ハイスクールD×D大和の不死鳥
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20玉座の間なの!
◇ヤマト
「邪魔だぁ!」
俺、なのはさん、ヴィータ副隊長はゆりかごに突入し道にそって移動中にガジェットに襲われるが全て俺が撃墜していく
「ヤマト……私達も………」
手伝おうとするなのはさんを俺は止める
「前衛は後衛の魔力温存をするのも仕事です、俺なら大丈夫です」
そんな時だった。
ゆりかご内をサーチしていた本部の人から連絡が入ってきたのは、
『高町一尉! 玉座の間と駆動炉の位置が判明しました!』
そう知らせをしてきた。
そしてマップがディスプレーに表示される。
だけど、
「ッ!?」
「なんだと!」
俺達が進んでいるのは駆動炉の方で玉座の間はまさに反対側だったのだ。
「「「………」」」
その場の三人は黙り込むが、その場の空気をヴィータ副隊長がぶち壊す
「あたしが行く……」
「ヴィータちゃん!?」
「ヴィータ副隊長!?」
そう、自ら駆動炉に向かう事にしたヴィータ副隊長
「なのはとヤマトは玉座の間に行かなきゃならねぇ、あたしが行くのが普通だろ」
「ヴィータちゃん………」
「ヴィータ副隊長………」
一人で行かせるのが不安なのだ、外での戦闘で消耗しているから
「安心しろ、あたしははやての守護騎士だ、主のはやての下に帰らなきゃならないんだ」
主のために…主の下に帰る…そうだよな、仲間のために戦う者は強いのはよく知っているしな
「お願いします、ヴィータ副隊長」
「お前も気をつけろよ」
「はい!」
ヴィータ副隊長は駆動炉に向けて歩き出す、俺達も玉座の間に向かって飛んでいく
◇
俺、なのはさんは玉座の間に向けて飛んでいく、何度もガジェットに邪魔をされるが先ほどから同様に俺が落としていく
「ヤマト、無茶しないで!」
「さっきも言いましたが前衛は後衛の魔力温存も仕事です!」
「でも……」
優しいですよ、本当に、でも、それが弱点です
「それに、俺には玉座の間でやることがあるのでそう簡単には朽ちませんよ」
オオグルマを止める………俺のやらなければならないのだ
「………」
「先をススミマショウ」
俺達は先に進む
◇
「「ヴィヴィオ!」」
俺達はとうとうゆりかごの王座の間についた
『ようやくきたな、時神ヤマト!』
その場にいたのはアリア、ヴィヴィオ、幻のオオグルマとスカリエッティの戦闘機人だ
「ヴィヴィオを返せ!」
「なら、倒すことだな!」
◇なのは
「なら、倒すことだな!」
そう告げると、ヴィヴィオの体が跳ね、得体の知らない力が流れ込む。
「ママ!パパ!やだ!!ママ!!パパ!!」
「ヴィヴィオ!くっ…」
悲鳴を上げるヴィヴィオから噴き出した虹色の魔力が周囲を突風のように埋め尽くす。
その力の波に押されてまるで進むことも出来ないうちに浮かび上がったヴィヴィオは…
「うああぁぁぁぁぁぁっ!!」
絶叫と共に、変身した。
成熟した身体、長い髪をサイドで結って、どこか私の衣装を思わせる防護服を身に纏っている。
あんまり当たってほしくはなかったけど、ヴィータちゃんに言われてた予想が当たっちゃったな…
「貴女は…私のママを…パパ…どこかに攫った…」
「ヴィヴィオ、違うよ!私だよ、なのはママだよ!!」
「俺だ、ヤマトパパだ!」
「っ…」
一瞬たじろぐヴィヴィオ。
けど、何かを振り払うように腕を振るう。
「違う!!!」
「っ…」
「うそつき。貴女なんか…貴方なんか…ママじゃない、パパじゃあない!」
ヴィヴィオに真っ向から告げられる否定の言葉は、洗脳なのは分かってるけど、結構来るものがあった。
「ヴィヴィオのママを…パパを…返して!!」
それに、私が名乗った時たじろいだって事は、洗脳って言っても完全に脳を書き換えるものじゃなくて『付け入る隙』をつつくもの。
そんなものがあるのは…私のせいだ。
「あああぁぁぁぁぁぁっ!!!」
拳を硬く握り向かって来るヴィヴィオ。私はそれを、右手に持ったレイジングハートを使って斜めに張った防御幕で流す。
「ディバインバスター・ライジング」
「え…」
姿勢の崩れたヴィヴィオに向かって左手で放った零距離砲撃は、ヴィヴィオを壁まで吹き飛ばした。
◇ヤマト
なのはさんがヴィヴィオと戦い始めてすぐ俺もアリアと戦闘になっていた
「アリア、俺達が戦う事なんて無い!」
「貴方に無くても私には………オオグルマ先生にはある!」
聞く耳持たずか……なら、俺がやることは一つ……相手の心を折ってやる!
【モード反転、『ダブルオーライザーD』】
俺のダブルオーライザーの色が黒くなっていく、まるで闇に堕ちたように…
続く
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