詩集｢棘｣

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晴れた空風が吹く

クセッ毛がコンプレックスで
この顔を一際酷くしてるようで…
君の回りにいる知らない人達にさえ
僕は焼きもちを焼いてる有り様…

迫り来る朝の静けさは
明るくも…暗くもなく
世界の線が歪む時刻(ﾄｷ)

晴れた空風が吹く…
雲をたなびかせ
想い届かない淋しいけれど
…好きだから…

星空に誘われるように
なんとなく外へと散歩に出かけた
星座の紡ぎ出す遠いおとぎ話は
遥かな時を越えたメッセージ…

夢中で走って生きてみたけど
振り向けば…何もないよ…
一番ほしい愛(ﾓﾉ)がないから…

晴れた空風が吹く…
想いをのせて
待つことの辛さ仕方ないよね
…好きだから…

晴れた空風が吹く…
心たなびかせ
通りすぎる時の片隅で
ずっと君を

…愛してる…

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