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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第二十一話 角田大尉!作者は競馬はしない!!その六

「汚職も暗殺もな」
「そこが違いますよ」
「いや、暗殺もって」
「それ正義の味方の司令の言葉じゃないですよ」
「もうそれこそ」
「そうか、だが気にする必要はない」 
 スルーしろというのだ、そのヒーロー側の司令役としての立場を逸脱している行動も。
「君達もな」
「そういうものですか」
「何か日帝衆の方が正義っぽいですけれど」
「作者もそういう風に書いてますし」
「俺達や悪田部さんが外道でも極悪人でもですか」
「気にすることはない」
 この作品においてはというのだ。
「そういうことだ、ではだ」
「では、っていいますと」
「今度のお話は」
「君達の今度の相手は空軍衆だ」
 唐突に本題に入った。
「そして競技は競馬だ」
「空軍で競馬ですか?」
「陸軍衆ならわかりますけれど」
「それで何で競馬なんですか?」
「ちょっと違うんじゃ」
「いや、かつての空軍の軍服もだ」
 それもと言う悪田部だたt。
「かつては乗馬ズボンだったのだ」
「陸軍と同じくですか」
「そうだったんですか」
 太腿の部分がかなりゆったりとしているズボンだ、乗馬の時に服の傷みを抑える為にそうした構造になっている。
「そういえば空軍は陸軍から出てますね」
「そっからの派生でしたね」
 陸軍航空隊からのだ。
「空自さんはまた違いますけれど」
「あそこは陸軍さんと海軍さんの航空隊の合併ですからね」
「おおまかに言ってそういう組織ですから」
「また違いますけれど」
「大抵の空軍はそうだ」
 陸軍航空隊が独立したものだというのだ。
「アメリカ軍j然りだ」
「ですね、アメリカ空軍もですよね」
「第二次大戦中まで陸軍航空隊ですから」
「それで、なんですか」
「空軍衆でも乗馬なんですか」
「そうだ、陸軍だからいいのだ」
 そうなるというのだ。
「これが海軍衆なら流石に問題だが」
「まあ海軍は幾ら何でも」
「馬には乗らないですね」
「ボートを漕ぐことはしますけれど」
「馬はないですね」
「海で馬には乗れない」
 自明の理である。
「だから幾らいい加減な作者でもそれはない」
「この作品スポーツ対決になっててもですね」
「流石にその辺りは考えてますか」
「海軍で馬はない」
「そうなんですね」
「そうだ、とにかく君達は今回は馬に乗る」
 そうなるというのだ。
「健闘を祈っている」
「ううん、車はありますけれど」
「ハングオンなら」
「けれど今ははじめてですから」
「ちょっと不安ですね」
「まあそう言ったらいつもですけれどね」
「いつもはじめてですけれどね」
 二人と日帝衆の戦いはだ、実際に殆どの競技がはじめてだ。経験があるものはそれぞれの部活である剣道と柔道だけだ。
「それでも毎回勝ってますから」
「今回もそうしますか」
「私は手段は問わない」
 これまた実に悪田部らしい言葉である。 
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