フレッシュ&スウィート フルーツプリキュア!
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
ウエスターこそ裏切り者
武器提供キュアスティック
第8話 シフォン大ピンチ!ピーチの新しい武器!!
前書き
身勝手戦闘を行ったウェスターが僅か6日間の拘留から出て来て再度、日本国東京都板橋区四ツ葉町界隈を襲撃します。前回の不祥事の影響により、きちんと手続きを踏まえて戦闘を行います。一方、スウィーツ王国では、プリキュア隊専用武器が間もなく完成します。しかし、そんな時に限ってシフォン容態に異変が。
ラビリンス首都ピョンピョン総統官邸内謁見の間
あれから6日後、ウェスターは、拘留期限を迎え略式起訴及び在宅起訴によって釈放された。
「全く。能無しのウェスターめ、こんな奴が怪物を繰り出せる能力を身に付けてしまったのが、そもそもぼ間違いだ。」
「メビウス様、あの男は頭ではなく体で覚えるらしいのです。」
「そうか、技能熟練って奴か。あいつらしい体得方法だな。」
総統官邸内控え室
「ウェスターよ、他国へ戦闘を行う場合、全てメビウス様の許可を得なければならないぞ。軍のトップ、国防大臣(最高幹部の1人)の一存でも決められないぞ。だから、イースがプンプンカンカンに怒るのは、当然のこと。」
「すいません。サウラー中将。」
「これから、外国へ戦闘を行う場合必ず、メビウス様に申し出ろ。」
「ハイ、中将。ところで、強力なカードを持っていませんか?」
「カードか、良いだろう。まず、メビウス様に戦闘任務遂行の許可申請手続きをしろ。終わったら、カードを渡してあげよう。」
「ハイ、中将。」
スウィーツ王国首都アラモード内ナノ研究所
「なあ、ショコラよ。ラビリンスの軍人イース中将に助太刀されるのは本当に情けないぞ。あのハープを取り出して攻撃する様は24年前、拉致された我が国の民たちの仕業に過ぎない。」
「分かっております。大分前から、プリキュア隊専用の新武器『キュアスティック』の開発を行っております。」
「で、開発状況は。」
「キュアピーチ母娘用で99%、キュアパイン母娘用で50%、キュアベリー母娘用で25%です。」
「どうやら、キュアピーチ母娘用が完成まじかじゃの。名前は決まっておるのか。」
「ピーチロッドです。」
「そうか。」
ラビリンス総統官邸内謁見の間
ウェスターが入って来た。
「来たか。」
ウェスターは、申請書を親衛隊に渡した。
「どれどれ。日本国へ怪物兵器を用いての戦闘希望。」
「そうで~す。」
「何と言う言葉遣いじゃ。」
「まあいい。やる気があるのだから、ここは出動命令出そう。行くが良い。」
「ありがとう。」
ウェスターは謁見の間から去った。
スウィーツ王国ナノ研究所
「ハープか。」
「ハープはイース自身、プリキュア隊潜入で成り済ます目的で独自に考えた武器だろ。携帯電話
からファイルを呼び出してディスプレイから出て来る様は、我が国の技術しかできない。」
「やっぱり、24年前に拉致された我が国の技術者の仕業じゃの。」
「彼らが一連の行いをやめさせなければ、まだまだメビウスの野望が続く。」
「そうじゃな。」
すると、1人の研究員が所長室へ入って来た。
「所長、長老も。只今、ピーチロッドが完成しました。」
「そうか。」
「ワシはプリキュアの森へ戻るぞ。」
「長老、お疲れ様でした。」
「キュアスティックには、大いに期待してるぞ。」
ティラミスは去った。
「よし、工場へ行くぞ。」
「ハイ。」
ラビリンス総統官邸内控室
ウェスターが控室へ戻って来た。
「よし。許可が出たぜ。」
「約束どおりより強力なカードを1組渡そう。固い装甲をした怪物なら、今までのプリキュアフィニッシュ技、絶対に通用しないはずだ。」
「ありがてえ。いただくぜ。」
「占いの館へ向かうのか。」
「もちろんだぜ。では中将、あばよ。」
ウェスターは、日本国内にある占いの館へ通じるワープホールへ向かった。
スウィーツ王国ナノ研究所に隣接する工場
ショコラがナノ工場へ入って行った。
「おおっ、これか。」
「ピーチロッドです。外部メモリー2個、ピーチロッド2本、キュアピーチ母娘両方用意しました。」
「あなた。」
「パフェか。大分、お手伝いしていただいたけど、シフォンを長く放置して大丈夫か。」
「大丈夫よ。キュアビタンの作り方を記載したメールも送信してありますから。」
「それなら良いけど。」
日本国 東京都板橋区四ツ葉町内 桃園家
学校は春休みに入った。しかし、ラブはダンスレッスンで日中、家にはいません。
「キュア~ァ、ピーピーピーピーピーピー。」
「シフォンはん、どないしはったねん。」
「アッ、キュアビタンあらへん。」
「ピーピーピーピーピーピーーーッ。」
「困ったねんわ。すんまへん。ラブはんが帰って来るまで待っておくれやす。」
「ピーーピーー(このアホが)。」
スウィーツ王国 ナノ研究所隣の工場
ショコラがピーチロッドをじっくり見定めていた。
「外部メモリーか。」
「ハイ、今までのSDカードですと、勝手に武器が出て来る恐れがあり、日本国銃刀法に配
慮して、使命以外の目的で武器を持たないようにしました。」
「なるほど。変身前の姿でキュアスティックを持たせないようにしたワケか。見事な配慮だ。」
「正義は、コンプライアンス(法令遵守)で成り立ってますから。」
「そうだな。ところでこの8つのボタンな何だ。」
「ハイ、所長。これが、キュアスティックの目玉で約1680万通りの多彩のプリキュア技がを仕掛けることが可能です。」
「これはすごい。これで、イースが考えたハープとはケタ違い大差が生じたな。」
「ハイ。どんな敵をも弱点を突いて確実に始末さして見せます。」
「楽しみだ。よし威力テストに入るぞ。」
すると、パフェのリンクルンに着信が入った。
「もしもし、パフェはん。」
「どうしたのタルト。たった今、プリキュア隊が手にする武器『キュアスティック』が完成したわよ。」
「へえ、そうでっか。それよりもパフェはん、シフォンはんがお腹空いて困ってんねん。」
「キュアビタン切れたの。」
「そうでおま。」
「ラブちゃんたちは。」
「ラブはん、ダンスレッスンでおりまへんねん。」
「じゃあ、帰って来るまで待って。切れても、キュアビタンを作る方法を記したメールを送信してありますから。」
通話を切った。
「パフェ、どうした。」
「キュアビタンが切れたって。」
「まあ、大丈夫だろ。威力テストに入るぞ。」
「ハイ。」
こうして、ショコラ、パフェ、そして、研究所及び工場の部下たちは射撃場へ向かった。
桃園家
「ただいま。」
「お帰りやす。」
「タルト、どうしたの。」
「シフォンはんに与えるキュアビタンがあらへん。」
「切れたの。」
「とりあえず、部屋へ向かうわ。」
ラブとタルトは部屋へ急行した。そして....
「ピーピーピーピー。」
「シフォン、お腹空いたの。」
「キュアーキュアーーーー。」
「本当にキュアビタンないわね。パフェはどうしてたの。」
「最近、あんさんたちが手にする新しい武器の開発を手伝っているねん。」
「新しい武器が手に入るの。楽しみだわ。」
「ところでラブはん、キュアビタンを作り方を記したメールありまっか。」
「メールね。」
ラブはリンクルンを出し、メールを確かめた。
「アレ、無い。」
「無いって、何で削除したんねん。保護せなあかん。」
「ごめん、タルト。」
「ピーピーピーピーーピーーピーーーッ。」
「ほら、また泣いてまんねんわ。他、パフェはんからもらったメモ用紙ありまへんか。」
「メモ用紙ね、見てみるわ。確か机の引き出し最上段にあったはず。」
ラブは机の引き出しの中を確かめた。
「アレ、無い。他の引き出しも確かめてみよ。」
しばらくして
「やっぱり、無い。」
「他、思い当たる節ありまへんか。」
「アッ、思い出した。この前、うっかりゴミ箱へ捨ててしまった。ごめん。」
「おら、何してんねん。」
「ピーピーピーピーーー。」
「ピンポーン。」
「お母さんよ。」
「ただいま。」
「お母さん、お帰りなさい。」
「どうしたの、ラブ。改まって。」
「オカン、メール見てくれまへんか。」
「メール。」
「パフェはんからのメールありまへんか。」
「パフェからの。」
あゆみはリンクルンを出してメールを確かめた。
「あれ、無いわね。」
「削除したんでっか。」
「そんなワケではないんだけど。」
「何で保護せーへん。」
「ごめん。必要になる事態はないとみたから。」
「ほな、部屋にメモ用紙あるか、確かめておくれやす。」
「パフェからもらったメモ用紙ね。確かめてみるわ。」
「あゆみは、自分の部屋へ行きメモ用紙を探し始めた。」
スウィーツ王国ナノ研究所隣の工場内射撃場
「フニッシュ技はどう押すのか教えてくれ。」
「ハイ。手前のドから奥のドまで滑るように順々に押して、最後セットレバーを引いてください。」
「よし、やってみるぞ。」
「ドレミファソラシド、カチャ。」
「悪いの悪いの飛んで行け。プリキュア・ラブサンシャイーーーーン・フレーーーーッシュ。」
「ボン、シューーーーーーーッ。ドカアーーーーン。」
「すごい威力だ。」
「これなら、耐性の強い怪物でも太刀打ちできるぞ。」
桃園家
「ごめん。見つからなかった。」
「何してまんねん。しっかりしなはれ、2人とも。」
「もう遅いから夕食の支度に入るね。その中で、シフォンの離乳食作ってみるわ。」
「そんなの食いまっか。」
「やってみないと分からないわ。」
ラブとあゆみは、夕食の準備にとりかかった。
しばらくして
「ピンポーン。」
「ただいま。」
「あなた、お帰り。」
「お腹空いた。」
「間もなく夕食ができるわ。」
「そうか。テーブルへ向かうぞ。」
圭太郎はダイニングへ向かった。
「お父さん、お帰り。」
「ラブも準備しているのか。」
「ハイ、ちょっと待ってね。タルト君にも餌を与えないと。」
「行って来なさい。」
ラブは、あゆみの作った離乳食を持って自分の部屋へ向かった。
「あなた、今晩はこれよ。」
「またこれか。」
ラブの部屋
「できたわよ。シフォンに食べさせる食事を。まず、あたしの作ったパンケーキはどう。」
「そんな固いもん食えへん。冷ましてへんやろ。」
「シフォンはまだ熱いもん食えへん。口中、火傷しまっせ。」
「じゃあ、少し置いたらでいいでしょ。」
「そうでんな。」
ラブはダイニングへ向かった。
桃園家ダイニング
「いただきまあ~す。」
数十分後
「ごちそうさま。」
「じゃあ、部屋へ行くよ。」
圭太郎は真っ先に自分の部屋へ向かった。
「お母さん、自分部屋へ行くわね。」
「様子見て来て。その間、片付けるからね。」
「はい。」
ラブの部屋
「スルスルスル。」
「あれ、パフェ。」
「ラブちゃん、ごめんなさい。最近、武器の開発で忙しかったの。」
「よかった。少し、シフォンも落ち着くね。」
「今日は遅いから、このメモだけ渡しておくわ。明日、調べて材料探してきて。」
「ところで、武器はいつ手にできるの。」
「やっと、威力テストが終わったところだから、有事が発生したら渡しにいくわ。それまで我慢して。」
「はい。」
パフェは去った。
「パフェがメモ用紙を置いて行ったわ。」
「ゲッ。何書いてあるか分からん。」
「困ったね。今日は遅いから明日、もう1回朝食を食べさしてみるわ。」
「そうしよう。」
「大丈夫かいな。」
「やってみないと分からないわよ。お休み。」
「お休みなさい。」
あゆみも去った。
「とりあえず、メールしよ。」
「例の2人でっか。」
「そうよ。ミキタンとブッキーに来てもらうから。」
「明日、レッスンも休みでっか。」
「そうよ。」
「ほな、じっくり探せまんなぁ。」
「今日はもう寝るよ。」
翌朝
ラブとあゆみは朝食準備をしていた。
「食べてくれるかな。ミキサーで温野菜細かく砕いてみたけど。」
「私は、ホットケーキを作るわ。」
「そう。」
「まず、お父さんに食べてみよう。早いからね。」
しばらくして朝食ができた。そして....
「あなた、朝食できたわよ。」
「そうか。今日はなんだ。これは温野菜のスープ。ラブちゃんのはホットケーキかね。」
「ハイ。」
「それと、コーヒーも用意したわ。」
「そうか。それではいただこう。」
圭太郎は朝食を食べ始めた。
「ラブ、私たちも食べるわよ。」
「ハイ。」
「いただきまあ~す。」
ラブもあゆみも食べ始めた。
蒼乃家
「今日は美容院の方、お手伝いしていただくわ。」
「ママ、ラブちゃんから来て欲しいと言う連絡があったの。」
「ガクッ。」
「ラブちゃんから。」
「シフォンちゃんの様子がおかしいの。だから協力して欲しいって。」
「仕方ないわね。」
山吹家
「春休みに入ってから、圭太郎君は1人寂しい通勤になったからな。」
「でも、こうやって娘と3人でゆっくり朝食を食べれるのだから。」
「それもそうだな。毎朝のお見送りも結構大変だからな。」
「パパ、ママ。」
「どうしたの。」
「今日、ラブちゃんの家へ行っていい。」
「いいよ。」
「気を付けてね。」
「ありがとう。」
桃園家
「ごちそうさま。」
「あなた。」
出勤準備に入った。
「さあ、もって行こ。」
ラブは朝食とミルクをトレーに乗せ、自分の部屋へ向かった。
「行って来るよ。」
「あなた、お気を付けて。」
圭太郎は出勤した。
ラブの部屋
「さあ、ミルク飲んで。」
「シフォンは飲み始めた。」
「ウッ、ペッ。」
「ウグウグ(嫌だ嫌だ)。」
「どうしたの。飲めないの。」
「ラブはん、乳脂肪分の多いミルクは飲まへん。シフォンは植物性脂肪分の高いミルクを好むね
ん。」
「そうなの。ならば、豆乳にでも入れて割って飲ましてみようか。」
「あかへん。絶妙な比率でシフォンが好む材料から取った、成分を配合したキュアビタンでないとあきまへん。」
「そうなの。やっぱり、キュアビタンでないとだめなの。」
「そやねん。」
「じゃあ、ホットケーキはどう。もう大分、冷めてるから食べれるはず。」
「それでもあきまへん。」
「ラブはん、まだ歯の無い赤子でっせ。喉でも詰らせたらどないすんねん。」
「そう。なすすべないね。パフェさんも意地悪なんだから。」
「ピーンポーン。」
「ハーーーイ。」
「誰か来たわ。」
玄関
「あら、美希ちゃんおはよう。」
「ラブちゃんいます。」
「部屋にいるわよ。」
美希はラブのいる部屋へ向かった。
ラブの部屋
「スルスルスル。」
「ラブちゃんおはよう。」
「おはよう、ミキタン。」
「キュアビタン切れたって。」
「そう。困っているのよ。夜、1回パフェさんが来てくれたけど、メモ用紙置いて行っただけなんだから。見る。」
「どれどれ、ゲッ、何書いてるか分からん。」
すると
「ピンポーン。」
「ハーーイ。」
玄関
「あら、祈里ちゃん、おはよう。」
「ラブちゃんいます。」
「いるわよ。美希ちゃんも来てるわよ。」
「おじゃまします。」
ラブの部屋
「スルスルスル。」
「おはよう、ブッキー。」
「おはよう。ミキタンも来ていたの。」
「来たわよ。ところで、ブッキー、このメモ用紙見る。」
「どれどれ、これはスウィーツ語で書かれているわ。」
「どうしたらいい。」
「リンクルン出して。」
「スウィーツ語の辞書アプリを探して。」
「そんなのがあるの。」
「これで調べると、この手紙の内容が分かるわ。」
「スルスルスル。」
「皆さん、ジュースとお菓子持って来たわ。」
「ありがとう。」
「何書いてるか大体分かったわ。」
「言ってみて。」
「あたしも聞きたいわ。」
「キュアビタンを作るのに必要な機械は竜巻のかけらです。材料は虹色の卵、空から降った乙女
の涙、走るペガサスの尻尾、天使が落とした幸福のリング。これら4つの材料を竜巻のかけらに入
れ30秒間作動すれば、キュアビタンのできあがり。」
「エッ、意味が分からん。」
「あたしも。」
「次は、こんなアプリもあるから開いてみるね。」
「何のアプリ。」
「スウィーツ王国用語辞典。」
「こんなものもあるの。」
「2人共、全くよく見ていないんだから。調べるよ。」
祈里はスウィーツ王国用語辞典を開いた。そして、調べた。結果、こうであった。
竜巻のかけら=スウィーツ王国製のフードプロッセサー
虹色の卵=大豆
空から降った乙女の涙=滝から落ちる天然水
走るペガサスの尻尾=粉ミルクの銘柄
天使の落とした幸福のリング=ドーナツ
「フードプロセッサー。」
「語源は竜巻から来てるの。材料を入れ、スイッチを入れると竜巻が起こっているように見えるからよ。」
「なるほど。至急購入しないといけないね。ラブ、後で購入費渡しておくわ。その前に他の材料費も必要でしょ。続けて。」
「虹色の卵の語源は、大豆を太陽の光を当てることで虹色に輝くそうよ。」
「豆腐とか豆乳として購入しても大丈夫かしら。」
「それは一向に構わないみたいよ。」
「豆乳、豆腐なら購入費も安くなるからね。」
「次、乙女の涙は分かるね。雨水が流れ集まり、滝へと落ちることからこの名が付いたみたいよ。」
「だから、乙女の涙になるの。」
「そう言うこと。次、ペガサスの尻尾は特に意味がないわ。ペガサスなら羽を指さないと意味がないからね。」
「そうか、空飛ぶ馬だからね。尻尾なら他の馬も持っているからね。」
「だから、粉ミルクの銘柄ね。」
「そう、最後、幸福のリングね。ドーナツもリング状になっているからよ。」
「だけど、ドーナツでは油濃くて飲めないのでは。」
「ドーナツとキュアビタンの共通材料をお考えになると良いわ。詳しくは、カオルちゃんを尋ねると良いわ。」
「ならば、材料を買う前に聞かないと行けないね。」
「そう。」
「ラブ、これだけ渡しておくから買ってきて。」
「エッ、こんなに。」
「フードプロセッサーもあるからね。これは、必ず領収書を持ってきて。後の材料費もレシートを必ず持ってきて。」
「ハイ。」
「私は、これからスーパーへ仕事に行くわ。皆さん、分からない時は私の店へ来て。」
「ハイ。」
あゆみはラブの部屋から去った。ラブたちも出かけることにした。
「まず、重たい竜巻のかけらから購入しないとね。」
「高島平駅前の家電量販店から行ってみようよ。」
「うん。」
玄関
「行って来まぁ~す。」
「行ってらっしゃい。」
こうして、ラブたち3人は家電量販店へ向かった。そして、到着した。
高島平駅前にある家電量販店
「着いたわ。」
「こんな大きな店に竜巻のかけらがあるのね。」
「とりあえず、店に入ろう。」
「いらっしゃいませ。」
「あのぉ~、ミキサー・フードプロセッサーはどこにありますか。」
「奥へ向かって突き当たり右へ曲がったところにあります。」
「ありがとう。」
3人は更に奥へ向かった。
「ここだよ。」
「いろいろあって分からないわね。」
「いらっしゃい。何かお探しですか。」
「あのぉ~、竜巻のかけらはどこにありますか。」
「竜巻のかけらですか。スウィーツ王国のフードプロセッサーですね。こちらにあります。」
「うわあ。」
「これ、結構値が張る。」
「世界一のものづくり大国スウィーツ王国製ですからね。粉々に砕く力がすごいですよ。」
「これでないとダメでしょ。」
「買うしかないよ。」
「これください。」
「ありがとうございます。」
男性店員は、展示品の置いてある下の段から箱詰めされた竜巻のかけらを取り出した。
「展示品と同じ色です。よろしいですか。」
「ハイ。」
「それでは、レジへご案内します。」
男性店員に案内されてレジへ向かった。そして....
「ありがとうございます。1万5百円です。」
「ハイ。」
「1万5千円のお預かり。4500円のお返しです。」
「領収書発行してもらえますか。」
「お名前は。」
「桃園ラブです。」
「店員は領収書を発行した。そして、ラブに渡した。」
「お客様、当店のポイントカードをお作りしますか。」
「遠慮しておきます。急いでおりますので。」
「畏まりました。」
ラブたちは家電量販店を後にした。
「ウーーーーーッ、重い。一旦、家へ帰ってから竜巻のかけらを置いて行こう。」
「そうだね。」
「ちょっと、ミキタン。一緒に持ってよ。」
「ハイハイ。」
ラブたち3人は、家電量販店で購入した竜巻のかけらを持って桃園家へ向かった。
一方、桃園家では、あゆみが仕事へ向かい家にはタルトとシフォンしかいなかった。すると....
「またやん。ポスター動いているで。」
「キュアキュア。」
「パフェはん。」
「おはよう、タルト、シフォン。」
「また授乳でっか。」
「そうよ。」
「キュアビタンありまへんか。」
「タルト、今回は彼女たちを試しているのよ。」
「何で。」
「キュアスティックを持つにふさわしいかどうか。」
「ホンマ意地悪でんなぁ。」
「このことは他言無用よ。」
「ヘエ、分かってま。」
授乳は終わった。
しばらくして
「ただいま。」
「ラブはん、パフェはん来てまっせ。」
「そうなの。」
ラブたち3人は、竜巻のかけらを置いたまま部屋へ向かった。そして....
「スルスルスル。」
「パフェさん。」
「とっておきのものを用意したわ。但し、キュアビタンの材料をきちんと揃えるか、ラビリンスが有事を仕掛けてくるまでお預けよ。」
「そうなの。」
「冷たい。」
「あなたたちが正義の戦士プリキュアであるならば、必要な課題を必ずこなしなさい。」
「はい。」
「竜巻のかけら購入して来たみたいね。」
「はい。」
「次はキュアビタンの材料でしょ。早急に行きなさい。」
「はい。」
ラブたち3人は、材料を購入する目的で再び出かけた。
「なるほどでんなぁ。」
「既に外部メモリーを持って来てるわ。とにかく、これからも、私は忙しくなるからいつでも授乳できるワケではないの。彼女たち、プリキュアとして選ばれてる以上、きちんとしたことができるかどうか見定める必要はあるわ。」
「そうでっか。」
赤塚公園内ドーナツカフェ
「いらっしゃい、お嬢ちゃんたち。今度は何でい。」
「ねえカオルちゃん、天使の落とした幸福のリング知らない。」
「何でい、それ。」
「ドーナツとキュアビタンの共通材料です。何かのきっかけで光のリングができるらしいの。」
「光のリングね。そう言えば、口端の生えた爺さんが妙なこと言ってたぜ。」
「口端の生えた爺さんって。」
「長老。」
「ティラミス。」
「そう言えば、俺が商品開発していた時、試作品のドーナツを誤って落っこどしてしまってその時、ドーナツがリングの形で光っていたぜ。すると、さっき言った口端の生えた爺さんが現れ、こう言ったんでい。」
回想編へ
「それは、キュアビタンとの共通材料の配合によって光ったんじゃよ。」
「じいさん、それは何でい。」
「バターと天然酵母と塩の3つじゃよ。」
「そうかい。」
現実に戻って
「なるほど。」
「でも、天然酵母って分からないわ。」
「天然酵母かい。このサンプルを持って行くんでい。」
「ありがとう、カオルちゃん。」
「どうってこと無いでい。」
ラブたち3人は赤塚公園を後にした。そして、ペガサスのしっぽを探しに向かった。
赤塚公園前の大通り
「ペガサスのしっぽだけはドラッグストアーでしか買えないわね。」
「まず、向かってみよう。」
「うん。」
ラブたち3人はドラッグストアーへ向かった。そして....
「着いたわ。」
「とりあえず、探してみよう。」
しばらくして
「あったわ。これよ。」
「2缶1セットで売ってるわ。」
「とりあえず、これを買うしかないわ。」
3人は、走るペガサスのしっぽ2缶1セットを持ちレジへ向かった。
占いの館
「どうやら、ラブたちはスーパーマーケットの方へ向かったらしいな。よし、行くか。」
ウェスターは動きだした。
桃園家
「メールが届いたわ。」
「わいもや。」
「ウェスターが動きだしたみたいね。私は、あゆみさんとラブちゃんに渡すキュアスティックを呼び出す外部メモリーを持っていくわ。タルト、シフォン、留守番頼むね。」
「ヘエ。」
パフェも動き出した。
一方、ラブたち3人は
ドラッグストアーを後にして、あゆみが勤めるスーパーへ向かった。そして....
「着いたわね。」
スーパーには駐車場もあり、隣接する形で数軒の小売店舗もあります。
「さあ、材料買いに行こう。」
「行こ行こ。」
ラブたちはスーパーへ入って行った。すると、あゆみと店長らしき男性が待ち構えていた。
「お、お母さん。」
「いらっしゃい。待ってたわよ。隣にいる方は私の上司でもあります、店長さんよ。」
「いらっしゃいませ。私が店長です。分からないことがありましたら、何なりとお聞きください。」
「ハイ。」
「まず、虹色の卵。」
「虹色の90 卵は大豆です。豆腐か豆乳の加工品になります。よろしいですか。」
「ハイ。」
「次、空から降った乙女の涙。」
「それは何ですか。」
「滝から採取した天然水です。」
「それでしたら、ペットボトルの飲料水コーナーにあります。」
「次はバター。」
「乳製品のコーナーにあります。」
「天然酵母。」
「乾物コーナーにあります。」
「塩。」
「調味料コーナーにあります。他、ありませんか。」
「ありません。」
「それでは、案内さしていただきます。」
一方、西隼人は
スーパーの駐車場に到着した。
「ここか。あいつらがいるのは。確か、あゆみとかと言うババアが勤めていたな。どれをナケワメーケにしようかな。」
スーパーマーケット店内
「買いたい材料を全て揃えた。レジへ向かおう。」
「うん。」
レジで精算に入った。
再び、駐車場では
「花屋か。これは良いなあ。花瓶なら固い装甲になるはずだぜ。よし、スイッチ・オーバー。」
「ボッ。」
「ガハハハハハ。我が名はウェスター。ラビリンス一の力持ち。おっと、カードどこやったっけ。」
再び、店内では
「さあ、精算が終わった。」
「袋詰めしよ。」
ラブたち3人は、購入したキュアビタンの材料の袋詰めを始めた。
再び、駐車場では
「よし、カード見つけた。クビリストーラ・デ・ナケワメーケ2号、我に仕えよ。」
「シューーーーッ、シューーーーッ。ペタッペタッ。」
「オマエラクビターーーーァ、ナーーーケワメーーーーケーーーーェ。」
「キャーーーーッ。」
「バケモノ。」
「逃げろー。」
「ガハハハハハ。もっと泣け、ワメけ。」
再び、店内では
「さあ、行こうか。」
「キャーーーーッ。」
「何、この叫び。」
「何かあったわよ。」
「行こう。」
あゆみは休止中の札を置き事務所へ向かった。
一方、外へ出たラブたち3人は
「出た、バケモノ。」
「また、クソゴリラか。」
「もう出て来たの。」
「それがどうした、クソガキ。この前の件で前日まで牢獄にいたぜ。」
「何よ。」
「ヤレ、クビナケ2号。」
「オマエラクビダアーーーーナーーケワメーーーケーーーェ。」
「ドスン。」
「キャーーーーッ。」
スーパーの事務所
「大変です、店長。駐車場にバケモノが。」
「分かった。通報しておく。行ってくれ。」
「ハイ。」
再び、駐車場では。
「絶対に許さない。」
ラブたち3人は、リンクルンを差し出し専用外部メモリーを差し込み90度に捻った。一方、あゆみも店内更衣室で同様の動作を行った。
「チェンジ。プリキュア・ヒーーーートアーーーッッップ。」
「チェンジ。マザープリキュア・ヒーーーートアーーーッッップ。」
4人は一斉にプリキュアに変身した。そして....
「ピンクのハートは愛ある印。」
「パンッ。」
「もぎたてフレッシュ、キュアピーチ。」
「ブルーのハートは希望の印。」
「パンッ。」
「摘みたてフレッシュ、キュアベリー。」
「イエローハートは祈りの印。」
「パンッ。」
「とれたてフレッシュ、キュアパイン。」
「待って、私も参戦するわ。」
「お母さん。」
「何、母だと。」
「ピンクのハートは愛ある印。」
「パンッ。」
「もぎたてスウィート、キュアピーーーーーーチマザーーーーッ。」
「レッツ!プリキュア!」
「ピンクの母まで加わりやがって。クビナケ2号、始末しろ。」
「ナーーーーケワメーーーーーケーーーーェ(畏まりました)。」
「行くよ。」
「OK!」
「トリプル・プリキュア・キィーーーーック。」
「プーーーン。」
「うわっ。」
「何。」
「花粉よ。」
「ハクション、ハクション、ハクション。」
「ドテドテドテ。」
不時着した。
「いったあ~い。」
「3人共、一旦下がって。」
一旦、間合いから離れた。
あゆみは、リンクルンを取り出しリンクルン内ファイルから防毒マスクセットを呼び出した。
「ハッ。」
セットは、ディスプレイから飛び出し自動装着された。
「ピーチマザー、何、その格好。」
「敵は、花粉とか花香とか撒き散らすのが得意よ。その前にベリー、レインコール唱えて。」
「OK。プリキュア・レインコール。」
「ぶ厚い雨雲を呼び出した。」
「ガハハハハハ。そんなもの効かないぜ。」
「ザーーーーッ、ザーーーーーッ。」
「クビクビ(気持ち良い)。」
クビナケ2号の体力が回復した。
「良いね、呼んでみて。」
「OK。」
パインは防毒マスクセットを呼び出すことに成功した。そして、自動装着した。
「何をゴソゴソしておるか。クビナケ2号、もう一度、花粉攻撃だ。」
「やってみなさい。」
「な~に~。」
「ナーーーケワメーーーーケーーーェ。」
「ボン、ボン。」
「ポタポタポタ。」
「どこにあるの。」
「全然分からない。」
「何と、湿らせて飛ばせぬようにしたか。ならば、これはどうだ。クビナケ2号。花香攻撃だ。」
「何。」
「ナーーーケワメーーーケーーーェ。」
「プーーーン。」
甘い花香が漂って来た。
「どこどこ。」
「分からない。何だか眠くなってきた。」
「私も。」
ピーチとベリーは眠ってしまった。」
「しまった。」
「ガハハハハハ。どうだ。これで2人だけになってしまった。覚悟しな。」
「そうは行かないよ。」
「やる気かババア。」
「誰がババアって。パイン、ここは何とか食い止めて。私、ウェスターと勝負するわ。」
「OK。」
ウェスターとキュアパインマザーは、かなり離れた場所へ向かった。
「こうなったら、プリキュア・サンダー。」
「ナケ。」
「何、引っ込めた。」
「コン。バチバチ。」
「そうか、飛び道具か魔法で牽制すれば、ほとんど動いてこないね。よし、その間、ピーチとベ
リーを起こそう。」
一方、キュアピーチマザーとウェスターは
駐車場最奥の位置にいた。
「オイ、ババア。この俺の自慢のグローブのような手で殴られに来たのか。」
ピーチマザーは、防毒マスクセットを外し引っ込めた。
「怪物を操ってる張本人はあなたね。」
「そうだぜ。だからどうした。」
「いざ、勝負よ。」
「望むところだ。こっちから行くぜ。」
「おりゃあーーーー。」
「キャッ。」
「ヒョイ。」
「ブーーーーン。」
「トリャアーーーッ。」
「ヒョイ。」
「ブーーーーン。」
「バコッ。」
「イテーーッ。」
体が大きいだけにスキも多いね。」
「何。コノヤローーー。」
「ヒョイ。」
「ブーーン。」
「ヒョイ。」
「ブーーン。」
「キャッ。」
「ヘヘヘヘヘ。追い詰めたぜ、ババア。」
「オラア。」
「プリキュア・ドラゴンアッパーキィーーーック。」
「何。」
「バコーーーーン。」
「ウギャアァァァァァァァァァ。」
「ドテッ。」
「もう一発オマケ。」
「チーーーーン。」
「ウギャアーーーッ。そこを狙うか。」
「お黙り。男同士で戦ってるのではないよ。女は、身を守るために本能でそこを攻撃するわよ。」
「チキショー、覚えてろ。」
ウェスターはワープして去った。
「行ってしまった。再びマスクセットを取り出そう。」
ピーチマザーは防毒マスクセットを身に付け、娘たちが戦う現場へ向かった。
一方、フレッシュの3人は
「ピーチ、ピーチ起きて。アッ、また動き出した。プリキュア・エナジーボルト。」
「シューーーッ。」
「ヒョイ。」
「コン。」
再び、引っ込んだ。
「ベリー、ベリー、起きて。」
「ハッ。」
「パイン。」
「気が付いたわね。防毒マスクだったわね。」
ベリーは再びリンクルンを出した。
「どこにあるの。」
「ファイルのページへ行って。」
「アッ、また動き出した。」
「プリキュア・ブリザード。」
「ピューーーーッ。コン。」
「引っ込んだわ。今のうちね。」
ベリーはようやく防毒マスクセットを出した。そして、装着した。
「後はピーチだけだね。」
「アッ、ピーチマザー。」
「ウッ。」
「起きたわ。ベリー、パイン、クビナケ2号を見張って。こっちで出し方教えるから。」
「OK。」
「出て来た。」
「プリキュア・サンダー。」
「コン。ビリビリビリ。」
「本当にあの壷、相当固そうね。」
「だから、攻撃を受けそうになったら引っ込めて身を守るらしいわ。」
「装着終わったわよ。」
「みんなあ、ごめん。」
「いいのよ。やってみようか。」
「近付いたらだめよ。手や足を突然出して攻撃してくるから。その代わり、花粉も花香も効かないから思いっ切り攻撃してみて。」
「OK。」
「悪いの悪いの飛んで行け。プリキュア・ラブサンシャーーーン。」
「シューーーーーッ。」
「コン。」
「効かない。」
「本当だ。」
「ナーーーケワメーーーケーーーェーー。」
「プーーーーン。」
「そんなもん効かないわよ。」
「ナケ。」
「悪いの悪いの飛んで行け。プリキュア・エスポワールシャワーーッ。」
「シューーーッ、コン。」
「効かないわ。」
「今度は私。」
「OK。」
「悪いの悪いの飛んで行け。プリキュア・ヒーリングブレアーーーッ。」
「シューーーッ、コン。」
「効かないね。」
「どうしよう。」
「こうなったら、一度完全に止めてみるわ。ピーチ、以前の戦いでいくつかの時魔法を体得しているでしょう。」
「時魔法。」
「その中でストップある。」
「ある。」
「じゃあ、やるわよ。」
「OK。」
「ダブル・プリキュア・ストーーーーーップ。」
「シューーーーーッ。カチカチカチチーーーン。」
「止まった。」
すると突然、パフェが姿を現した。
「パフェ。」
「皆さん、お疲れ様です。もう、マスクセット外して良いわよ。」
「OK。」
「プリキュアメンバー全員、マスクセットを外し、リンクルンで引っ込めた。」
「ピーチ、ピーチマザー。この外部メモリーを渡すわ。これなら、一々リンクルン内で探し回る手間は無いわ。」
「そうなの。」
「これで、新しい武器を取り出して、ラブサンシャイン・ダブルスペシャルをやってみて。きっと、固い装甲も貫通して効くはずよ。」
「やってみるわ。」
パフェは、新しい武器を取り出す外部メモリーを渡した。
「これなの。新しい武器。ハッ。」
「キィーーッ。」
「外部メモリーが動き出したわ。何言ってるの。」
「リンクルンを出して開いてって。」
「OK。」
ピーチとピーチマザーはリンクルンを出した。
「横に開いて。ピックルンを差して。」
「OK。」
「これは。」
「ピーチロッドを選んで。」
「OK。」
「次、2秒以上押して。」
「OK。」
ピーチとピーチマザーは、カーソル中央のボタンを2秒以上押した。
「離して。」
「ハッ。」
すると、リンクルンのディスプレイから武器が出て来た。武器は浮遊している。
「リンクルンを引っ込めてからつかんで。」
「OK。」
ピーチとピーチマザーは浮遊している武器をつかんだ。
「何て言えば良いの。」
「『届け、愛のメロディー。キュアスティック、ピーチロッド。』って。」
「OK。」
「届け、愛のメロディー。キュアスティック、ピーチロッド。」
「一番手前のボタンから最奥のボタンまで、滑るように押してからセットレバーを引いて。」
「OK。」
「ドレミファソラシド、カチャ。」
「さあ、フィニシュ技を唱えて。ダブルスペシャルよ。」
「悪いの悪いの飛んで行け。プリキュア・ラブサンシャイーーーン・ダブルスペシャル。」
2本同時にビームを放った。
「入り込んだ。」
「ウッ。」
「もう一息よ。」
「ハアーーーーーーッ。」
「オマエラクビダアーーーーッナーーケワメーーーケーーーェ。シュワワシュワワーーーーッ。」
「やったあ。勝ったあ~。」
「パチパチパチパチ。」
「イヨッ、プリキュア隊。」
「パフェさん、ありがとう。」
「どういたしまして。」
「3人共、キュアビタンの材料持って帰って。」
「OK。」
フレッシュの3人は、変身前に置いてあったキュアビタンの材料を全て持ち飛び去った。
「ピーチマザー、これからどうしますか。ちょっと近くで変身解いて、仕事に戻るわ。」
「ピーチマザーは、スーパーの裏口へ向かい去った。」
「パフェも歩いて桃園家へ向かった。」
桃園家の庭
「さあ、着いたわ。」
「ここで変身解こう。」
「OK。」
フレッシュの3人は変身を解いた。
「さあ、表玄関へ急ごう。」
「うん。」
ラブたち3人は表玄関へ向かった。
ラブの部屋
「プープー。」
「シフォンはん、もうすぐみんな帰って来まっせ。」
「ガラガラ。」
「ただいま。」
玄関
「ラブはん、美希はん、祈里はん、お帰りやす。」
「タルト、買って来たわよ。」
「ヘエ。」
「まず、竜巻のかけら持っていくわ。重たいからね、ミキタン。」
「ハイハイ。」
「ブッキー、材料全部持って来て。」
「うん。」
ラブたち3人は台所へ直行した。そして....
「さあ、作ってみよう。」
各材料、適量ではあるが竜巻のかけらに入れた。そして、蓋をした。
「スイッチ入れよう。」
「パチッ。」
「ウィーーーーーーーン。」
「うわあーーーーーぁ。」
「すごい。」
「本当に竜巻が起こっているように見える。」
すると
「ピンポーン。」
「ハアーーイ。」
「パフェ。」
「お待たせ。あゆみさん引き続き仕事するって。」
「そう、いつものことだけど。」
「キュアビタン完成しましたか。」
「はい、間もなくです。」
「じゃあ、台所へ向かうわよ。」
台所
「カチッ。」
「ウーーーーーーーーッ。」
「止まった。」
「見事な純白の液体。」
「できたぁ。」
「パフェさん。」
「来たわよ。」
「味見して見ます。」
「どれどれ。」
「........。」
「良いわね。早速、哺乳瓶に入れて。」
「ハイ。」
何本かの哺乳瓶にキュアビタンを分けて入れた。
「さあ、部屋へ行くわよ。」
「ハイ。」
ラブの部屋
「プープー。」
「シフォンはん、間もなくでっせ。」
「スルスルスル。」
「お待たせ。」
「キュアキュア。」
「シフォンはん、良かったでんなあ。パフェはん、お帰りやす。」
「さあラブちゃん、与えてみて。」
「ハイ。」
「チューチューチューチュー。」
「フィリップ~ゥ。」
「やったあ。飲んでくれたぁ。」
「良かった。」
「ホッとした。」
「皆様の団結力のおかげよ。」
「パフェさん、ありがとう。」
「さあ、もう1回飲ませてみて。」
「ハイ。」
「チューチューチューチュー。」
「フィリップ~ゥ(おいしい)。」
完
後書き
キュアピーチ母娘に待望の専用武器ピーチロッドが提供されました。今後の戦いを有利に進めることは間違いありません。他のメンバーがいつ提供されるのか。今後のストーリーに注目です。
ページ上へ戻る