↑ファンファルレーゼを使うレイナたんです。
補足
【エクスプロージョン】
極短詠唱式にしては異様な火力を誇った魔法だったが、その制約、自身にも牙を向くことという代償があったからだ。薙刀を斬りつけながら発動することで、少量の精神力であれば柄の長さで爆風が届かず無害で済むが、大量の精神力を注ぎ込んでしまうと本文のようになってしまう。
『速攻魔法のくせに威力あって最高じゃん。ま、その代償は私たちの知るところじゃないけどね』と神様が嘲笑いそうな実態を持っていたのだった。
ちなみに素手で接触しながら発動すれば、術者の腕は呆気なく吹っ飛ぶのでくれぐれも注意をされたし。
ナチュルの大雑把な性格を上から押さえ込むような性質を孕んだ魔法は、ある意味に於いて最高の皮肉を呈していたというオチでした。
今回は第三者の視点に立ってレイナの戦闘描写をしてみました。今までは本人視点で行われていたため描写が妙に軽々しく「何かインパクトないな。本当に最強か? これ」と思われていたでしょうが、今回の描写でそれがどれほど狂っていたか解っていただけたのではと思っています。
途中に挟んだパラグラフの内容は、奉仕者クレアという意識から冒険者クレアに切り替わった、というものです。自分では理解できるかっこつけた描写をしたつもりですが、第三者の目ではかえって意味不明になってそうなので補足しました。