、かな? 愚かだね、コカビエル。仲間内の強者を任務に送って邪魔にならないようにしたんだろうけど――甘いね。あんたはアザゼルに連れて帰るように言われているんだ。わたしはあんたのだした温い任務なんてすぐ終わったよ」
「貴様! そうか、アザゼル――おのれ、アザゼル! お、俺は!」
「黙れ」
ゴスッ……
たった一撃で、コカビエルは崩れ落ちた。それをヴァーリは転移魔方陣――グリゴリの系列のもの――を使い、コカビエルを転移させた。
「……で。そこの白髪。どうすんの?」
すでにフリードは目を覚ましていた。
「蒼眼に逆らうほど、俺っちは馬鹿じゃないのよねー。ほら、俺っちはか弱い人間様だし?」
「そう。白髪に伝言だよ。アザゼルから。『俺の元で鍛えてやる。追放するには惜しい』だってさ。あんたも送るよ」
「……恩に着る」
フリードはそう返事すると、転移させされた。
「やることも終わったし帰るよ……………
シュウ……」
「え…………待っ……………」
私が最後まで言い終える前に二人は転移してしまった。
続く
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