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NARUTO うずまき兄妹伝~天の書~

作者:ハマT
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No.11一次試験筆記問題

中忍試験に参加が決まってから一週間ボルト達は一次試験の会場に来ていた。
「ボルト!!お前なんでここにいるんだ?」
部屋に入るとナルトが真っ先に反応した。よく見るとナルト以外にもヒマワリのチームメイトや別の班のシカマル達がいる。真ん中にはメガネをかけた木ノ葉の忍びがいる。その輪に加わり事情を話すと皆わかってくれたようだ。
「でもみんな集まって何してるんだってばさ?」
「僕が皆にこの試験のことを説明してたんだ。君たちも聞くかい?」
どうやらメガネをかけた青年はカブトというらしい。カブトに試験の説明を聞くボルト達、説明されたのはカブトは何度も中忍試験に落ちていること、受かるにはそれぞれの試験の概要を把握することだ。そこまで説明を受けた瞬間一人の男がカブトに殴りかかる。それをミクトが腕をつかみ受け止める。殴りかかってきた男は額当てからして音隠れの忍のようだ。
「君話しているのに邪魔するなんて面白いね」
(・・どういうことだ!?)
殴りかかってきた男ーードス・キヌタは音波を利用した攻撃を得意としている。もちろんさっきのパンチにも音波がしくんである。普通なら何かしらの症状が出てもおかしくはないのだがミクトにはなんの症状もない。
「おいそこ!!勝手に喧嘩をするな!!」
思いっきり怒鳴られその方向を見ると顔のいかつい木ノ葉の忍がいた。
「俺が中忍試験第一の試験を担当する森乃イビキだ。受験者はそれぞれ受験票を持って俺のとこに来い受験票と交換で答案用紙ともう一つ紙を渡す。皆それぞれ紙に書かれた席に座るように」
ボルト達はイビキに言われたとうり受験票と答案用紙を交換し席に着く。全員バラバラになりナルトとヒナタが隣り合わせぐらいしか近くの席はない。
「よしみんな席に着いたようだな・・ではこれから一次試験の説明を開始する・・・といっても簡単だ答案用紙の問題を解くだけだ。ただしいくつかルールを加えさせてもらう。まずこの試験は持ち点十点の減点方式とし一問間違えるごとに-一点とし0点になればそのものは失格、チームメイトも道連れ失格だ。次にカンニングの禁止、もしカンニングに見られる行為をした場合は-二点とする。そして問題の第十問めは試験開始四十五分後に出題する。そして試験に対する質問は一切受け付けない。以上では試験開始!!」
その合図と共に全員が答案用紙をひっくり返し問題を見る。そして手が止まる。
(・・なにこれ!?)
(・・なんだってばさコレ?!)
(なるほど・・)
答案用紙には四角が十個あるだけで問題は何一つとしてない。
(・・何か仕掛けがあるのか・・・白眼!!)
ボルトは白眼で答案用紙を確認するも何も仕掛けもない。周りを確認するもやっぱり混乱している。
ーーただ一人ミクトだけは表情一つ変えず鉛筆を動かしていた。確認すると、『問題に意味はない。意味があるのは第十問目とカンニングをバレずにすることだ。それと多分その紙は時間経過で問題が現れるようになっている』と書かれていた。そう確認した瞬間クナイがボルトの頬をかすめすぐ後ろの受験者の答案用紙に突き刺さる。
「三十三番カンニング行為により持ち点ゼロ!!百五番と六十三番道連れ失格!!」
それから連鎖が起き始めた。どんどんとカンニング行為で脱落するものがあとを立たなかった。幸いにも木ノ葉の同期のメンバーは脱落していない。問題もミクトの言う通り試験開始二十分で紙に現れた。それと同時に解き出す受験者たち。内容はとんでもなく難しくカンニングに走り脱落するものがあとを絶たかった。そして試験開始四十五分が経過した。
「試験開始四十五分が経過したのでこれより第十問目を出題する・・・がその前にお前たちにこの第十問目を受けるか受けないかを選択してもらう。もちろん受けないを選択すればその場でその受験者は失格チームメイトも道連れ失格だ・・そして受けるを選択し間違えた場合・・その受験者の中忍試験受験資格を剥奪する!!」
イビキが告げた内容に周りがざわめく。それもそうだ間違えれば一生下忍のままでいなければならないからだ。そのリスクに怖気付きどんどんと自体を始める受験者たち、そんな中突然ナルトが手を挙げた。そして机を叩き叫んだ。
「俺は逃げねぞ!!もし間違えて一生下忍のままでも別にかわまねぇ!!下忍のまま火影になってやる!!まっすぐ自分の言葉は曲げねぇ・・それが俺の忍道だ!!」
ナルトの言葉を聞いて全員の顔つきが変わる。もうここから逃げるものはいないようだ。
「ではここにいる全員に第一の試験合格を言い渡す」
その後イビキから告げられたのは試験の概要だった。偵察や待ち伏せに必要な忍耐力、敵にバレずに相手を調べる手段、そしてどんな任務でもうけなければならないということを試していた。
「さて二次試験についてだが・・」
「そこからは私が説明するよ!!」
突然窓から誰かが入ってくる。
「私が第二の試験の試験官みたらしあんこだ!!・・ってイビキのやつ結構残したんだね159名・・53チームか・・まぁいいわどーせ次の試験で半分以下になるから」
 
 

 
後書き

 
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