リリカルなのは　仮面の男

第十二話　ライダー大進撃

ダブルライダーとなのはたちが奥に向かうと二手に分かれることになった。

「4人は動力炉に！！」

クロノが指示を出すが本郷はその場に残った。

「本郷さん？」

「先に行け・・・」

すると本郷の視線の先に傷だらけのコバルトドラゴンが迫ってきた。

「ま・まだだ・・まだ終わっていない・・・」

コバルトドラゴンは最後の力を振り絞り立ち上がる。

「こいつ・・・」

「死なん・・・ショッカーの最高のために」

「一文字・・・先に行け」

「本郷？」

「ここは俺が食い止める・・・お前は決着を着けに行け」

「頼むぜ！！なのはちゃん！行くぞ！」

「はい！！」

一文字となのはは奥に突き進むとコバルトドラゴンが後を追った。

「ま・待て！！」

「貴様の相手は・・・俺だ！！！」

本郷がコバルトドラゴンの前に立ちはだかった。本郷の運動神経から数々の技が繰り出される。

「ライダーチョップ！」

「ぐおおお！！」

「ライダーキック！」

「ぬがあああ！！」

「ライダーフェイスクラッシャー！！」

「ごおおおああああ！！」

コバルトドラゴンに次々と技が刻まれていく。ダブルライダーキックを受けたコバルトドラゴンは思うように身体が動かない。

「があ・・あああ」

「とどめだ！！とお！！」

本郷のベルトが凄まじい回転を起こした。

「ライダー電光キック！！」

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！！」

今度こそ破壊されたコバルトドラゴン。

「一文字・・・後は頼んだぞ・・・俺はここを食い止める！！行くぞクロノ」

「はい！！」

本郷とクロノは目の前に来る傀儡兵そしてショッカーライダーに向いた。



海鳴

「とお！！」

V3の攻撃が傀儡兵を破壊していく。空高く飛び上がったV3.

「V3！きりもみ３段キック！！」

V3の三連キックが炸裂し周囲の傀儡兵が爆発に巻き込まれた。






「ケケー！！！大切断！！」

アマゾンの手刀が炸裂しズタズタになるショッカーライダー。





「チャージ・アップ！！」

ストロンガーの胸のSのマークが回転すると身体がスパークした。

「超電！！稲妻キック！！！」

高圧電流を纏ったキックがショッカーライダーたちを飲み込んだ。




「とおおお！！！」

Xの体内のマーキュリー回路が起動した。

「真空！地獄車！！」

ショッカーライダー、傀儡兵を巻き込みながらXの地獄車が炸裂し最後にXキックが炸裂した。




「トオ！！」

スーパー１が空中に飛び上がると赤心少林拳の型が決まる。

「スーパーライダー！！月面！キック！！」

巨大な月面を描いたキックがジュエルシードモンスターに炸裂した。




「衝撃吸収爆弾！！」

ZXの爆弾がヒットすると身体が赤く光った。

「ZXキック！！」

ZXのキックがショッカーライダーを飲み込んだ。


「ドリルアーム！！」

ライダーマンのドリルアームがショッカーライダーを貫いた。


「大回転！」

空中のジュエルシードモンスターにスカイライダーが飛び掛った。

「スカァァイキック！！」

ジュエルシードモンスターを貫くスカイライダー。





「キングストーンフラッシュ！！」

RXのキングストーンフラッシュがジュエルシードモンスターを飲み込み一掃するとジュエルシードレプリカは一つに集まり巨大な水晶の竜になるがこれこそRXの狙いだった。

「リボルケイン！！」

太陽のエネルギーを纏った必殺剣リボルケインをベルトから引き抜いたRX。

「トア！！」

ジュエルシードドラゴンに突き刺した。体内に収まりきらない太陽エネルギーが噴出すジュエルシードドラゴン。RXがリボルケインを引き抜き巨大なRを描くとジュエルシードドラゴンは爆発した。










「トオ！トオ！！」

「はああ！！」

一文字、なのはが進撃しているが一向に減らない。アルフ、ユーノもサポートに回る・・・その時だった。

「サンダーレイジ！！」

金色の閃光が傀儡兵を襲った。

「いくよ・・・フェイトちゃん」

「うん・・・「せーの！！」」

なのはとフェイトの最大の魔力を一文字が飲み込んだ。

「うおおおおおおおおおおおお！！！とお！！」

一文字はそのまま巨大な傀儡兵に向かっていく。

「ライダー！魔導キック！！！」

一文字のキックが傀儡兵を貫き鎮圧された。

「一文字さん！」

「大丈夫だ・・・フェイト・・・よく来たな・・・」

「はい・・・」

照れくさそうにするフェイト。

「行くぞ！！」

一文字たちは奥に向かった。

「ここは・・・」

次元断層の中一文字たちの目の前にはプレシア・テスタロッサが立っていた。

「一文字さん・・・」

「大丈夫だ・・・フェイト・・・君の気持ちをぶつけてこい・・・」

「はい」

一文字の言葉にフェイトは前に進んだ。

「フェイトちゃん・・・」

「・・・信じよう・・なのはちゃん」

一文字となのはは黙って見守った。

「私は・・・私はアリシア・テスタロッサじゃありません・・・あなたが作った人形なのかもしれません」

フェイトが自分の精一杯の気持ちをアリシアにぶつけた。

「けど・・・私フェイト・テスタロッサはあなたに生み出してもらったあなたの娘です！！」

「だからなに！？今更母親面白とでもいいうの！？」

「あなたが・・・あなたがそれを望むなら・・・あなたは・・・私の母さんだから・・・」

フェイトの言葉に奥歯を噛むプレシア。その時次元震が響いた。

「一緒にいきましょうアリシア・・・今度はもう離れないように・・・」

力尽きかけたプレシアはそのまま次元断層に落下したそしてプレシアは呟いた。

「・・・ごめんなさい・・・フェイト・・・」

そのまま次元断層に落ちていったプレシアとアリシア。

そして何かの光がプレシアとアリシアを飲み込んだ。


「母さん！」

「脱出するぞ！！みんな！！」

「はい！！」

そう言って一文字たちは脱出をした。



プレシア・テスタロッサ、コバルトドラゴンが消えたことにより海鳴を進撃していた傀儡兵、ショッカーライダーは活動を停止し9人の仮面ライダーたちに鎮圧された。




事件が終わりなのはとユーノは表彰されていた。その姿を見届ける一文字と本郷。現在食堂で今後について話し合っている。

「じゃあ！家にいればいいよ！」

「ユーノ君がよければ！」

「おうおう・・青春しているね～」

なのは達を茶化す一文字。

「ちょっと一文字さん！」

「さ～ってお邪魔虫は出るとするかね～」

一文字はそのまま食堂を出た。

「一文字」

「・・・本郷」

「黙って行く気か？」

「ああ、いつもそうだっただろ」

そう言うと一文字と本郷は転移装置を起動させ姿を消した。