ハイスクールD×D大和の不死鳥
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番外編in魔法少女リリカルなのは〈6〉
◇
「・・・・・・どうなったんでしょう?」
重い目をこじ開けると、映った星空に星光の殲滅者は眉をひそめた。
どうやら、気を失っていたようで、背中に当たる冷たくて硬い感触からコンクリートに横たわっていることが判る。
動くと痛む身体だが、何とかして身を起こすと、彼女は気を失う直前のことを思い出した。
「負け・・・・・・たんですね」
少年が使ったオリジナルの技を思い出す。三人を相手に無傷で勝った少年に近づきたいと思う
「ですが、そうも言っていられませんね」
顔を引き締めると、手早く自分の状況を確かめる。
どうやら、限界を迎えようとしているようで、身体からどんどん力が抜けていくのを感じている。
おそらく長くはもたないだろう。
さて、消えるまではどうしようか、と思っていると、空からの声が彼女の耳を震わせた。
「ここにいたか」
「来たようですね」
いつの間に現れたのか、気がつけば星空を背景にロボットの用なバリアジャケットを着て闇統べる王と雷刃の襲撃者を抱えながら浮いていた。
どうやら、星光の殲滅者を探していたようだ。
「私達の負けのようですね」
「あぁ、おまえ達の負けだ」
負けを認めているが星光の殲滅者はすがすがしい顔をしていた。
「負けを認めたやつがする顔では無いきがするが?」
「逆に聞きますが、私達三人を相手に一人で無傷で勝たれたらどんな顔をすればいいのですか?」
「………」
「………」
二人は黙って互いを見つめる。
「もう少し、貴方とは話してみたかったのですが時間のようです……」
「時間?何のことだ?」
ヤマトは星光の殲滅者に問う
「私達マテリアルは器が違えどもとは『闇の書の欠片』です。負ければ消えるのです」
「そ………そうか……」
ヤマトは担いでいる闇統べる王と雷刃の襲撃者を見ると足下から薄くなっていく。
「もし、また、会えたのなら戦ってくれますか?」
星光の殲滅者はもう一度少年と戦いたいと願っていた。
「ああ、出会えたらまた、戦ってやる。」
それを聞いた星光の殲滅者は微笑む
「また会いましょう」
そう言って星光の殲滅者は消えていった。他の闇統べる王と雷刃の襲撃者も消えていった。
◇
ヤマトは多少後悔しながら星光の殲滅者達のオリジナルである高町なのは達のもとに戻った。
「「キラくん!」」
「キラ!」
ヤマトが地面に降り立つとなのは達がかけてくる
「マテリアル達は?」
「消えていったよ……」
「そう、なんだ……」
なのは達は三人に聞きたいことが聞けなかった
「キラはこれからどうするの?」
「俺は戻るよ。元居た流れに……」
「また、あえるかな?」
なのはがヤマトにまたあえるのかと聞く
「もちろん……絶対あえるよ。約束する!(未来では家族だけどね)」
未来ではなのはとフェイトと家族になっていたりするヤマト
「また、会おう!」
そう言ってヤマトは『ガンダムクアンタ』で時空を飛んでいった。
◇
ヤマトが過去から戻ってきた翌日、ヤマトははやてに呼ばれ八神家に着ていた。
「はやて来たぞ」
「待ってたで!」
「あっ、ヤマト!」
「ヤマト!」
八神家に入るとはやて、なのは、フェイトがソファーに座っていた。
「なんで、俺が呼ばれたんだ?」
「ヤマトにお願いがあったの」
「お願い?それなら、俺を呼ぶ必要があったのか?」
「そうなんだけどね。このことは私達四人の秘密にしたかったんだ」
何かを隠しているようなフェイトが言う
「それで、俺へのお願いってなんだ?」
「ヤマトが一度模擬戦で見せてくれた『スタービルドストライク』を見せてほしいんや」
なぜスタービルドストライクなんだ?と考えるが答えが見つからなかった。
「わかった。じゃあ見せるぞ」
ヤマトはアスノをセットアップしモード『スタービルドストライク』にする。
「やっぱり……あのときのと同じや…」
「そうだね。はやて」
「ヤマトがキラくんだったんだ……」
三人の言葉に驚くヤマト。
「ヤマトには話してなかったんだけど私達がまだ海鳴市にいて『闇の書事件』が終わって直ぐに『闇の書の欠片事件』があってそこで私達は闇の書の欠片から作り出された私達と似ていたマテリアルの三人と戦うことになったんだ」
ヤマトは頭の中で『あの時の事件か……』と思っていた。
「マテリアルの三人と私達は戦ったんだけど三人とも撃墜されちゃてね。私達にとどめを刺そうとしたときに一人の少年が出てきて私達を待ってくれたんだ」
「その後、その少年は一人でマテリアルの三人と戦ったんだけどそのときに使っていたのが……」
「スタービルドストライクと?」
なのは、フェイト、はやては軽くうなずく。
「今まで思い出せなかったんだけど昨日急に思い出してね。確かめたかったんだ」
「ヤマト、教えてなあ?なんで、ヤマトはあの時私達の前に現れて偽名を使ったんや?」
「いいよ。俺があの時三人の前に現れたのはアザゼルの実験に付き合った結果失敗してあの日に飛ばされたんだ。偽名を使ったのはこれからはなのは達が会う存在で結婚する相手の俺が本名名乗るのはヤバいと感じたがらかな」
現にヤマトがあの時本名を名乗っていたらどうなっていたか想像はできない。
「約束は守ってくれた……」
「俺はいらぬ嘘は……んっ!?」
ヤマトは最後まで言えなかったのはなのはにキスされたからだった
「なのは!?」
「なのはちゃん!?」
「んっ………ふはぁ~えへへ、キラくん、あの時は助けてくれてありがとうね!」
なのははヤマトをあの時助けてくれたキラと呼びながらありがとうと伝える。
「もお!なのはだけずるいよ!私も!」
「ちょ、まっ………んっ!」
なのはがキスしたことに嫉妬したのかヤマトの言葉を無視しフェイトがヤマトにキスする
「「フェイトちゃん!?」」
当然、なのはとはやては驚く
「んっ………ぷはぁ~、ごめんヤマト、無理矢理キスして……」
「気にするな。場さえ考えてくれればいい」
顔を少し赤くしているヤマト
「こほん、ここからが本題何やけど進めてええか?」
ヤマトとフェイト、なのはが頭に?マークを浮かべる。
どうやら最初に着ていたなのは、フェイトにも聞かされていなかったらしい
「ヤマト、アースランドでゼロに敗れたうちを助けた時のこと覚えている?」
「あぁ、正確に覚えていますが?」
ヤマトは内心『なんか、デジャヴ』と思っていた。
「あの時からやな、ヤマトの顔を見ると時々胸の当たりがいたくなるんやよ」
「はやてちゃんそれってもしかして……」
「多分、なのはちゃんの思っていることやと思う……」
「やっぱりそうなんだねはやて……」
「どういうことだ?」
軽く深呼吸するはやて
「それやな、うちはヤマトが『好き』なんよ……」
「やっぱりか………」
ヤマトは少しため息をする。
「やっぱりってことははやてちゃんの気持ちわかっていたの?」
「うすうすな、これでも六人の父で美人妻五人の夫何だぞ?俺を『love』で好きな人くらいわかるようになるさ」
美人と言う発言に顔を赤くするなのはとフェイト
「はやてさんが僕を好きなのはわかりました。その気持ちに答えるのが男としての役目だとは思います。ですが僕にはさっきも言いましたが五人の妻がいます。」
「それなら安心してえや!リアスさん、小猫ちゃん、簪ちゃんにはOKもらったで!あとはなのはちゃんとフェイトちゃんだけやで」
「「エ!?」」
既にリアス・グレモリー、更識簪、塔城 小猫にはOKをもらっていたはやて、残りは幼なじみのフェイトとなのはだけであった。
「私ははやてちゃんの意志を尊重するかな。私にはやてちゃんの幸せをじゃまする権利は無いしね!」
「私もはやての幸せを邪魔しないよ?みんなで幸せになりたいから…」
「ほな、なのはちゃん、フェイトちゃんの許可は取れたでヤマト!」
ヤマトは一度深呼吸しはやての目を見ながら話す
「わかった。俺ははやての気持ちを受け取るよ。これからよろしくはやて」
「こちらこそや!」
また一つヤマトの家族と言うなのハーレムができてしまった
続く
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