ハイスクールD×D大和の不死鳥
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28デバイスとお説教なの!
◇ヴィヴィオ
パパ達に写真付きのメールを送った後、私、コロナ、リオは図書館に来て本を読んでいた
「あ、メールが返ってきた」
「そう言えばヴィヴィオって自分専用のデバイス持ってないんだよね?」
「それ普通の通信端末でしょ?」
リオとコロナが私の通信端末をみて聞いてきた
「そうだよ、パパやママが厳しくてね、『基礎を終えるまではデバイスはいりません』や『もしもの時はリングが助けてくれる』だって」
私はなのはママとパパが言っていたことを思い出しながらボンゴレリングを見せる
「そう言えばその、リングってなんなの?」
コロナがボンゴレリングの事を聞いてくる
「確か大空を守護する守護者の証らしいよ。四年前にパパからもらったんだ」
「そーかー」
理解できていなかったコロナとリオは苦笑いでごまかしている
「リオはいーなー自分用のインテリ型で」
「あははーー」
リオが持っているデバイスを羨ましい表情で見ているとメールが返ってきた
「あ、丁度なのはママからのメールだ」
「何かご用時とか?」
「あー平気平気、早めに帰ってくるとちょっと嬉しい事あるかもよ・・・だって」
「そっか」
「じゃ、借りる本決めちゃおう」
「うん!」
私達は借りる本を決め、図書館を出て家へと帰った
「たっだいまー!!」
家に着き中に入ると
「おかえりーヴィヴィオ」
「あれ?フェイトママ!?」
仕事が忙しくなかなか帰ってこれないフェイトママがエプロンを着てキッチンにいた
「フェイトママ、艦の整備で明日の午後までお休みなんだ。だから、ヤマトやなのは達と一緒にヴィヴィオのお祝いしようかなって」
「そっか……ありがとフェイトママ!」
「お茶を入れるから着替えてくるといいよ」
フェイトママにそう言われ、私は部屋に行き普段着に着替え始める。
その後はパパ達が帰って来るまでフェイトママとお茶をしながら学校の事やフェイトママがいなかった間の事を話し合っていた。
◇ヤマト
家族全員+はやてさんにヴィータさん、シグナムさんにシャマルさんにザフィーラ、隊舎に泊まっているエリオにキャロ、リインにリインさん、執務官補佐のティアナが集まりヴィヴィオの四年生進級祝いのパーティーも終わり、食後のお茶を飲んでいると
「さて、今夜も魔法の練習しとこーーーっと」
ヴィヴィオが魔法の練習をしに行こうと席から立ち上がる。その時、なのはとフェイトさんが俺の方を向いたので俺は頷くと
「あーヴィヴィオちょっと待ってーー」
なのはがヴィヴィオに待ったをかけた
「?」
「ヴィヴィオももう四年生だよね」
「そーだけど?」
「魔法の基礎も大分できてきたからね。皆で話し合ってそろそろ自分のデバイスを持っていいと言うことが決まったんだ」
「ほ、本当!?」
なのはの話を聞くと、ヴィヴィオが俺達全員を見回す。俺達は笑みを浮かべながら頷くとヴィヴィオの顔が明るくなった
「実は今日、私がマリーさんから受け取ってきました」
フェイトさんがヴィヴィオのデバイスの入った箱をヴィヴィオに渡す
「そのデバイスは俺、マリーさん、シャーリーさんの3人が合同で作った奴だから性能は抜群だ」
「開けてみて」
「うん!」
ヴィヴィオが箱を開けるとそこには
「ま○かマ○カのうさぎ………?」
ま○かマ○カのうさぎのぬいぐるみが入っていた
「あ、そのうさぎは外装というかアクセサリーね」
「中の本体は普通のクリスタルタイプだよ」
「外装はヴィヴィオが見ていたのを参考にしたよ」
なのは、フェイトさん、俺の順に説明している中、うさぎが箱の中をよじ登り、空に浮かび上がる
「………」
うさぎがヴィヴィオに近づき腕の中に納まる
「シャーリーとマリーさんが色々とリサーチもしてヴィヴィオのデータに合わせた最新式ではあるんだけど・・・中身はまだ殆どまっさらな状態なんだ」
「名前もまだないからつけてあげてってマリーさんが言ってたよ」
「カッコいい名前を付けなあかんでぇ?何せ一度決めたら二度と変えられへんからな」
「えへへ・・・実は名前も愛称ももう決まってたりして」
はやてさんの問いにヴィヴィオは笑顔で返す
俺達はテラスにへと近づきヴィヴィオのデバイスへの認証を見始める
「マスター認証、高町ヴィヴィオ。術式はベルカ主体のミッド混合ハイブリット。私の愛機に固体名称を登録、愛称は『クリス』、正式名称『セイクリッド・ハート』」
レイジングハートと同じハートを名前に入れたか、よかったな、なのは
「行くよクリス!セイクリッド・ハート!セーーーットアーーーップ!!」
ヴィヴィオはクリスを手に取り起動させると、身長が高くなり大人へと変わった
『っ!!??』
俺の隣で見ていたフェイトさんとティアナはそれを見て大層驚いていた
「ん・・・!やったぁーーー!なのはママ、パパありがとーー!!」
「あー上手くいったねーー」
「よっかたな」
ヴィヴィオが喜んでいると、フェイトさんとティアナが力無く床に座り込んだ
「フェイトママ、ティアナお姉ちゃん?」
「「・・・っあ」」
「や、ヤマト………ヴィヴィオがヴィヴィオがぁぁーーー!」
「何で、何で聖王モードになってるんですか!?」
二人が涙目で俺の腕にしがみ付いてきた
「お、落ち着いてフェイトちゃん」
「ティアナも落ち着いて」
「ちょ・・なのはママ、パパ!何でフェイトママとティアナお姉ちゃんに教えてないの!?」
「「忘れていた(の)」」
◇
「さて、何でヴィヴィオがこんな風になったのか・・・」
「きっちりと教えて貰いますからね皆さん」
正座をしているなのは達を見下ろしながらフェイトさんとティアナが質問という名の尋問を開始した
「大人変化は聖王化とは関係無いよ」
「魔法や武術の練習はこっちの姿の方が便利だからきちんと変身出来るように練習もしてたの。パパやなのはママ達にも見て貰ってもう大丈夫だねって」
「「そうや(そうなの)」」
なのは達の話を聞いたフェイトとティアナは次に俺の方を向いたので俺は頷いて答えた
「でも・・・・」
俺の答えを聞いたティアナは納得したのだが、フェイトだけは納得しきっていなかった
「ん………クリス、モードリリース!」
ヴィヴィオはクリスに指示を出して変身を解除し元の大きさに戻った
「なにより変身したってヴィヴィオはちゃんとヴィヴィオのまんま!ゆりかごもレリックももう無いんだし、だから大丈夫。クリスもちゃんとサポートしてくれるって」
その通りと言わんばかりにクリスは敬礼をする
「心配してくれてありがとうフェイトママ。勿論、ティアナお姉ちゃんも。でも、ヴィヴィオは大丈夫です。」
「それに、ヴィヴィオの年くらいになのは、はやてさん、フェイトさんもかなりやんちゃしてるしな」
「「「ッ……」」」
俺の言葉に顔を赤くする三人
「そんな訳でヴィヴィオはさっそく魔法の練習に行ってきたいと思います。パパ、今日もお願いします」
「よし、任せておけ。今日から応用編に入るからな」
「あっ、私も!」
「「私も行きます」」
「僕も行きます!」
俺、なのは、ヴィヴィオ、アリア、キャロにエリオはリビングを後にする。
「せっかくや、私達もいこうや」
リビングに残っていた全員も6人をおってリビングを後にする
続く
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