ガンダムビルドファイターズ ~try hope~
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その先にある場所へと 前編
前書き
リアルが忙しすぎて、長い間更新できなくてすいません!忙しさのあまり5.6回吐いてました…。(リアルの話で吐きました)
もう一つ言っておくと、あと二回…いや、三回かな?長い間更新ができない場合があるので、ご了承してください…。
ではガンダムビルドファイターズ ~try hope~をどうぞ!
『GUNPLA BATTLE combat mode』
『Startup』
『Model Damage level Set to C』
『Please Set Your GPベース』
『Beginning plavsky particle 』
『Dispersal』
『Field 1 space』
フィールドは、宇宙だ。
『Please Set Your GUNPLA』
『BATTLE START』
「サオトメ ヒロヤ!ケルサスガンダム!出る! 」
「トオサカ シノ!V2バレットスナイパー!出ます! 」
ーーー--
「んで、一応聞くが勝つ気はあるのか? 」
フィールドに出てすぐにシノに聞いてみる。わざと負けられるのも困るし。負けたら一つ願いを叶えるっていうドラゴン〇ールみたいな無茶ぶりを受けなきゃいけないからな。
「ちゃんとあるわよ。負けたときの内容の方が嫌だし」
「ならいい………っと。早速見つけたぞ」
宇宙空間を進んでいると、ユウのガンダムアルカナムを見つけたが、モチヅキの機体が見当たらない。
「シノ。周辺の警戒を」
「わかってるわ」
「よし。おいユウ。モチヅキはどこだ? 」
「うわっ!直球だね!そんなこと言うと思う? 」
「だよ………な! 」
グラディウスとルミノックスを抜いて、ガンダムアルカナムに向かっていく。ガンダムアルカナムは腰の刀を一刀だけ抜刀して構えて待っている。
「シノ!援護を頼む! 」
グラディウスを振りかざし、ガンダムアルカナムは刀でそれを受け流したが、すぐにルミノックスで攻撃をする。しかし受け流した体制から一回転し、ルミノックスも受け流してきた。
「はああっ! 」
ガンダムアルカナムが刀を振り抜いてきたのを、グラディウスを逆手に持ってそれを受け止める。
すぐにシノが狙撃でガンダムアルカナムを撃ってきたが、半身で紙一重にかわされる。追撃でルミノックスを真横から振りかざすも大きく後退され当たらなかった。
「おおおおおおっ!! 」
グラディウスとルミノックスに粒子を纏わせて斬撃波を飛ばすと、ガンダムアルカナムが刀を鞘に納め、斬撃波が目の前に来たところで居合い切りをして斬撃波を切り裂かれた。
「ミサキちゃん! 」
「!? 」
居合い切りで斬撃波が切り裂かれた直後、ガンダムアルカナムの後ろにあったデブリから胞子型のピットがこちらに向かってきた。
「ファンネル! 」
ケルサスガンダムの前にV2バレットスナイパーのファンネルが出てきて、ビームシールドでピットを防いだ。そしてすぐにロングシューティングライフルでデブリが破壊された。
その残骸から現れたのは、ガンダムレギルスの改造機だった。カラーリングが青白い色で統一され、バックパックの翼がウイングガンダムゼロになって、一翼にCファンネルが一基ずつ装備されている。
「ガンダムセレナ……いきます………! 」
ライフルを撃ちながら、ガンダムアルカナムと一緒に接近してきた。
「ヒロヤ! 」
V2バレットスナイパーがガンダムアルカナムとガンダムセレナにファンネルとロングシューティングライフルで攻撃するも、ガンダムアルカナムは刀で弾いて、ガンダムセレナはシールドで防ぎ、反撃で胞子型のピットを飛ばしてきた。
「ちぃ! 」
後退しながらピットを弾くも、軌道が読みづらく何回もかすってしまう。そうしていると、ガンダムアルカナムが刀を構えて居合い切りをしてきた。それをルミノックスで受け止めていると、ピットがこちらに真っ直ぐ向かってきていた。
「マズッ!! 」
「させないよ! 」
距離を取ろうとすると、ガンダムアルカナムがそれを阻止しようと連続で斬り込んできた。
「ぐっ……!」
グラディウスとルミノックスで受け止めていると、ピットが一つ一つ破壊されていき、ファンネルのビームシールドがピットを防いでいた。
「ヒロヤ!私が引き付けるから存分に戦って! 」
「サンキュー!よし………いくぞ! 」
ガンダムセレナにロングシューティングライフルで攻撃するもシールドで防せがれ、そのままシノのV2バレットスナイパーに向かっていった。
「やるね!君のシノは! 」
「なんだよそれ!紛らわしい言い方するな! 」
距離を一時とり、グラディウスとルミノックスに粒子を纏わせる。
「アサルト・アインス! 」
バックパックから粒子を一気に放出し、機体を急加速させながらグラディウスを突きつける。
「そんな隙だらけ技は当たらないよ! 」
刀を納め、居合いの構えをとる。グラディウスがガンダムアルカナムの間合いに入った瞬間、刀を抜刀してきた。
「引っ掛かったな!ユウ! 」
「!しまっ! 」
居合い切りの軌道をグラディウスを軸に一回転して逃れて、ルミノックスを真横から振りかざす。ガンダムアルカナムが左手で刀を翻そうとするも、こちらが一歩早かった。
とった!!
「!……はあああああっ! 」
瞬間、最初の時と同じようにガンダムアルカナムから光が放たれた。
マズイっ!?
グラディウスに粒子を纏わせて、ルミノックスと一緒に斬撃波を咄嗟に飛ばした。
ーーー--
「硬い…! 」
ガトリング二つとロングシューティングライフルでガンダムセレナを攻撃するも、周辺に球状に密集させたピットでビームバリアを形成して防がれる。
「火力が足りない……そんなんじゃ破れない……」
ガンダムセレナは周辺のピットを全基飛ばしてきたので、ロングシューティングライフルとガトリングで撃ち落とし、ファンネルのビームシールドで防いでいく。しかし数が多すぎてガトリング一つとロングシューティングライフル。それと頭部が破壊された。
「くっ!なら接近戦で! 」
ビームサーベルを抜いてガンダムセレナに接近すると、右手からビームサーベルを発生させてあちらも向かってきた。
お互いのビームサーベルがぶつかり合っていくと、力負けして押されていく。
「ならこれで! 」
ガトリングをガンダムセレナに向けると、読まれていたのか左手にビームサーベルを発生させガトリングが貫かれ、そのまま両腕を切り裂かれた。
「あなた個人の実力が低い……それじゃ勝ち抜けない……」
「!? 」
そのままビームサーベルを突きつけて、胴体を貫かれる。そしてガンダムセレナはゆっくりとビームサーベルを胴体から抜いて、この場を去っていった。
ーーー--
斬撃波を放った直後、左腕が切断されて胴体に大きな切り傷ができていた。すぐに後退して距離をとる。どうやらまだ動くらしいな。最初と違ってなんとか耐えられたが、これはマズイな。
光がおさまっていくと、ガンダムアルカナムが刀を構えて接近してきた。
「当たんなかったのかよ!くそっ! 」
刀を振りかざしてきたのをグラディウスで受け止め、右足で回し蹴りをするも左腕で受け止められて、そのまま足を掴まれ遠くに投げられた。
「ふぅ………危なかった~!なんとかギリギリで止められたよ! 」
「そのままやられててくれれば楽だったんだけどな。まあぼやいても仕方な……………っ!? 」
グラディウスを構えると、後方から攻撃が向かってきて辛うじて回避し攻撃された方向を見ると、ガンダムセレナがライフルを構えていた。
「シノがやられたのかよ………」
「そのようだね。そして二対一。勝てないと思うし、降参する? 」
「はっ。残念ながらそういう選択肢は俺の中で無いものでね。このまま最後までやらせてもらうぜ」
「やっぱりそういうんだ、っね! 」
ガンダムアルカナムが接近し、ガンダムセレナはピットを飛ばしてきた。グラディウスに粒子を纏わせ、二機に突っ込んでいく。
「おおおおおおっ!!! 」
ーーー--
『BATTLE ENDED』
「はい。じゃあ勝利したのは、ミヤモトさん・ミサキチームだね」
あのあとバトルは思いの外長く粘れたが、バトル終了間際にガンダムアルカナムに一刀両断されて終わってしまった。
「さて、じゃあミヤモトさんたちはヒロヤ君たちに何かしてほしいことはあるかな? 」
「やっぱりそれは避けられないか。ええい!こうなったら何でもやってやらぁ!言ってみろ!何をしてほしい!? 」
「じゃあね~。明日…、最終日も僕とバトルしてね! 」
覚悟を決めて聞いてみたが、予想外…いや、ユウらしいお願い事だった。そんなことでいいのか?
「まあそれでいいならいいか。いいぞ。バトルしてやるよ! 」
「ちゃんと最後まで付き合ってよね? 」
「ちょっと待て。いったいいつまでやらせる気だ?さすがに朝飯前とか昼飯の時はゴメンだぞ? 」
「あれ?よくわかったね? 」
そんな早くからやらせるつもりだったのかよ!どんだけやる気だったんだよ!
呆れながらやれやれと素振りを見せる。
「んでミサキはヒロヤ君たちに何かしてほしいことはあるかな? 」
「じゃあトオサカさん……」
「えっ?私? 」
「あなたのガンプラ…。まず機体の粒子配分がうまく扱えていない…。もっと他に回した方がいい…。それとファンネルも二基だけじゃあまり意味がない……」
「えっ?えっ? 」
「そこを直して……これがお願い事……」
「え、ええ…わかったわ」
思わぬことで、たじろぎながらも返事をした。これってシノへのアドバイスなのか?けどなんでだ?
「まあこれでお願い事は終わりだね。じゃあ解散しよっか」
「ああそうだな………ん? 」
なんか忘れているような気がするな。そう、何かが。トウイが背を向けてどっかに行こうとすると、モチヅキがトウイの腕を掴んだ。
「待って……まだトウイが私のお願い事を聞いてない……」
「あっ、やっぱり覚えてた? 」
あーそれそれ。それだ。トウイだけ逃げようとしていたのか。このクズヤロウが………後でぶっ飛ばしてやろう。
「じゃあまずはこっちに来て……」
「わ、わかった!わかったから手を離して! 」
それでも手を離さず、トウイを連れてどっかに行ってしまった。
「……いいきみだ」
「そうね…」
「それで、このあと二人はどうするの?ヒロヤは僕とバトルするとして、シノは? 」
「俺は確定なのかよ!? 」
「それでシノは? 」
「私は部屋に戻ってるわ。やりたいことがあるし」
俺の反論を無視してシノにもう一度聞き返されると、そう答えてシノは部屋に戻っていった。やりたいことってなんだよ?
「さて、じゃあ僕たちは早速バトルしよっか! 」
「…ハァ…」
バトルシステムにつき、十九回目がバトルを開始した。
ーーー--
「さて………」
部屋に戻り、すぐに紙とペンを用意して机に向かう。
「モチヅキさんのおかげでいいアイディアが思い付いたわ。だから…それをきちんと形にして、モチヅキさんに勝つ」
ペンを紙の上に走らせて、設計図を描いていく。
ーーー--
「………」
バスに乗り込み、窓からニールセンラボを見る。
「ハルカゼ トウイ………もうあんななめた真似はさせないぞ。今はもう完全に俺の方が強いんだからな」
それだけ言ってニールセンラボから目を離すと、バックの中からストライク…デス
ペレイションストライクガンダムがはみ出てたのを確認し、バックに入れ直す。
「次は会うときは全国か」
静かに呟くと同時に、バスが出発した。
ーーー--
そうして、最終日の朝を迎えた。ぶっちゃけものすごく眠いので昼まで寝たい。いや寝よう。さあ、ドリームワールドへレッツゴー!
布団を被りもう一度目を閉じて少しすると、なんか体が揺れてるような気がする。
「ヒロヤ。いい加減に起きなさい。もう朝よ」
揺らしていたのはシノだったのか。いやまあシノしかいないよなそりゃ。仕方なく目を開けてベットから起き上がり、シノ方を向いて喋り出す。
「シノ……俺はあの後ずっっっっとユウとバトルをさせられて疲れているんだ。そして今日も帰りまでバトルをする約束になっている。だから俺はできるだけ寝て疲れを取りたい。だから寝かせてくれないか?」
「ダメよ。ほら、朝御飯食べに行くわよ」
「さいですか………」
一瞬で断られたので、諦めて食堂に行くしかなかった。うぅ…。指がまだ痛いんですけど。
そうして食堂で朝飯を済ませ、バトルシステムに行くと既にユウが誰かとバトルをしていた。
『BATTLE ENDED』
「くっそぉぉぉ!! 」
ちょうどバトルが終わり、対戦相手の男が泣きながら走り去っていった。
……泣くなよ。男だろ?
「あちゃあ~。やり過ぎたかな? 」
「実際に泣いて去った奴がいたからそうだろ」
「あっ。ヒロヤ!ようやく来たんだね! 」
「残念ながら来てしまったよ……」
終わった直後、ユウの元に皮肉を言いながら向かってバトルシステムにつく。
「さて、じゃあ始めよっか! 」
「ああ」
『BATTLE START』
ーーー--
バトルを開始して五時間後、昼飯を食べるために食堂に向かい、今俺はテーブルに突っ伏している。
「これで俺は計何連敗したんだ? 」
「え~と………確か七十八連敗かな? 」
「ヒロヤ君どんだけ負けてるの?ププッ」
「あっ?殺すぞ? 」
トウイが吹き出したのでそんなことを言ってみたが、えっ?なんでさ?と返された。お前の胸に手を当てて考えてみろバーロー。
「ヒロヤ達はこのあともずっとバトルするの? 」
「まあね!ヒロヤ!このあともちゃんと付き合ってもらうかね! 」
「はあ………わかってるよ」
ため息を吐きながら返事をする。ちなみにトウイは馬鹿正直に自分の胸に手を当てている。
「さて!食べ終わったことだしそろそろ行こっか! 」
ユウが食べ終わると、俺の首根っこを掴んでバトルシステムに向かう。ちょっ!苦しい苦しい!!あっ。意識が。
「ミヤモトさん!ヒロヤが死にかけてる! 」
「あっ!ごめんヒロヤ!大丈夫? 」
シノに言われ、すぐに首根っこを離されると同時にむせる。
「ゴホッゴホッ!オエ…………ユウ、次からは気をつけてくれ」
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