『曹徳の奮闘記』改訂版
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第六十四話
前書き
ロッタイベント。
「はぁ~………今日は何だか疲れるわぁ」
私は城壁のところで溜め息を吐いた。
え? 私は誰かって?
自己紹介が遅れたね、私はロッタ・グリオースよ。異世界ルミナシアの小国の王女よ。
中の人は知らないけど作者は律ちゃんにしたいらしいけど。
………律ちゃんって誰なのかしら?
あぁそれと悩みは朝に長門の部屋でみ、見てしまったエッチ………ゲフンゲフン、その光景が中々頭から離れない事くらいね。
前の時も、頭から離れたのは一週間も掛かったわ。
はぁ……何だか疲れるわ。
「何であいつのああいう場面を見てムカムカするのよ……」
何故かしらね。ルミナシアにいた時ではそんな事はなかったのに……。
はぁ、あいつの事思い出してたらまたさっきのが脳内に浮かんできた……orz。
「む? どうしたロッタ?」
「クロエ? どうしたの?」
城壁で私がorz状態のところにクロエがやって来た。
「いやなに、朝の鍛練が終わったからな。今日は孫策軍も前の事があって攻めてこないかもしれないな」
私達は孫策軍の砦を見る。
孫策軍の砦は不気味な程何もしてこない。
「………で、何を悩んでいたのだ? 良ければ相談に乗るぞ」
「……多分クロエじゃ無理よ。恐らく聞いたら顔を真っ赤にしそうだしね?」
「なッ!? それはどういう事だッ!!」
「いやそのままの意味よ。なら聞いてみる?」
「勿論だッ!!」
自信満々に胸を張るクロエ……何だかあの胸は憎たらしいわね。一応これでも私もあるわよ?
そしてクロエに私の悩みを話した。
「………」
「クロエ?」
……駄目ね、完全にオーバーヒートしてるわ。頭から湯気出てるし、顔真っ赤だし。
「大丈夫クロエ? 生きてる?」
「え、あぁ。何とかな……」
クロエが顔を真っ赤にしながらブンブンと顔を縦に振るけど何かぎこちないわね。
「そ、それで私どうしたら……「あぁ~らロッタちゃんは欲求不満なのかしらぁ?」………」
何故かしらね?
今、バルバドスの声が聞こえたような……。
そして私達が振り返るとそれはいた。
「はぁ~い。貂蝉ちゃんよ♪」
「「ふにゃァァァァァーーーッ!!!Σ(゚Д゚)」」
その時の、私達の叫び声は城内に響いたらしい。
「驚かさないでよ貂蝉さん」
あの後、何とか落ち着いた私達は貂蝉さんに問う。
「あらぁん、それはご免なさぁいね」
クネクネしないで下さい。
夢に出そうです。敬語になってるのは私の理性が壊れそうだからです。
「それで、何で私がよ………欲求不満なんですか?」
「だって顔に出てるしねぇ~」
うぅ、違うと言いたいのに何故か言い返せないぃ……。
「ズバリだけどロッタちゃんは長門君の事が好きなのよぅ」
「好き………ですか? ななな、何を根拠に言ってるのよッ!!」
「何……だと………」
クロエは何か驚いてるけど、どうしたのかしら?
「あぁんほらぁ。私の言葉を顔を赤くしながら否定したら好きだと思われるわよぅ」
「………ふえェェェェェーーーッ!!!」
私は急激に顔が赤くなるのを感じる。
「ロッタちゃんは長門君をどう思っているのぅ?」
「そりゃあ……奴隷にされそうになってた時、助けに来てくれたし、意外と面白い話をしてくれるし……」
「………此処にもいるのか………」
何かクロエが呟いたような………。
「青春ねぇ~。ロッタちゃん、それは貴女が長門君に恋してるのよ」
「で、でも………」
「じゃあロッタちゃん、長門君のこの光景を見てどう思った?」
貂蝉さんの言葉に私はあの光景が浮かんできた。
ズキッ。
「………何か胸が痛いです」
何でだろう………。
「それが証拠よ。だから頑張るのよぅ………クロエちゃんもね」
「なぁッ!?//////」
貂蝉さんがクロエに何か呟くとクロエは顔を真っ赤にした。
「あぁそれとロッタちゃんとクロエちゃんのために恋愛の本を持ってきたわぁ」
「……喜んでいいのかしら? まぁありがとうございます。でも何処に………」
「それはぁ………此所よぉッ!!」
「「ッ!?」」
そう言うと貂蝉さんは………かなりヤバイところから本を出した瞬間、クロエと目が合い、クロエと頷いた。
『覚悟を決めよ……あらぶる心、無風なる水面のごとく、静まれ……斬るッ!! 我が剣の前で、安らかに眠るがいいッ!! 夢想神烈閃ッ!!』
『さっさとくたばりなさいッ!!』
「ぶるうぅぅぅわあぁぁぁぁぁーーーッ!!!」
思わず貂蝉さんを吹き飛ばしたのは間違っていないと思う。ちなみに私は杖で殴ったわ、秘奥義使えないしね。
後に、貂蝉さんから定期的に恋愛に関する本の提供をしてくれたわ。べ、別にわざわざ持って来てくれるし、勿体無いだけなんだからねッ!!
後書き
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