戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第二十話 日高大尉!居合もやるぜ!!その十八
「終わってたまるか!」
「俺達はまだまだ活躍するんだよ!」
「そして金儲けてくんだよ!」
「アイドルや女優の写真集、DVDもゲットしていくに決まってるだろ!」
「幾ら何でも作中のキャラが打ち切り願うな!」
「そんなの前代未聞だぞ!」
「何言ってんだ、次回から日帝衆が主人公になるんだよ」
それに対する観客の反論はというと。
「日帝衆の清く正しく美しい話がはじまるに決まってんでしょ」
「ジャスティスカイザーの汚くて悪くて醜い話は今回で終わり」
「次回からは正統派ヒーローもの」
「健全な作品になるのよ」
「けっ、何が正統だよ何が」
「勝った奴が正しいんだよ」
何処までも性根が腐っている二人だった。
「それで何だよ」
「正統派とかこの世にはねえんだよ」
「正統派でも勝たないと意味がないんだよ」
「そんなの何の役にも立つかっての」
「割礼前のある場所みってなものなんだよ」
こう言う始末だった、そして。
二人も竹を斬る、どちらも日高と同じ位見事だが声援ではなく舌打ちで迎えられた。
「ちっ、上手だな」
「技だけはあるんだよな、こいつ等」
「性根は腐りきってるのに」
「本当にテクニックとパワーだけはあってな」
「毎回負けないんだよ」
「だから手前等に教えてやるぜ」
「勝てば官軍ってことをな」
こう返す二人だった、そして。
日高と勝負を続けていく。刀から気を放ったり様々なものを斬っていきその剣技を披露する。それはまさに互角だった。
だが、だ。何とここで。
日高はダイヤの兜を真っ二つにしてみせた。これこそ。
「おおっ、あれこそは」
「まさに剣術の奥義」
「兜割りではないか」
「流石は日高大尉」
「それが出来るとは」
「この勝負勝った」
「あの人の勝利だ」
誰もがそれをしてみせた日高の勝利を確信した、しかし。
二人はだ、まだ言うのだった。
「負けるか!」
「勝負はこれからなんだよ!」
「見ろ、俺達だってな!」
「この通りだ!」
二人もダイヤの兜を両断してみせた、だが。
二人についてはだ、観客達はまずはだった。
「ちっ」
露骨に舌打ちをした、そしてこう言ったのだった。
「決めるなよ」
「何で御前等まで出来るんだよ」
「ここでしくじっていれば」
「それで終わったってのに」
「何で出来るんだよ」
「それはないだろ」
「失敗しろ、失敗」
こう言うのだった、だが。
二人は悪びれずだ、係員の人達に叫んだ。
「おら、次だ!」
「早く次持って来い!」
「次で決めてやる!」
「俺達の勝利でな!」
「早く持って来ないと酷いぞ!」
「御前の家の前で犬にうんこさせるぞ!」
今度はこんなことを言う始末だった。
「玄関のところでゲロAA辞書:吐くぞ!」
「家の壁に猥褻な落書きするぞ!」
「それが嫌なら早く持って来い!」
「急げ!」
こう言って持って来させる、今度は二メートル位の筍の様な何かの生物の骨だった。それは何の生きものの骨かというと。
「これ某グドンのだよな」
「ああ、あの怪獣の骨だよな」
二人にはすぐにわかった。
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