戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第十二話 上田大尉!!どうでもいいがホークスしっかりしろ!!その十三
「あんた達の性根は腐りきってるじゃない」
「真夏の炎天下に三日置いた鶏肉並にね」
徹底的に腐っているというのだ。
「もう腐りきって嫌な匂い立ててて」
「スウェーデンのあの缶詰みたいにね」
「あんた達はまさにそれを」
「最低の屑よ」
「ったくよ、女の子にも嫌われてな」
「また彼氏にしたくない男ナンバーワンになるのかよ、俺達」
「誰からも嫌われてな」
「本当に腹が立つぜ」
二人は文句を言いながら戦場に向かう、そしてだった。
その銀閣寺に着いた、二人はその銀閣寺を見て言った。
「銀閣寺といっても銀箔貼ってねえんだよな」
「そこが金閣寺と違うな」
「予算の関係とか義政さんの趣味とか言われてるけれどな」
「銀閣寺は侘寂でな」
「華やかじゃないんだよな、これが」
「そうした芸術なんだよ」
「そうだ、君達も芸術についての理解があるのか」
相手である上田が二人に言って来た。
「それは何よりだ」
「というか覚えるんだよ」
「覚えさせられるんだよ」
二人はこう上田に反論した。
「学校の授業でな」
「テストにも出るんだよ」
銀閣寺のことがだ、ちょうど目の前にある。
「だからだよ」
「俺達も知ってるんだよ」
「そうか、そういうことか」
上田は二人の言葉を冷静に聞いて述べた。
「それでわかった」
「学校の勉強も時々役に立つぜ」
「全く無駄じゃないんだよ」
「おい、だから今この作品を読んでる読者の中で学生さんいるだろ」
「そこのあんただよ」
また読者の方を指差して言う二人だった。
「だからあんたもちゃんと勉強しろよ」
「役に立つこともあるからな」
「だからいいな」
「勉強もちゃんとしろよ」
「全然駄目って訳じゃないからな」
「無駄なことじゃないんだよ」
学校の勉強もというのだ。
「この作品は教育番組だからな」
「ここでちゃんと教えておいてやるぜ」
「これから俺達が勝つ書道も役に立つんだ」
「字が奇麗だとそれだけでかなり違うんだ」
世間の評価までもがだ。
「ばからもんにだってなれるぜ」
「だから出来たら書道もやれよ」
「あんたにとって悪いことにはならない」
「書道塾に通えば塾の先生も喜んでくれる」
何故そうなるかというと。
「塾ってのは生徒が来てくれないと食えないからな」
「あんたが塾に行くとそれだけで人が助かるんだ」
「だからいいな」
「人を食わせる善行も忘れるな」
「そしてあんたも字が奇麗になれ」
「いいこと尽くしだぞ」
二人は読者達に現実の視点からも言う、人間は現実として食べねばならず食べる為にはお金が必要なのだ。
「これ書いてる作者は書道塾とか通ってないけれどな」
「ついでに言えば字もすげえ汚いぜ」
「みみずがのたくってるみたいな字って言われてるぜ」
「そんな作者みたいにならない為に塾に通うんだ」
「いいな、俺達との約束だ!」
「書道をやるんだ!」
こう書くと書道家の誰かに読んでもらえるかも知れないという下種な思いで書いてはいない、全てはジャスティスカイザーの言葉だ。
そしてだ、二人はというと。
勝負に挑むのだった、二人は横に並んで卓の前に正座してだった。
上田は彼等と向かい合って座る、そして書道の先生である宮地幸夫、今作者が適当に名前をつけた人が来てだった。
審判の席に座った、そして双方に告げた。
「では今から」
「はい、これより」
上田が先生に応える。
「はじまりですね」
「そうなります」
「よし、じゃあな」
「書くか」
ジャスティスカイザーの二人も応える、そしてだった。
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