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ハイスクールD×D大和の不死鳥

作者:sou×yuki
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13公開意見陳述会前夜なの!

◇ヤマト

公開意見陳述会が前日に迫った夜のこと。
ロビーに集められた俺達前線メンバー。
はやてさんが俺達のほうに向かって、

「…と、いうわけでいよいよ明日は公開意見陳述会や。
明日十四時からの開館に備えて現場の警備はもう始まってる。
なのは隊長とヴィータ副隊長、リイン曹長……。
そしてフォワードメンバー六名とギンガの各員はこれから出発して一足早く現場入り。
ナイトシフトで警備開始という形や」

「みんな、ちゃんと仮眠はとった…? 眠たい子はいない?」

フェイトさんの言葉に俺達フォワード陣は「はい、大丈夫です!」としっかりと返事を返す。

「私とフェイト隊長、シグナム副隊長は明日の朝に中央入りする。それまでの間、よろしくな!」

『はい!』

俺達はヘリポートに向かうとシャマル先生と不安げな表情でなのはさんと俺に視線を向けているヴィヴィオがの姿があった

「…なのはママ…ヤマトパパ…」

か細い声でなのはさんと俺を呼ぶヴィヴィオ。

「あれ? ヴィヴィオ、どうしたの…? ここはヘリが飛ぶ場所だから危ないよ?」

「ダメですよ、なのはさん。ヴィヴィオはなのはさんと俺を心配して見送りに来てくれたんだから」

「そうよ、なのはちゃん」

そこに明日出発組のフェイトさん達がやってきて、

「なのは、夜勤がけは初めてだから不安なんだよ、きっと…」

それになのはも「そっか」と納得顔になって、

「なのはママは今夜は外でお泊まりだけど、明日の夜にはちゃんと帰ってくるから」

「ぜったい…?」

涙ぐみながらヴィヴィオはそうなのはさんに聞く。
それになのはさんも自信の笑みを浮かべて、

「絶対に絶対だよ…」

そう言って人差し指を出す。

「いい子に待っていたらヴィヴィオの好きなキャラメルミルクを作ってあげるから!」

「うん…」

「ママと、約束ね」

そう約束をしてなのはさんとヴィヴィオは指切りをする。
俺もヴィヴィオにある物を渡す為に近づく

「ヴィヴィオ、俺は御守りをあげるよ」

そう言って俺はポケットから指輪を取り出す

「この指輪はボンゴレリングと言って大空を守護する者達が持つ指輪なんだ。もし、何かあってもその指輪……雪のボンゴレリングが守ってくれるよ」

「うん…」

少し不安が残っているな、そうだな、ボンゴレリングになのはさんの魔力を取り込んでおこうかな

「なのはさん、リングに魔力を注いでください」

「うん」

そうしてボンゴレリングに魔力を注いぎこむ

「これで、ヴィヴィオといつも一緒だよ」

「うん!」

それで俺達は地上本部へと向かっていく。
そのヘリの中で、

「それにしても、ヴィヴィオは本当になのはさんとヤマトになついちゃっていますね」

「まったくですね」

スバルとティアナがそう言い出すのでなのはさんと俺は、

「そうだね。結構厳しく接しているつもりなんだけど…」

「俺も厳しくしているつもりなんだけど……」

「きっとわかるんですよ。なのはさんとヤマトが優しいって…」

「えへへ…」

「あははは……」

それで苦笑いを浮かべるなのはさんと俺。
そこにリインさんが、

「もういっそのこと、本当になのはさんとヤマトの子供にしちゃえば、とか!」

「それも考えの一つ、なんだけどね…。いい受け入れ先が見つかんない場合もあるし。それに、ヤマトと…………」

急に顔を赤くするなのはさん。考えていることはよくわかる。リインさんが俺を入れなければよかったのにな。

「リインさん、俺となのはさんの子供にするのは流石にまだ、速いっす」

「えーそうですか?」

この人分かってやってるのか?
そう思っていると本部に着いた


◇なのは

スバル達と歩いているがそろそろ中に入る時間になってきたので、

「スバル、私はそろそろ中に入るから…」

ポケットからレイジングハートを取り出す。

「内部警備の時はデバイスは持ち込めないから、スバル。レイジングハートをお願いしていい?」

「あ、はい!」

「前線のメンバーでフェイト隊長からも預かっておいてね」

「はい、わかりました!」

そして夜は明けてきていよいよ公開意見陳述会が始まろうとしているのだった。

続く 
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