銀河鉄道物語 リリカルな異世界[地球]
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敵地にいる敵は
「もうすぐ元銀河管理局内ホームに進入します。未来、本当に一人で行くのですか?」
「そうじゃ。我ら全員で行った方が安全ではないのか?」
「戦闘なら僕も役に立てるぞ。」
元マテリアル達は未来の事を思い、心配していたが。
「君達には此処でこいつ(099)を死守してくれ。」
そこにブザーが鳴り
「未来、大変です。高魔力反応を確認。数は2。目的がこちらに向かってきます。」
「三人は中で待機。連絡が入り次第戦闘開始。」
「「「了解。」」」
未来が外に出ていくと、そこには
「未来君、抵抗しないで技術を教えてくれると嬉しいな。」
「なのはなのかよ。ゴメンな世界の記録書(ワールドアーカイブ)の構成組織、白点の書(ホワイトブック)。創造主夏村未来が命じる、この地に降りてきた黒点の呪いを消したまえ。」
しかしなのはからは黒点の呪いを消すことが出来ず。
「未来君、意味ないことはしないで。私も疲れるから。」
「くっそ。なのはゴメン。我が前に現れる敵をけしたまえ、ホワイトアロー。」
魔法が発動しそうになったが
「させないよ。」
そこに現れたフェイトによって阻止された。
「フェイトもかよ。と言うことはやても。」
「大丈夫やで。と言ってもあの二人の他にもう一人いるんやけどな。」
「はやてちゃん、なんで邪魔するの?未来君は時空管理局の敵なんだよ。」
そんなことを言ってくるなのはだが。
「そんなことないで。未来君は現在、銀河鉄道管理局との友好関係を保っている重要な人材や。」
はやてに言われて顔が赤くなった。
「はやて、少し危険な技使うから気をつけてね。亡者達よ、心を蝕む悪魔を流したまえ、グレイモアアロー。」
この魔法が外れることがなく、二人に直撃した。
二人は意識が無くなったが、命に以上は無いように見えたので大丈夫だと思う。
しかし何故、なのはとフェイトが感染したのかがわからなかった。
「あそこでなにがあったの?」
はやてに聞くと
「未来君、此処には来てはいかんで。この先には・・・・」
「僕の子孫がいるからでしょう。でも僕は行かないと行けないんだ。子孫の誤りは僕が正したいんだ。」
そろとはやてがバインドをかけてきた。
「すまんな未来君。綾に止めるように頼まれたんや。」
そこに
「真、ルシフェリオンブレイカー。」
高熱の魔法がはやてに飛んできた。
そしてその魔法を撃ったのは待機命令が出ていたシュテルだった。
「未来、早く行ってください。建物内の魔力反応が低くなっています。このままだと綾まで感染する可能性があります。」
未来はそれを聞き、綾の元に急ごうと思ったが
「行かせへんで。」
「貴女の相手は私がします。」
シュテルがはやての前に立った。
「早く綾の元に行ってあげてください。私たちの妹をお願いします。」
「ありがとう。」
未来は転移魔法を使って移動した。
「ハヤテ、貴女も感染していますよね。二人は囮で、貴女が未来から技術を聞くつもりだったんですよね。」
はやてが笑い出した。
「流石は元、理のマテリアル。どこでわかったんや?」
「未来がグレイモアアローを撃ったときに二人に防護魔法が発生したから気づつけたのです。二人の元には他の二人がいます。そして今、此処にアリシアも向かっています。」
「シュテル、早く戦いせえへんか?早く未来を追わなければならないんや。」
「負けませんから。こんな形で戦う事になるなんて。」
「シュテルのオリジナル。僕は負けないぞ。未来は追わせないぞ。」
「レヴィー、私は未来君に聞かないといけないことがあるんの?」
「もう少し、此処にいてもらうぞ。」
なのはの元にはレヴィーがいた。
「子鴉の仲間がこんなことをして恥ずかしくないのか。」
「ディア、私たちにはやることがあるんだよ。通してくれないかな。」
「戯け。此処は通さん。」
フェイトの元にはディアがいた。
未来は転移をしながら気づいた。
「綾の魔力反応が無くなった?代わりに何か大きい魔力が出てきたんだけど。」
そこに管理局緊急通信が入り
『これよりおとめ小隊、隊長アリシア・テスタロッサ。同副隊長リニス・テスタロッサは時空管理局機動6課所属魔導師と交戦に入ります。数は五人。中に未来の妹がいるけど倒しちゃうから。』
「よろしく頼んだ。僕は全ての元凶を倒して来るよ。」
「お互い気をつけて。」
「そうだね。」
通信が切れた。
結局、綾までもが感染してしまった。
未来は急いで犯人のもとに向かった。
未来が着く少し前
「未来じい様は夏村家の中で最高の素質を持っていたんだ。そんな中未来じい様は言ったんだ。『こんな差別世界は消すべきものなんだ。』君達は未来じい様騙されているんだよ。」
「そんなの嘘や。」
「未来君がそんなことを言うわけがない。」
「未来はもっと優しい。」
「この映像を見ても同じことが言えるかな?」
すると機動6課に未来のスピーチ映像を見せた。
その映像には強烈な感染物質が分泌される成分を含んでいた。
「っね。本当だったでしょ。未来じい様は宣言していたのさ。僕は未来じい様の行動を阻止するためにいるんだ。手伝ってくれる?」
「もちろんや。」
「未来君を犯罪者にするわけにはいかないもの。」
「未来を正気に戻してみる。」
「ありがとうございます未来じい様の友達の皆さん。」
「私たちはどうすればいいんや?」
「対抗策を考えるために、未来じい様から銀河鉄道の技術を聞き出してほしんだ。」
「了解や、皆、任務開始や。」
皆が動くなか綾だけは
「兄貴はそんなことはしない。」
綾だけは感染に対抗したが、菌に負けて倒れてしまった。
「綾姉、ゴメンね。」
部屋で小さく呟いた。
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