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歌集「春雪花」

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 金色の

  光纏いし

   暁は

 叶わぬ想いを

   抱きしものかな



 朝の目映い光…暁に見える輝きは、叶わない恋心すら包み込んでしまう…。

 ただ一時でも…たとえ癒せなくとも…。

 けれど…彼への想いまでは忘れさせてはくれない…。



 目を覚まし

  君のなき今

   噛み締めし

 生きる術をば

    われ探したり



 目を覚ます度に…最初に彼のことを考えてしまう…。ここには居ない彼のことを…。
 そして、私は彼の居ない今日をどう生きようか…淋しさに堪ながら考える…。

 こんな哀しみに暮れる毎日…どう生きろと言うのだろうか…?



 
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