リリカルクエスト
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27日目 ゆういちはプチこんらんした
温泉地から帰宅すると、リビングがおかしな様変わりをしていた。
確か壁を直して、行き来出来る扉を付けるって事だったはずなのに、リビングが完全に一体化して、テスタ家側の台所無くなって、リビングの一部になってるぞ・・・・・
リビングのソファーで寛いでたアルフに聞くと、ファタリテとフェイトが俺に対し怒ってるそうだ。
何に対して怒ってるのか教えてくれなかったが、その事が壁を直す所か取っ払う原因になったらしい。
アルフは、
アルフ「いいじゃん 部屋も広くなってさ」
なんて呑気な返事が返ってきた。
アルフさん、ちょっと考えてよ。
これじゃあ、お互いのプライベートなんて紙くず同然よ!?
風呂上りとか、寝起きを他人に見られるんだよ?って質問すると、
アルフ「いいよ わたしは 気にしないし 悠一も家族だから」
サラっととんでもない事言っちゃってるよ、このお姉さん・・・ (´∀`)フハハハハ
だが! 達観した俺は、もう何が起ころうと動じません事よ。
なんて内心でビクついていると、
リニス「ただいま戻りました~」
リニスが帰宅したので、デバイスの話をする。
今週末はすずかとアリサの魔法の件があるから、平日の都合のいい時に講義をして欲しいと頼むと、リニスは快く引き受けてくれた。
ついでに、橘がしてきた念話が気にかかったので、『念話ってどうやったら出来んの?』って聞いた所、自分の言葉を魔力に乗せて相手に伝えるって感覚らしい。
試しにやってみた所、簡単に出来た。
ただ念話は、魔力を持ってない相手に送っても何も聞こえないそうで、先日橘の念話内容に乗らないでよかった~っと安堵していたら、
リニス「ねぇ 悠一君 ちょっと変わったけど 新しいリビングはどう?」
少しは気にしてるんだろうか、気まずそうに聞いてきて、
悠一「・・・もう 何を言っても変わらなさそうなので いいです・・・」
気にしてないと答えて上げた。
晩になり、ファタリテとフェイトの姉妹が帰ってきて、何かムっとした顔で、
ファタリテ「・・・悠一 この2日間 誰とどこ行ってたの?」
フェイト「正直に話して」
へ? 温泉に行ったのを怒ってんの?
悠一「商店街の福引で温泉旅行当たったから 1人で行ってたけど?」
別に2人に対してやましい事もないので、そのままを言うと、
ファタリテ「・・・嘘」
フェイト「悠一 女の子達といた・・・」
ん? 高町グループの事なら、あれは一緒に行ったって云うよりも、
悠一「あ~ そう言えばクラスの女の子達の家族も旅行に来てたらしく 偶然鉢合わせた」
ってか、逆に何でそんな詳しいの?って聞きたいよ。
フェイト「・・・本当に偶然?」
悠一「うん まさか知り合いに会うとは思ってなかったから ビックリした」
なんとかおどけてみせると、
ファタリテ「そこまで言うなら 信じてあげる」
そう言うと、普段の顔に戻った姉妹。
はぁ? これが怒ってた原因? 意味わからん・・・・・ ???(´・д・`)???
怒りが収まったのか、それからの話はジュエルシード集めで、なのはと橘の2人と友達になったや、アリシアとプレシアさんとのやり取りが続き、話の所々でプレシアさんの危ない発言が垣間見える。
話しも長くなってきて、土産の饅頭を買って帰ってるのを思い出し、茶菓子替わりに提供すると、即殲滅されました。
俺まだ食べてないのに・・・楽しみにしてたのに・・・ (´;ω;`)
ファタリテとフェイトのなつき度が10あがった。
翌日学校に行くと、先週のアレ等がやらかしてから、被害にあってた男の子達が徒党を組み、いじめっ子といじめられっ子の立場が逆転している光景を目にする。
まぁ今までやらかしてきたんだから、自業自得だな。
それらはさて置き、すずかとアリサに『週末 例の件で予定を開けておいてくれ』と伝え、俺の家じゃアレなので、週末の集合場所は月村邸にした。
色々観念してからは、学校生活で連行される事はあっても、引き摺られてドナドナになる事もなくなり、概ね学校生活は順調になった。
橘は別だけど・・・・・
放課後は家に帰ると、リニスからデバイスの基礎を叩きこまれる。
ファタリテ・フェイトが持つインテリジェントデバイス(意志を持ち、術者と心を通わせ、大きな力になるデバイス)と、リニスが持つストレージデバイス(単純な応答はするが意志はないデバイス)に分かれ、大体の役目は、魔法を貯め込んでおくストレージとしてや、魔法の演算をしてくれたりするそうだ。
インテリジェントは製作が難しく、殆どで回っておらずオリジナルが多いそうで、一般にはストレージが使用されているとの事。
話しを聞いてると、DQの魔力を秘めてる武器じゃんって思い、ふくろから愛用の吹雪の剣と氷の刃を取り出しリニスに見せると、段々顔が強張っていき、
リニス「なんですかこれは!? こんな非常識なデバイスなんて見た事ないですよ!!」
はへ? これ等デバイスじゃないんだけど・・・・・
リニス「魔法を貯め込む所か 完全に魔力が宿ってるじゃないですか!? しかも魔力の性質変換まで!! どうしてこんな代物を持ってるんですか!?」
え? DQ世界じゃ当たり前よ?
他にも魔力が宿る武器、一振りごとにHPを回復する奇跡の剣、爆発呪文が込められてる稲妻の剣、真空呪文が込められてる王者の剣、雷呪文が込められているルビスの剣、威圧感を放つ天空の剣、ドラゴンの力が宿るドラゴンの杖などを次々とふくろから取り出して、リニスの前に並べると、
リニス「っ どれだけ持ってるんですか!?」
なんかツッコまれた。
リニス「どれもに尋常じゃ無い魔力が宿ってる・・・」
今度は目をキラキラさせてるリニス。
お~い、戻って来~い。
リニス「悠一君!!!」
おもむろに真剣な顔で、
リニス「今度 これ等の武器でアリシア用のデバイスを作らせて下さい!!」
勢いよく頼まれた。
ってか既存の武器をデバイス化が出来るなら、こっちも話が早くて願ったり叶ったりなので、これもうんのよさなの成せる業なのかと、少し怖くなった。
リニス曰く、これ等の武器をベースにデバイスと作ると、魔導師が使える性質以外にもう1つの性質を持て、自身と同じ属性なら、より魔力が増すと予想出来るそうだ。
それ位なら、『今と同じじゃん』って言うと、そもそも武器自体に魔力が宿ってる事自体が凄いと力説され、デバイス化出来たら魔導師の消費魔力もかなり軽減出来るって息巻いている。
だから、それは俺から見たら『そのまんまなんだけど?』って感想しかない。
こうなったら、リニスから学んだ後に自分で色々試すしかないな~
後書き
wikiでデバイスの説明見てると、デバイスは汎用性は良さそうだけど、DQ武器は効果固定だけど魔力消費無し。
こればっかは、どっちが良いかは人によりけりですな。
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