気分屋の初めての転生は織斑？

戦闘を書くのは苦手ですね。

不器用なんで戦闘シーンは皆様の想像力に任せたいと思います。
 

まずは一夏から、柳韻さんの合図で始まります。

勝負は先に3本取ったら勝ちととても簡単なルールだった




「2人ともいいな…………………………始めっ！！」





最初に仕掛けたのは一夏、だがやはり初心者大振り過ぎるし制御もしっかり出来ていない。

が、やはり類い稀なる才能のお陰か速さと正確さは中々だった。



「りやゃあぁぁぁぁぁーーーー」



気合の入った一撃を箒はサッと横にずれる事で避ける

避けられたことでバランスを崩してしまう一夏



「あちゃー」


そこへ箒が竹刀を一夏に振るがそれは当たる前に止まる


「一本…………両者、最初の位置へ………二回目、始めっ！」



さっきので学んだのか一夏は今度はいきなり突っ込むことはせず
相手の方を見ている


今回先に動いたのは箒、流石に練習をしているだけあり無駄はまだあるがこの年にしてはいい動きで一夏へと竹刀を振る

「はあぁぁぁぁーーーー！」

「うわっ！」


あまりの気迫に身動きが取れず一夏はまたしても一本取られた



「ふむ、両者最初の位置へ……………三回目始めっ！」



あー、これは一夏の負けだね。試合の中で少しずつだけど成長してるけど
箒ちゃんには敵わないかな？



「だあぁぁぁぁぁぁーーーーーー！！」



「！？……」




今のは良かったよ、箒ちゃんのを見て学んだみたいだね



一回目より格段に早くなってる、箒ちゃんの方もいきなり早くなったから急いで竹刀で受け止めたね。
だけど、この後どうするか分からない一夏じゃ……




「…ハッッ！！！」



「そこまでっ！！」




カウンターで一本取られたね一夏………まあ、今から頑張ればいいじゃん。

それより次は私だけど…………




「柳韻さんなんでその子じゃなくて千冬姉さんと向かい合っているんですか？」



「あぁ、箒はまだ体力が無いからな
今回千冬ちゃんが自らやると言ったのでな」




千冬姉さん嵌めたな。……その顔は絶対そうだ！
クソォ…この前背後から来た人が千冬姉さんだとは気付かず取り押さえたのが悪かったなぁ〜






「千冬姉さん、お手柔らかにね？」


「安心しろ………全力でいってやる」




安心する要素が無い気がするなぁー？そんなに怒ってるの取り押さえたこと

嫌なんか違う……ああ、この顔は………

……自分と同等の人を見つけた時の顔だわ…


やっちまったー、千冬姉さんこれじゃあ………………………私も本気出したくなるじゃん！





「千冬姉さん……私も本気出してもいいよね？」



「ふっ……そうでなければつまらん」




「柳韻さんすみません…この勝負先に一本取った方が勝ちということでお願いします。」




「了解した。…………………………では、始めっ！！」






ダッ、と千冬姉さんと私が同じタイミングで衝突する

竹刀同士がありえない音をたてて競り合っている、このままだと体格的に不利だから
千冬姉さんギア上げるからね



一瞬力をわざと抜いて、ほんの少し出来た隙を狙いカウンターを仕掛ける



「ハァッ……」



が、流石千冬姉さんギリギリで避けた



「っ！…次はこっちからだ…」




ブンと空気を裂く音と共に最小の動きで私との距離を縮める

そして、素早く竹刀を横薙ぎ



「千冬姉さんまだ本気出してないでしょっと」



それを竹刀を上手く使い受け流しそのままバランスを崩させ
体重移動と遠心力たっぷりの一撃を千冬姉さんに振る



「ハッ！そういう風琴もだろう」



体制を崩しながらもそれを竹刀でいなす
が、やはり遠心力たっぷりの一撃を完全に防ぐことは出来ず
竹刀を飛ばされる



「確かにね…ほら、千冬姉さん竹刀が無くても試合は続いてるよ」


追撃で上段から素早く千冬姉さんに竹刀を振る



「言われなくともッ」



真剣白刃取り

まさかとは思ったけど千冬姉さん凄いや、このままだと危ないから竹刀は捨てだね



「これでお前も素手だな風琴」


「そうだね、この前みたいに取り押さえる？」


「今回は出来るか？」


「出来るか？じゃなくてやるんだよ！」




拳の乱打、まさにそれだった

2人の拳速に目が追いついているのは柳韻かこっそり見ている束ぐらいだろう




「はぁ、…はぁ、」


「千冬姉さん、息切れてるね」




「お前の体力が可笑しいんだよ風琴」



「「ふ、ふふ、ふはははははははははっ」」



なんか、久し振りに楽しいって感じたかも
前世でもここまで張り合う人はいなかったし



でも、次で終わらせる



「行くぞ！風琴！」



最後の必殺の一撃を千冬姉さんが放って来た
これ常人がくらったらどうなるんだろうと思いつつ千冬姉さんの拳の勢いを利用し
手首を掴むといつかのように柔道技の応用で取り押さえた




「今回も取り押さえたね」




「そこまで！勝者風琴！」



あ！ヤバイ熱くなり過ぎた、この年で千冬姉さんに勝ったら後々面倒になるって思ってたのにーー！！

待って！これを千冬姉さん狙ってた……………千冬姉さんの顔見るんじゃなかった
悪戯が成功した子供の様な顔でした。


あぁ、面倒なことが起きませんように… 

きっとそれは無理でしょう！


千冬さんとの戦闘シーン？でしたがなんかグダクダですねごめんなさい
専門的な知識は無いのでこんな感じです


次回は天災来たァァァァァーーー！！