| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

『ひとつ』

作者:零那
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

『強さと弱さ』


君の心が痛がってる。
背負ってきたモノが凄く重たいからだよね。
僕にも少し預けてよ。
大丈夫だから突き放さないで。

強がらないで。
弱さは優しさだから、何も恥ずかしくない。
君の全てとは言わないけど、多少の弱さは見せて欲しい。

人前で泣けず、気丈で強くみえる。
損だよね。
こんなに辛いのに。
でも一人でうずくまらないで。
その偽物の強さは要らない。

大きな不信。
其れは何とか自信に変える。
心を刺す過去の痛み。
何ひとつ忘れはしない。
プライドも簡単に崩れ去った。

悲惨な本能。
思わず目を塞ぐ。

偽物の強さはいらない。

 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧