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第一話

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第一話

 
前書き
趣味で書いたものです 

 
「ところでキミ、こうは思わないかね?夢は叶うって。」

「いえ。思わないです。」

「そうか…残念だね。今時の若者はそんなつまらないのかい?」

「若者かどうかなんて関係ないです。逆に聞きますよ。
恋焦がれたあの人に軽蔑された事。
成れもしないものに憧れて無残に無様に心折られた事。
あの日確かに描いていた壮大な夢を諦めた事が無いと本当に言えますか?」

「言えないね。だけどそれは飽く迄現状だろう?昔は、細菌の存在なんて誰も信じなかっただろう?
それでも存在した。」

「…つまりどういう事ですか?」

「今は誰も信じなくても。手が届かなくても。未来でどうなるかなんて誰にも分からない。細菌の様に小さいものかもしれないけれど…今は無理かもしれないけれど、きっと夢は叶うのさ。」

「成る程。かなり支離滅裂で若干引きましたけどでも生徒会室でそんな大層にいう事でもないでしょう。」

「つまらないね。本当にキミは。」

「別にいいじゃないですか。そろそろ机から降りて下さい先輩。」


その言葉にかなりむくれながら先輩…茅野愛衣(かやの あい)はいそいそとつくえから降りた。彼女は才色兼備のここ大森中学校の二年生徒会長である。そして、茅野先輩にお説教をしている彼は一年書記の孝野麻也(たかの まや)である。典型的な真面目メガネ男子だ。
そして私は一年会計の大山流太(おおやま りゅうた)
まだ四人程来て居ない人が居るがまだ来ない様だ。さて今日も面白い生徒会活動が始まると思うと、ドキドキしてくる。 
 

 
後書き
趣味で書いたものです 
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