ハイスクールD×D大和の不死鳥
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42雨の守護者戦
私は雨の守護者戦のフィールド『アクアリオン』三階にいる
「う″お″おお、女相手でも手加減しねぇぞ!」
「そんなの当たり前です、それと、うるさいので黙って下さい」
手加減されて勝っても嬉しくない、それに、どんな相手でも私は負けない
『既に火花を散らしている両者!それでは、雨の守護者戦スタートです!』
「ゔお゛ぉぉぉぉぉぉぉい! 行くぞぉ!」
剣を構えて、スクアーロが私に突進してきた。
私はが剣先を水の中につけて、水を巻き上げる。
「『時雨蒼燕流
(しぐれそうえんりゅう)』
守式二の型「逆巻く雨」!」
「ちっ」
◇ヤマト
「さすがです、簪ちゃん!」
アリサが簪を誉めながら喜んでいる
「いや、ダメだ。今の更識にはスクアーロを倒せない」
「え……」
簪の師で雨の守護者山本が喋る
「スクアーロは時雨蒼燕流攻式の型を全て見切っている、あれからかなり強くなってる筈だ、今のままでは勝てない」
「でも、簪ちゃんには十の型があります!」
特式十の型時翔・蒼月………確かにあれがあれば強いがあの技では無理だともうな
「無理だ、時翔・蒼月は非公式だがレーティングゲームに使っている、映像が流されているからな、見たことある技は見切られてしまう、それに、あれは『禁手』が条件になる、通常では使えない」
「そんな……」
ヤマト眷属のほとんどが負けてしまう事を想像してしまうが、それをぶち壊す発言を姉さんがした
「大丈夫ですよ、簪さんには切り札があります、あれなら時雨蒼燕流を見切っていても勝てます」
時雨蒼燕流を見切っていても勝てるという、姉さんの言葉に少し違和感があるのはなぜだろうか?
「それは楽しみだ!」
ヤマト眷属とボンゴレ十代目ファミリーは中の映像をみる
◇簪
「! 次が来る!」
「ゔお゛ぉぉぉぉぉぉぉい!」
スクアーロが再び剣を振り回しながら、私に突進してきた。
「次は……。時雨蒼燕流守式七の型 繁吹き雨!」
刀で水を回転するように巻き上げ攻撃を防いだ。
「(この型は………アイツの弟子か?)」
「行くます!」
私は前に出る。
「簪ちゃんがはじめて前に出た!」
「マズイ!」
「行くます! 『時雨蒼燕流攻式五の型五月雨』!」
通常の剣術で言うところの中斬りを放ちながら刀を素早く持ち替え、相手の守りのタイミングを狂わせる変幻自在の斬撃を放つ。
「ぐあ!」
「やりました!」
「スクアーロには攻式はダメだ!」
倒れていたスクアーロが立ちあがった。
「え、?」
「ゔお゛ぉぉぉぉぉぉい! この程度かぁ!」
「くっ………(忘れていた、この人は山本さんの師で一度時雨蒼燕流を倒していたことを。この人に勝つには特式しか無いけど、禁手が条件だから、今は無理)」
他の攻式も見切られている、特式は禁手が条件、勝つすべが無い、どうしよう?
『簪ちゃんはなんのために『あれ』を特訓したのよ?』
神器からブルーの声が聞こえる、『あれ』………シャルロットさんと私だけの流派、身体的に危険があるから滅多には使えない、でも、このままなら、負けてしまう私には希望になる
「う゛ぉぉぉぉい! 攻撃ってのはなぁ、こうやんだぁ!」
スクアーロが剣を振り上げてそのまま振り下ろした。
「くっ」
スクアーロの剣が私の鼻の先をかすめて空をきった。
「くっ……。はぁ、はぁ」
「う゛ぉぉぉぉぉい! もう終わりかぁぁぁ!」
怒声をあびせるスクアーロと体力も限界に近づいている私。
どこから見てもスクアーロの勝ちは決定的だった。
スクアーロが勝ちを確信した瞬間、私は位置取りのために一度後退した。
◇ヤマト
「簪さん、あれを放つつもりですね」
「あれ?」
「観ていればわかります」
◇簪
「ゔお゛ぉぉぉぉぉぉぉい! 行くぞぉ!」
(来た!)
私は水を回転するように巻き上げてそれを利用し相手の背後をとり、一撃を与えた
「くっ」
剣心さんとシャルロットさんの飛天御剣流の龍巻閃と山本さんと私の時雨蒼燕流の繁吹き雨を合わせた流派と技!
「『時雨蒼天流特式一の型繁巻閃』!」
この一撃でスクアーロは倒れた
『勝者!ヤマト眷属、雨の守護者更識簪!』
一つ目の守護者が終わった、取り敢えず白星スタートを切れた
続く
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