ハイスクールD×D大和の不死鳥
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1転生者
俺の名はヤマト転生者で一応人間だ。一応の意味はまだ言えないお楽しみだ。
何であれ俺は私立駒王学園を受験。そして入学。家が遠かったから豪邸を買い、近所に住む。同い年の駒王学園生の兵藤
(ひょうどう)
一誠
(いっせい)
通称イッセーと仲良くなる。
一年生
今は、教室でイッセーと元浜と松田が女について語っている様子を遠目で眺めながら、今日の予定を考えていた。
◆
えーと、とりあえず今日はこれから合同体育でバレーかぁ……
「おい! ヤマト見ろよ!! この尻! マジで最高だろ」
「なに言ってやがる元浜! 女と言えばやっぱりおっぱいだろうが!!」
「うへへへ……まじでいい腰してんなぁ」
「………」
うん。友人としてはいいんだが、いつもこれでは女が近づいてこない…。
「それより、お前等これから合同授業だろう? 着替えに行かなくてもいいのか?」
「「「あっ! そうだった!! 更衣室に覗きに行かなくては!!」」」
3馬鹿は俺の発言を聞いた途端、そろって更衣室に向かって走り出した。
……はぁ、もう何も言うまい。
◆
一年はあんな感じだった。そして二年
2年になってすぐ、俺の運命を大きく動かすある事件が起こった。
そんな俺の運命を動かすような事件の始まりは、イッセーに彼女ができたところから始まったんだ。
ある日突然、イッセーが彼女が出来ましたと、俺に紹介してきた。
その彼女の名前は、天野
(あまの)
夕麻
(ゆうま)
。
少し腹黒そうだけど、とても可愛い女の子なぜイッセーに彼女ができたのか不思議だ
人間ならいいんだがな
そして、イッセーに彼女を紹介されてから数日後の日曜日。
俺や松田や元浜に、夕麻ちゃんと初めてデートするとか嬉しそうに話していたその日……、俺の運命は大きく動く事になった。
夕飯を買いにコンビニへ行こうとしていた時。偶然、イッセーと夕麻ちゃんを見かけ、俺は少々気になって2人のあとをつけた。……うん、友人の始めてのデートが気になったんだよ。
尾行を開始して数分、2人は家の近所にある公園に入り、向かい合いながら何かを話し始めた。
俺は様子だけ覗っていたら、突然夕麻ちゃんの背中に黒い羽が生え始めたんだ。
そして夕麻ちゃんは背中の羽とほぼ同時に出現させた光の槍を手に持って、イッセーの腹を貫いた!
服装も雰囲気も性格すら清純派で通していた夕麻ちゃんが、正反対の露出の多い、黒のボンテージ姿で微笑んでいた。
俺はイッセーのことや夕麻ちゃんの行動が気になって飛び出し、声をかけた。
「夕麻ちゃん! どうして!?」
「あれぇ~? 人払いの結界を張ってたんだけどなぁ? なんでここにいるのかなぁ? まぁ、見たんだから死んでね」
ボンテージ姿となって、露出した夕麻ちゃんの肩を両手で掴んで、視線を合わせるように夕麻ちゃんの瞳を見るが、夕麻ちゃんは俺を石や草なんかにしか思っていないのか、特に気にした様子もなく、話を聞く気もないと言わんばかりに光の槍を向けてきた。
グサッ……!
夕麻ちゃんが持っていた光の槍が刺り俺の腹を貫く!
俺は死を覚悟したなよ
「ごふっ……!」
途端に口の中に鉄の味が広がり、目が霞み始めた。
「ふふっサヨナラ」
次会ったら覚えてろ!会えたらけどね
◆
<イッセー>
俺の人生でもっとも幸せな時間……、初めて出来た彼女とのデートの時間……。
デートの最後を飾る夕焼けの公園で、俺は彼女から頼まれた……。
『死んでくれない?』
と、夕麻ちゃんが今まで見せていた笑顔が、冷たいものに変わり、背中から黒い翼が生えたかと思ったら、いきなり腹に熱さを感じた。
そして俺は地面に倒れ、夕麻ちゃんに刺されたんだと理解した。
俺が夕麻ちゃんを霞んだ瞳で見上げると、ヤマトが現れ、夕麻ちゃんに詰め寄った。
こいつ尾行してたのか。と思っていたら次の瞬間。今度はヤマトが光の矢で貫かれ、夕麻ちゃんに寄りかかった。
たぶん即死したんだろう。ヤマトは夕麻ちゃんに寄りかかったまましばらく動かず、夕麻ちゃんが動き出すと、支えを失ったように地面に倒れ堕ちた。
ああ……、すまねぇな、ヤマト。まきこんじまって本当に悪かった……。
再び、空を見上げる。……そして俺自身にも死が近づいていることを感じる。
そして、手のひらについている赤い……、紅い血を見つめて思う……。
紅い髪をしたあの美人。学校で見かけるたびにあの紅い髪が俺の目には鮮烈に映った。
……どうせ死ぬなら、あんな美少女の腕の中で死にたいなんて思ってしまう……。
ああ……、視界がボヤけてくる……。
いよいよラストか……。
……生まれ変われるなら、俺は……。
「あなたね、私を呼んだのは」
突然、俺の視界に誰かが映りこみ、声をかけてくる。
目がボヤけてしまっているせいか、もう誰かすら分からない。
「死にそうね。傷は……へぇ、おもしろいことになっているじゃないの。そう、あなたがねぇ……。本当、おもしろいわ」
クスクスと興味ありげな含み笑い。
……何がそんなにおもしろいんだろうか……?
「どうせ死ぬなら、私が拾ってあげるわ、あなたの命。私のために生きなさい」
意識が途絶える寸前、俺の目には鮮やかな紅い髪が映りこんだ。
◆
<ヤマト>
清純そうなワンピースからボンテージ姿へと変身した夕麻ちゃんに腹を貫かれて今死にかけている、一応。
「あらあら、ここにも。おもしろいのがいるじゃないの。」
首をゆっくりと動かすと、そこにはリアス先輩が立っていた……。
「うーん……、さっきの子に『兵士
ポーン
』の駒を7つも使っちゃってるしなぁ。……あら? この子、 神 器
セイグリッド・ギア
持ってないわね。残った『兵士』の駒1つでも転生できるかしら? ……まぁ、モノは試しよね!」
リアス先輩はひとりで何かをつぶやいたあと、チェスの駒の様なものを俺の体に埋め込んできた……。
「――うっ!? ぐあぁぁぁっ……!?」
そして、チェスの駒が俺の体内に入った。とうとう俺も悪魔の仲間入りかもともとにたようなもんだけどまあこれであいつにあえるなこれからを楽しみにしている
続く
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