詩集｢棘｣

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叶わぬ想い流れてく

色褪せることなく胸を突く君との思い出
ふと遠くを眺めたら黄昏ゆく山並…
きっと最初からねこうなるって知っていた
ただ僕は怖れてた…自分の未来を…

君は一緒に…いてはくれないんだよね…
僕はそんな君に…何と言えばいい?

叶わぬ想い流れてく…この冷たい風の中へ
気紛れに木々をざわめかせ…僕を笑ってる…

この熱い恋心を…気付かずにいられたら
傷付くこともなく…優しくいられただろう…

なんとなく溜め息を吐いては君を想い
届かない君の姿見えた様な気がした
もっといたかったよ心で呟いた…
そうしたら痛くて…涙が溢れ出た…

未来求めてく…バカげてるんじゃない?
君のいない人生(ﾄｷ)…こんなにも淋しい…

叶わぬ想い流れく…この冷たい風の中へ
どこまでも君を追いかけて…強く抱きたい

この重く儚い想い…気付かずに生きれたら
苦しむことなく…笑ってられたのかな?

叶わぬ想い流れてく…時代(ﾄｷ)を越えたその先へ
気紛れな風が吹き去って…四季を染めてく…

この恋心…気付いたからこそ…
星空見上げ…君を想う…

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