ハイスクールD×D大和の不死鳥
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2.5友情なの!
機動六課が始動して数日後のある日の出来事
◇ティアナ
あたしは今、書類仕事の傍らでヤマトの事を調べている
局入りは二ヶ月前でそれ以前はあまり詳しくは載っていなかった。
「…ティア、何を調べているの?」
「ん? ヤマトのこと。謎が多いから調べたんだけどね………」
それでスバルにも詳細のデータを見せる。
「あー……確かに謎が多いね。局入りが二ヶ月前だっけ?」
「そうなのよ。だから、不思議こと、ばっかりでね……」
「そっか。ま、いつか話してくれるよ。それよりティア、書類仕事手伝って~」
「バカスバル、自分でやりなさい!」
「えー!?」
「慣れていないエリオとキャロはともかく、局入り二ヶ月のヤマトがあんたよりデスクワーク作業が得意じゃあない!
だからあんたももっと頑張りなさい!」
「は~い……」
それでスバルはすごすごと引き下がっていき、またデスクワーク作業に取り掛かっていった。
あたしもなのヤマトのデータを保存して閉じ、またデスクワークを再開した。
◇
俺達フォワード陣は食堂で昼食を取っていた
「ライトニングはデスクワーク早いよね~」
「バカスバル、あんたが遅いのよ!」
「いえ、僕とルシエ三士の半分はヤマト三士がやってるんですよ」
「えー!?」
「ヤマトどんだけ速いのよ!」
「えーと、タイピングスピードなら1秒に百文字程度だったかな?」
俺とキャロ以外のフォワード達がフリーズする
「あ、あんた早すぎでしょ!」
「そういわれてもね~」
「キャロは驚いて無いみたいだね」
「わ、私はお兄ちゃんとは自然保護隊で一緒でしたから……」
「ん? そう言えばあんた達兄妹なの?」
「血は繋がってないであります。ランスター三士」
いや、うん。キャロって、そう言うところは堅いよね
「二ヶ月前から教わったり教えられたりの仲さ」
「ふ~ん」
あれ?ティアナさんの顔が暗くなったな、それに訓練の時の目……誰かを失った目をしていたし……もしかして、兄を………
「ティア………」
「大丈夫よ、スバル」
ティアナさんがそうスバルさんに言葉を返してくるが肩を何度も捻っていてどうやらお疲れのようだ。
スバルさんも心配したのか、
「…ティア、筋肉痛? やっぱりつらい…?」
「まぁ少しね」
「なのはさんとの訓練ってハードだもんねぇ」
「そうね。いままででも結構鍛えていたつもりだったけど、あの指導を受けているとまだまだ甘かったんだって思うわね…。
そうは思わない? ヤマトにエリオにキャロ?」
「そう思いますよ。でも、俺はあの訓練の後、素振りを各サーベルで百回の自主練していますけどね」
「よく……体が保つわね…」
どこか、ティアナさんの表情には羨ましいというものが込められているのを感じた。
別段気にはしないんだけど、どこか不安になる感じがしたのは気のせいかな…?
俺がそんな事を思っていたがそこにキャロがティアナさんに寄っていき、
「あの、ランスター二士。よろしければ簡単な治療をしますが…」
「あぁ…そういえばキャロはヒーリングのスキルも持っていたっけ。それじゃお願いしちゃおうかしらね」
「はい…」
それでキャロはなにかの詠唱を開始するとそれをティアナさんの腕に当てていく。
するとティアナさんはかなり気持ちいいのか、
「あ、あ、あ~~~…効く効くぅ」
とても気持ちのいい表情をしていた。
そうだな、マッサージしてあげようかな
「あの、ティアナさん。気持ち良いところ悪いけど後でマッサージしてあげようか?」
「ん?ヤマトのマッサージ?効くの?ヤマト、そんなのできるのね」
「あぁ、悪いか?」
「別に悪くは無いわよ。効くんでしょうね?」
「さあな、やっているだけだから知らないけど知っているやつはすぐそばにいるよ」
効くのかは俺にもわからねぇ。だが、それを知っている奴はすぐそばいるのは本当だ
「誰よ、それ…」
「そんなのすぐに分かるだろ。スバルさんは分かりましたか?」
「う~んとエリオかな?」
そっちか!
「ナカジマ二士あってはいますけどヤマト三士が言っている人は違いますよ。」
なんで、キャロとエリオ君って少し堅いの?
「え……じゃ、じゃあ…」
スバルさんとティアナさんの目線はキャロに行く
「そ、そうであります。ナカジマ二士、ランスター二士」
顔を赤くしているキャロ
「かなり痛いですけど翌日、すごく楽なんですよ」
マッサージを受けているエリオがキャロの救いのてをだした
「そ、そう。なら、私もお願いしようかしら」
「私も私も」
「分かったよ。午後練が終わったら部屋におじゃまするね。あと。それと……」
俺はキャロとエリオ君を見る
「エリオ君はこれから、俺達に階級付けするの禁止と名で呼ぶこと。キャロも同じね。」
「「いいんでしょうか?」」
「仲間なら当たり前だよ。ね、ティアナさんにスバルさん?」
「そうだよ。エリオにキャロ!」
「当たり前よ。それと、ヤマトも私達にさん付けするの禁止よ」
あはは、俺も禁止されちゃったか
「わかったよ」
「「わかりました」」
まあ、これでいいのかな?
「あの、ヤマトさん!」
「なにかなエリオ?」
なぜか、顔が少し赤いエリオ、これは、デジャヴなきが……
「兄さんって呼んでもいいですか?」
やっぱりか~
「う、うん。い、いいよ」
なんか、フェイト隊長が保護者の二人に懐かれたな。うん。
「ヤマト、大変ね」
「あははは……」
その日の夜、隊舎からティアナとスバルの悲鳴が響いた。その日以来俺はフォワード全員のマッサージを受け持った
続く
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