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ハイスクールD×D大和の不死鳥

作者:sou×yuki
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9機動六課の休日

◇ヤマト

あれから数日がたち、今日も模擬戦に俺たち、フォワード陣は汗を流していた。あの日の翌日からアラガミの対処法を教えることになり朝練が俺、午後はなのはさんの訓練になった。俺の朝練の参加メンバーが隊長、副隊長陣、俺を除いたフォワード陣で数日で小型を相手にできるよになった。訓練メニューはなのはさんに任せてしまっている


「はい! 今朝の訓練と模擬戦も無事終了。お疲れ様!」

「「「「は、はい!」」」」

な「でね。実は何気に今日の模擬戦が、第二段階クリアの見極めテストだったんだけど」

「「「「え!?」」」」

なのはさんはそう言いながら、フェイトさん、ヴィータさんを見て合否を聞く。

「合格!」

「「はやっ!?」」

フェイトさんの即答にスバルとティアナが突っ込んだ。

「ま、こんだけミッチリやって問題あるなら大変だってことだ」

「数日で小型種になれたか。でも、アラガミ戦では素人にはかわりないがな」

「にゃははは、同じフォワードなのに厳しいね」

「え?隊長、副隊長達もですよ?」

隊長、副隊長達なら中型まではいけるとは思うが未だ『訓練機』での戦闘なのだ。実際に戦えるかはわからない

「まあ、これにて第二段階も終了!」

 そういうとフォワード陣(俺をのぞく)が手を上げ喜びだした。

「デバイスリミッターも一段階解除するから、後でシャーリーの所に行ってきてね」

「明日っからは、セカンドモードを基本にして訓練するからな!」

フェイトさんとヴィータさんの言葉を聞き、キャロが疑問を口にする。

「え? 明日?」

「ああ、訓練再開は明日からだ」

俺達フォワードは不思議な顔をする。

「今日は私達も隊舎で待機する予定だし」

「みんな、入隊日からずーっと訓練漬けだったからね」

「今日は午後からお前らは休みというわけだ」

「そういうこと♪」

「だから、町にでも出かけて遊んでくるといいよ」

それを聞いた俺達は、やっとなのは達の言ったことを理解し、顔を綻ばせ笑い、返事をする。

「「「「「はーい!」」」」」

喜んだのはいいが俺はどうしよう?

その場は解散してそれぞれで出かけることになった。

「ハンカチ持ったね? IDカード忘れてない? あんまり遅くならないようにね。夜の街は危ないからね。後は・・・」

「フェイトさん、過保護すぎです」

「で、でも!」

まあ、気持ちはわからないわけでは無いがな

「子を信じるのも親のつとめですよ。2人とも大丈夫ですよ、保護者ならわかりますよね?」

「う、うん……」

かなり渋ってはいるけどなんとかなりそうだな

「兄さんは行かないのですか?」

「あ、うん。俺が一人で出歩くとろくな事にならないから行かないことにした」

一人で外にいると本当にろくな事が無い、コンビニで買い出しにでてイッセーの初デートを追っていったら殺されるしヴァジュラと一人で戦ってしばらく目を覚まさなかったしユキ姉と戦ったりとろくな事が無い

「三人で行きませんか?」

ふぇ!?二人のデートを邪魔したくないけどせっかく誘われているのに断りたくもない……

「お兄ちゃん、いこ?」

キャロ!俺がキャロにお願いされると断りにくいのわかっているよね?

「で、でも……」

マジヤバイ!いろいろとヤバい!

「私達の事嫌いなの?」

うっ……このままだと、確実にキャロ泣くよね、キャロを泣かしたら周りが怖いな……

「わ、わかった。いこう」

結局行くことになった。この後に起こる事件を知らないで



俺はシャーリーさんに呆れてしまった、キャロとエリオの予定が定番カップルのデートでそれを組んだのはシャーリーさんなのだ

「はい、こちらライトニング3」

『はーい。こちらスターズ3、そちらの休日はどう?』

『ちゃんと楽しんでる?』

「はい。まだ始めたばかりですけどなんとか楽しんでいます」

『そっか。何か困った事とかないかなって思ってね』

「ふふ、ありがとうございます!」

「おかげさまでありません」

『そっちはどんな感じ…?』

「えっと…予定通り公園で散歩して、これからデパートを見て回って…って、感じです」

「その後、食事をして映画を見て夕方には海岸線の夕日を眺めるってプランをシャーリーさんに作ってもらっていますので」

『『………』』

まあ、そう言う反応になるよな

「まあ、こっちはこっちで楽しんでるよ」

「や、ヤマトがいるならいいわ」

「ま、またねぇ~」

通信が切れた。しばらくの間エリオとキャロはポカーンとしていた

◇エリオ

「!」

なにか物音を感じた。
それで僕はその場で足を止めた。

「エリオどうした?」

「エリオ君…? どうしたの?」

「キャロ、兄さん。今、なにか聞こえなかった?」

「何か?」

「いや?」

「ゴトっというか、ゴリっというか…」

それで物音が聞こえた路地裏に僕とキャロと兄さんは駆けていく。
すると排水口の蓋が開かれてそこから一人の女の子が這い上がってくる。

「キャロは少女とレリックをお願い、エリオは周辺を警護、俺がみんなに知らせる」

「「はい!」」

俺はすぐにデバイスを取り出し通信を入れる

「こちらライトニング5。緊急事態につき、現場状況を報告します。
サードアヴェニューF23の路地裏にてレリックとおもしきケースを発見。
それとレリックのケースを持っていたらしい女の子が一人。少女は意識不明。指示をお願いします!」

それを通信で聞いていたなのはさん達は、

『スバル、ティアナ。ごめん、お休みは一旦中断』

『はい』

『大丈夫です』


『救急の手配はこっちでする。三人はそのまま少女とケースを保護。応急手当をしてあげて』

「「「はい!」」」

フェイトさんの指示で応急手当を開始する僕達。
なにか、大きな事件が起こりそうな、そんな不安を僕達は感じるのだった。

続く 
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