ハイスクールD×D大和の不死鳥
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9修行と伝授
婚約パーティーの次の日
俺(ヤマト)は姉さんと簪が修行している中庭に来ていた
「お疲れさん」
「やあ、ヤマト君」
「ハァ……ハァ…」
「ハァ……ハァ…ハァ…」
二人とも息があがっていた
「二人とも筋がいいよ」
まあ、ISに乗ってたから当然だよな
「あとは魔力と基礎が良くなればいいよ」
そうか、基礎なら俺かリアスだな、魔力は朱乃さんかな?武術もできるようにしないとたいへんだな
「ヤマト先輩」
この声は小猫ちゃんだな
予想通り小猫ちゃんが後ろにたっていた
「なんだい?」
「私に『不死七聖拳』と五年前コカビエルの時に使ったのを教えて下さい」
俺に頭を下げてくる小猫ちゃん。五年前のあのときのことをよく覚えていたな
「いいけど、二人に武術を教えてほしい」
等価交換ってやつだうん
「わかりました、先に教えてくれませんか?」
もちろん先に教えるよ二人は疲れ切ってるからな
「とりあえず、炎は自在に扱える?」
扱えないとできないんだよな『不死拳』はね
「はい」
「右手に炎を出してみて」
小猫ちゃんの拳の倍くらいの大きさの炎が出てきた
「もう少し火力を下げてみて」
「そこまではコントロールできません」
炎の扱いは難しいもんね。
「わかった、火力調整は後にして方法は教えておくね」
「はい、お願いします」
そうして俺は『不死拳』の極意を教えた
「案外簡単なんですね」
それはそうですよ、だってたまたま使えるようになっただけですからね
「確かに火力調整を除けば簡単だね」
火力調整が一番大変なんだけどね
「ありがとうございます、ヤマト先輩」
「どういたまして?」
一息付こうとしたとき
「僕にも『天翔』を教えてほしいんだけどね」
木場かぁ~二人をみたからいいか
「教えるのはかまわないけど『天翔・蒼』しか教えられないぞ?」
この『天翔』はフェニックスの力を持っていてもできないのが八割を越えるからな
「なぜだい?」
「『天翔』の『紅』と『闇』は『仙術』を使うんだよ」
『天翔』のほとんどは『仙術』が使えないとできないんだよこれが
「ヤマト先輩、仙術使えたんですか!」
そういえば話してなかったね
「うん、そうだよ、覇気は仙術の気を殺意と一緒にとばすんだよ」
十年かけて使えるようになったな
「それは………私には無理ですね」
覇気も習うつもりだったんだ
「まあ、『不死拳』は応用しやすいから自分なりに頑張ってね」
「はい」
その後は俺は木場に『天翔』を小猫ちゃんに簪と姉さんに武術を教えた
「そういえばレイヴェルはいつくるんだ?」
ライザーの妹でこれから俺の眷属になるレイヴェル・フェニックスがこないのだ
「遅くなって申し訳ありません」
この礼儀正しい言葉使いはレイヴェルだな
「別に気にしないで」
特訓していたから気にしていない
「早速眷属の儀式をしようか」
「はい」
兵士とし眷属にしました!
「改めてようこそ、ヤマト眷属へ」
この場には俺と眷属のいのり、簪、姉さん、レイヴェルの五人だ
「はい、兵士のレイヴェル・フェニックスです、これからよろしくお願いします」
これで眷属は4人か~
「ここにいたのね。ヤマト」
声がする方を向くとリアスとソーナが歩いてきてその後ろにレナ、雪、秋がついてきた
「なにかありましたか?」
「ヤマトくんの公式レーティングゲーム初戦が決まりました」
はぁ?俺達の公式レーティングゲームの初戦が決まっただと?王になって日が浅いのに早くね?
「一週間後よ、相手はサイラオーグ・バアル率いるバアル眷属よ」
サイラオーグ………確か婚約パーティーに話しかけてきた奴だよな?若手で上から三番目か四番目に強い眷属たちだよね?
「正直僕たちに勝機は無いに等しい初戦ですね」
「そうよね、大公はなにを考えているのかしら」
大公だと?俺への嫌がらせだな
「まあ、勝って大公に思い知らせますよ」
地獄をね!
「それと私の方からプレゼントよ」
リアスからのプレゼント?テンションあがるわ~
「今日からレナ、雪、秋をあなたの余ってる兵士とトレードするわ」
トレード………確か王と王が同じ駒同士を交換する奴だったよな
「わかりました、僕の余ってる兵士の駒とトレードします」
三人とトレードしました!
「よろしくね、ヤマトお兄ちゃん!」
「またよろしくお願いします、ご主人様」
「もう、ご主人様じゃあ無くていいよ」
レナに呼び方を変えさせないと簪と姉さんが怖いからな
「わかりました、ヤマト様はどうでしょうか?」
様付けは治らないぽいなまあいいけど
「それでいいよ」
こうして俺と眷属の公式レーティングゲーム初戦が決まり、眷属に三人増えた
続く
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