ハイスクールD×D大和の不死鳥
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50大空VS大空後編
「うおぉぉぉぉ」
俺とツナの戦いは激しさを増していく
「流石、ボンゴレの英雄の十代目だ、今の俺では勝てる気はしないな」
「諦めるのか?」
「冗談キツいぜ、俺は諦めが悪いのは知ってるだろ?」
俺はかなり諦めが悪い男だ、どんなに倒れても、ドンナニ八つ裂きにされようが立ち上がり戦う、しかも、自分の為に戦うのではなく誰かの為に、世界の為に戦っているのだ。
「そうだったな、ヤマトは諦めが悪い男だったな」
「そう言う事!」
俺は体にフェニックスの鎧をまとう
「フェニックスの鎧か……」
「そんな軽いもんでは無いよ」
そう、今回、俺が纏っているのはただのフェニックスの鎧では無くフェニックスバーストモードでも無い
「『獄炎の鎧』」
今使える三つの炎を組んでの鎧だ、消耗は激しいがかなり強い
「それが、今のお前の全力だな」
「あぁ、そうだ」
今の消耗を考えるとこの鎧を維持できるのは五分がやっとだ、それまでに決着を付ける!
「行くぜ!」
俺はその場から消えた
「消えた!?」
驚いて声出す十代目ファミリー嵐の守護者獄寺隼人(ごくでら はやと)
「ちげーぞ、速くて見えないだけだ」
リボーンはヤマトを捉えていた
「くっ…………」
俺は一撃を入れ、ツナは少しよろめく
「『クロスインパクト』」
「グハァ…………」
俺は何度も、ツナに攻撃与える
「これで!」
俺は勝ちを確信しツナに攻撃を仕掛ける
「見切った!」
俺の拳を片手でツナが止めた
「なぁ…………」
俺のスピードを見切ったのか?あんな短時間に?どうやって……あれか!
「超直感か………」
「そうだ」
忘れていたぜ、ボンゴレ大空の守護者は直感を超える超直感があるって事を
「そろそろ、時間だな」
俺は後ろに後退し鎧の維持を確認する
「一撃に全力をこめる!」
もう維持できるのは数十秒だけ、最後の力を一撃に込めるだけ!
「オペレーションX(イクス)」
「滅龍奥義………」
ツナは片手を前に片手を後ろに向け死ぬ気の炎を貯める
「X BURNER AIR(イクス バーナー エアー)」
「獄炎消滅破(ごくえんしょうめつは)!」
同時に放たれる炎がぶつかりあう
「くっ………」
押されているのは俺だ、魔力はとうに限界に達している中の打ち合いだ、押されるのは仕方ない
「今の俺では無理だな……」
俺の炎がうち負け俺は炎に包まれる
「「「「ヤマト!」」」」
「ヤマト先輩!」
俺の守護者達が叫ぶ
『!?』
その場の全員が驚いて声がでなくなっていた。それは……
「食えるか心配だったけど問題無かったな」
そう、俺が死ぬ気の炎を食べていたのだ
「十代目、俺の負けだ。今の俺では勝てそうに無いよ」
「そうか……」
ツナの額から炎が消え、いつものツナに戻った
「リボーンこれでいいんだね?」
「あぁ、ヤマト」
「はい」
ほんとリボーンと話すときは緊張するな
「合格だ」
はぁ?合格ってなに?
「どういう事ですか?」
「今回の戦いはお前がボスの器かを試すのが目的だった」
それで合格だったんですね
「でも、俺は負けましたよね?」
「今回のは勝敗は関係無かったんだよ」
そうだったのか、いろんな意味で損した。
それから、数日後に俺達はグレモリー城に帰った
続く
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