不動を継ぐ者
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7話不動を継ぐ者の過去
前書き
今回もデュエルは無し、てか、アニメでの二話から原作進まない……
「三年前?その日は突然と訪れた……」
ーその日の両親はおかしかった、いつもの余裕な感じが見られなかった…………その日は父さんのチーム5D'sが集まる日だった。
ー集まったチーム5D'sのメンバー全員にも余裕は見られなかった、それでもみんな僕のデュエルにつき合ってくれた…けど、誰も自分の相棒を使わないでデュエルして僕に勝たせてくれた。
ーみんなとのデュエルが終わったときだった……父さんがこういったんだ『もう、俺達がいなくても大丈夫だな』て、父さんがそう言ったすぐに、俺の意識が刈り取られ、目が覚めたときはベットの上で隣に咲夜姉が寝ていた。俺はすぐに、咲夜姉を起こして父さん達を探した。けど、見つかったのはリビングのテーブルにおかれていた父さん達のドラゴン達と俺と咲夜姉のデッキだけだった。
ー父さん達が俺達を捨てるわけ無いと思った俺は父さん達の手がかりを集め始めた。父さん達の旧友、仕事場など、当たって見たけど何の手がかりも見つからなかった。俺はもう一つの賭で、Dホイールを作りライディングデュエル世界大会小学生の部で優勝して目立ち父さん達に会えると思った……現実はそんなに簡単ではなかった……いくらがんばっても父さん達の手がかりは見つからなかった。
「これが俺の三年前の過去……父さん達を探してきた三年間……」
「遊夜くん……(私と同い年なのに……ずっと苦しんできた………かわいそう……私にできることは………)ねえ、遊夜くん……」
「なに?」
「私と友達になろ(私のできることは遊夜くんを友達として支えること……それぐらいしかできないけど……遊夜くんには大切かもしれない)」
「ありがとう………小鳥が三年間初めての友達だよ………本当にありがとう……」
遊夜くんは泣きそうなるが必死に泣くのを我慢していた。私は遊夜くんの隣に座る。
「父さん達を見つけるまで泣かないと決めたのに………」
「泣いて、いいよ。苦しい時や悲しい時に人は泣けるんだよ?」
「小鳥…………うわああぁぁぁぁああぁぁぁぁあぁぁぁ!!!」
遊夜くんは線が切れたように泣き出し私はそんな遊夜くんを隣から抱き支える。
数分後
「ごめんね。恥ずかしいところ見せちゃったね。」
泣き止んだ遊夜くんの顔は大きく腫れていた。
「いいよ。遊夜くんのことわかったし遊夜くんの悲しみを軽くできたから…」
「ありがとう。おかげでスッキリしたよ。さて、リビングにもどろ?咲夜姉が心配してるかもしれないし」
そうだった私達食事のあとすぐに、飛びして来たんだった。
「うん」
私達は部屋を出てリビングに向かって歩き出す。
「咲夜姉ごめん………あれ?」
リビングのドアを開けると者家の空だった。
「遊夜くん、テーブルの上に手紙おいてあったよ。読むね。『遊夜と小鳥ちゃん江、二人が戻ってくるのに時間が掛かってくると思ったので遊馬君を送りに行きます。ついでに泊まろうと思うのでごゆっくり…………十六夜咲夜より』だって………ごゆっくり?」
もう、咲夜姉たら………でも、ありがとう。
「その辺は気にしない方がいいよ。それで、どうしよっか………」
「遊夜くんが嫌だったらいいんだけど泊まってもいいかな?」
「いいよ。服は……咲夜姉の服があるだろうし…うん?『通信、小鳥ちゃんが泊まることになったら私のタンスの服を使ってね♪それと、小鳥ちゃんのデッキ確認してみて、もしかするともしかするから』」
デッキを確認?もしかするともしかするから?どういうことだ?それは、後だな。
「とりあえず、咲夜姉のタンスは……ここだ…」
カードが置いてある棚を動かすとタンスが出てくる。
「後は小鳥が選んで女性の服に関しては全くわからないから」
「うん……ありがとう」
俺は少し離れて少し考える。
「(咲夜姉の手紙に書いてあった『もしかするともしかするから』どういう意味だ?デッキ、咲夜姉………あれか?)」
「遊夜くん、服選んだよ?」
「あっ、ごめん。お風呂に案内するよ」
「うん、ありがとう」
俺達はリビングを出てお風呂場まで歩く。
「デッキどうする?小鳥が入ってる間にカード集めておくよ?」
「ありがとう。じゃあ、【代行者】にする。」
【代行者】………いいカードたくさんあるけどその中にチューナーもいたよな?
「わかった。カード集めておくよ。でも、いいの?【代行者】の中にはチューナーモンスターもいるよ?シンクロ使ったら………」
俺たちと同じく嫌われてしまうのでは無いかと心配する俺の手を小鳥は優しく握る。
「いいよ。エクシーズ召喚と違うシンクロ召喚を使うだけで嫌われるなら私は遊夜くんと同じ道を歩む。私達でハートランドシティを変えて遊夜くんのお父さんたちを探そう?」
「小鳥……君は僕の天使だよ………ありがとう」
俺はまた泣いていた………俺ってこんなに涙もろかったんだ……
「もう泣かないの。」
「ごめん……あっ、お風呂ここだから先にリビングに戻ってるね」
「ありがとう」
俺は小鳥に背を向けて来た道を戻っていく。
続く
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