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リリカルクエスト

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40日目 ゆういちはつめたいえみをうかべた

ユーノ「そんな言い方酷すぎます! 確かに 僕がなのはに魔法を教えてしまったのは軽率かもしれません でも 今までなのは達のお蔭でなんとか被害も出さずに済んだんですよ!? 街への損害だって最小限に抑えられています そんなみんなに向かって・・・・・」

ユーノは、艦長の辛辣(しんらつ)な言葉に(いきどお)り抗議をするが、

リンディ「被害を出さずに・・・ですか? 確かに 貴方達の奮戦でこの世界の人に死傷者は出なかったかもしれません ですが 多少なり みなさんは負傷したのではないですか? 元はと言えば 我々の世界と違い魔法に無関係の世界の方々です そんな方達にジュエルシードの回収だなんて 危険な行為をさせる訳にはいきません ユーノ君だって元々ジュエルシードを管理局である私達に護送していたはずです 手伝ってくれているみなさんが元の平和な暮らしに戻れるのは 貴女も嬉しいでしょう?」

ユーノ「それはそうですが・・・」

艦長の迫力に負け、言葉が続かない。

なのは「・・・もういいよ ユーノ君」
立花「そうね まるで自分達が正しいみたいに言ってるけど 何もわかってないんでしょうから」
ファタリテ「管理局なんて 最初から信用出来ない」
フェイト「うん だから私達は私達でジュエルシードを集めよ」
アルフ「だからユーノ 心配しないでおくれ」
すずか「そうだよ ユーノ君 私達は今まで通り協力するから」
アリサ「勝手な事ばかりね」

ユーノ「みんな・・・」

あ~あ、こりゃ交渉決裂が決定的だな。

リンディ「そんな勝手な事が許されると思ってるのですか? ユーノ君もですが ロストギアを不法所持するのは罪に問われますよ」

お~お~、脅してくるな~ でも、この人数相手だとさ、

ファタリテ「それは 管理局の理屈」
フェイト「私達が管理局に従う権利はない」
立花「それに 地球は管理外世界なんでしょ 管理局の(ことわり)が通用する訳ないわね」

ほら、反論が出た。 ップ(´ε` )

流石、原作を知ってる転生者とその妹。

立花が言った様に、ここ地球は管理局の権力が通用する世界じゃない。

地球でも、他国で自国の人が被害にあったからと、他国で起きた事を自国の法で裁く事が出来ないし、自分達が『第97管理外世界』と言ってるんだ。

DQ世界もそう。

強い魔王がいて、自分達が歯が立たない=自分達の威厳が通用しないからと勝手に『封印世界』指定にもしてる。

すずか「私とアリサちゃんは ユーノ君から魔法を教えて貰ってないし」
アリサ「何も問題はないわね」

なのは「にゃ!? 立花ちゃんは最初から魔法使えてたし 私だけユーノ君に教えて貰ったの??」

まさかの反論を受けた艦長は、沈黙してんな~ 

クロノ「こちらは 君達にわざわざ危険な事はしなくていいと言ってるんだ 自分達の元の生活に戻ればいいだけだろう」

はぁ? お前は自分がやらかしたまたは、やってる事を途中で投げ、他人に尻拭いされてもなんとも思わんのか?

リンディ「・・・みなさんの気持ちはわかりました でしたら 少しの間考える期間を設けましょう 後日 改めて考えを聞かせて貰います」

考える期間? 今更何言ってんの? もう結論出てるじゃん。 ???(´・д・`)???

管理局は“これから”ジュエルシードを回収するけど、なのは達は今まで通りユーノに協力してジュエルシードを回収するってさ。

ただ、管理局と一緒にではなく、別にってだけだ。

そして、封印世界の魔王の力の一部を使うドルマゲスとエンカウントしても、協力体制を組んでないから助け合う事もしないだろうなと考えてると、

ユーノ「悠一はどうするの?」

突然聞いてくるので、

悠一「俺はジュエルシードなんてモノ集めてないけど みんなはユーノを助けたいんでしょ?」

俺の問いに一様に『うん』と回答するなのは達、

悠一「それとさ 艦長さん 俺は直接管理局の事は知らないけど アンタ等が勝手に封印世界としていしてる知人達から色々聞いてる


艦長と目が合い、


   もし貴女方の道理で この世界に害を及ぼすなら・・・・・


ニタリと笑いながら、


   封印世界も全て敵に回すと思っといて」

まだ魔力放出して脅してはいないが、眼と言葉に重みを出しただけだ。

ここで魔力が低いからと侮ってくれれば、後はこちらの思うツボ。

俺の言葉にちびっ子が何やら憤慨(ふんがい)してるが、艦長は目を見開き、

リンディ「・・・そ・・・そうですか わかりました では クロノ執務官 みなさんをお送りしてください」

一旦引いた様だ。

それからはお互い終始無言で、ちびっ子に案内され地球に転移で戻った。
―――――
―――



ー管理局 リンディ sideー

ふぅ~ これからどうしたらいいものかしら?

次元震を感知して来たのは事実だけど、正直報告にあったジュエルシードの力で、これ程大きな次元震が発生するのか疑問ですね。

ですが、ロストギアは未知の古代技術で作られてますから、何が起きるかわかりません。

それに、ジュエルシードを求め争い合ってる魔導師達。

男の方は、ランク測定不能な魔力の持ち主。

その男に集団で立ち向かってる年端もいかない少女達。

次元犯罪者のリストを確認しても、該当する人物はいないですが、高ランクのフリーの魔導師にも該当がない。

クロノの不用意な仲裁で、男の魔導師は撤退してしまいましたが、少女達といつの間にか現れた少年と会談する事は出来ました。

交渉が上手くいけば、人手不足な管理局に有望な人材を確保出来ると思い、私は相手は子供と侮り誘導する様な事を言葉を並べましたが、あの子達に歳不相応な返しをされ、交渉は決裂に近い形になってしまいました。

これは私の責任ですね。

このまま話し合いを続けても、決裂するのは目に見えてるので、一旦時間を稼ぐ提案をしましたが、これも失敗。

そして、今まで話す事が無かった少年。


封印世界。


あの世界は、管理局内でもトップシークレットになってる世界です。

何故あの少年は封印世界を知っているのでしょうか? それとその知人達とは?

もしかして、少年は封印世界出身なのでしょうか?

それと、『封印世界も全て敵に回す』

一般の管理局員は知らないでしょうが、管理局で確認されているだけでも、封印世界は7つあります。

もし、少年が言ってる事が本当なら、管理局員を総動員しても対抗出来るかわかりません。

これは、現場の私達だけで判断は出来ませんし、迂闊な対応をすると管理局の存亡に関わるかもしれません。

こちらも、上層部に確認を取ってからの方が良いでしょう。

ーリンディ side endー

 
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