詩集「棘」
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愛してはならない君 悩む僕
ネオンの見える場所に君はいる
緑に包まれた此処に僕はいる
このdistanceはきっと…そのまま…
君がこっち側で僕が向こう側
そんな時代(トキ)さえあったんだ
笑えるよね…なんて滑稽な話…
愛してはならない君 悩む僕
毎日はまるで牢獄のようで…
微かに香る芝桜の匂い
君のことを追い掛けたい…
君はどんな景色見てるのかな…?
新しいものに囲まれていれば
僕(フルイモノ)なんているわけないよね…
同じ時の中 違う風景を
見てる二人は遠過ぎて
声を掛ける…ことももうないんだよね…
愛してはならない君 悩む僕
夜空に輝く星座を見つめる
悲劇に喜劇に英雄譚に…
どうして僕はここにいる…?
抑えられない衝動
君と一緒にいたいよ…
愛してはならない君 悩む僕
朝陽はまるで業火のようで
想いを胸に焼き尽くされても
君への愛は棄てられない…
見上げた真昼の何もない空は
ただ今日も…蒼かった…
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