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もし、夜天の主に幼馴染がいたら

作者:タキゲン
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第9話  守護騎士

 
前書き
いきなり現れた守護騎士達。
俺にはさっぱり訳がわからない・・・・
だけど、はやてが嬉しそうにしてたからいいかな。
少しははやての寂しい気持ちを紛らわすことが出来れば・・・・ 

 

昨夜未明に起きた一つの事件。
事件といっても我が家で起きたことなので周りには関係ない事。
色々とあったが細かい話は朝にしようということになり全員就寝した。
そして今、朝食を終えた後守護騎士達から話を聞いていた。


「————なるほどな。そのはやてが今抱えているのが闇の書って訳か。
で、その闇の書の主がはやてって事になってそれを守るのがお前達守護騎士と言う事か」

「そう言う事だ」

刹那が話を簡単にまとめ、それを桃髪ポニーテールの「シグナム」という女性が肯定した。
ちなみに名前は朝食の時に聞いた。
金髪セミロングが「シャマル」、朱髪の後ろ三つ編みが「ヴィータ」、
銀髪獣耳が「ザフィーラ」という。

「覚醒の時と眠っている間に、闇の書の声を聞きませんでした?」

シャマルがはやてに質問した。

「うーん、私魔法使いとちゃうから漠然とやったけど・・・・あ、あった!」

はやては裁縫箱の中から探し物を探しながらそう言ったのだ。

「わかった事は一つある。
闇の書の主として守護騎士みんなの衣食住、きっちり面倒みなあかんゆう事や。
幸い住む所はあるし料理は得意や。みんなのお洋服買うて来るからサイズ測らせてな?」

はやての言葉に守護騎士達は困惑していた。

「はぁ・・・・先に買い物に行く準備だけしとくぞ」

「お願いや」

そう言って刹那は部屋を後にし仕度しに行った。
それからサイズを測り終えて刹那とはやては2人で買い物に行った。

「なぁ、はやてよ・・・・俺はさすがにその領域へは足を踏み入れたくないぞ」

「えー。ええやん。まだ子供なんやし」

刹那が言った領域と言うのは女性の下着売り場の事であった。

「子供云々の話じゃなくて!俺は男なの!その領域へはもう踏み込みたくないの!」

刹那ははやてに行きたくないと必死に伝えた。

「仕方ないなぁ・・・・ほなあそこのベンチで待ち合わせな?」

「わかった・・・・」

はやてはそう言って下着売り場へと向かった。
刹那は少しへとへとになりながらベンチへ向かい腰掛けていた。
それから数分経ってからはやてが買い物を終えて刹那のもとへやってきた。

「おまたせ~」

「うん・・・・」

そして2人で帰宅するのであった。
帰宅するなり3人の女性は買ってきた服に袖を通していたが、
ザフィーラはいつの間にか狼形態になっており服に袖を通すことはなかった。
女性陣の着替えが終わったあと部屋をちゃんと割り振り、夕食までのんびり過ごすのであった。
のんびり過ごしている間はやては狼形態のザフィーラに抱きついていたり、
刹那はシグナムやシャマル、ヴィータと話をしていた。
それから夕食の時間になり、はやてと刹那で仕度をしてみんなで食卓を囲んだ。
ザフィーラは狼形態だったので別だが————

「いただきます」

「「「「いただきます」」」」

はやての挨拶に守護騎士達も同じように挨拶をした。
今日の夕食は少し豪華でお刺身や茶碗蒸し、煮物などが用意されていた。
久しぶりに大勢で食卓を囲んだのではやてと刹那は嬉しかった。
楽しく食事をしていると少しだけ頬を染めながらヴィータが————

「おかわり・・・・」

————と言った。
その言葉にはやてやシグナム、シャマルは微笑んだ。
夕食が終わった後、刹那が片付けをしている間にはやてとヴィータが風呂に入っていた。
はやて達が風呂から上がった頃には片付けも終わっており、
その後にシャマルやシグナムも風呂に入った。
刹那は最後に風呂に入り、その日はみんな就寝した。

 
 

 
後書き
やっぱり狼さんが空気だ・・・・
と、言うより守護騎士を出したのにセリフが少ない・・・・
刹那とはやてのやりとりばかりが多すぎる・・・・
以前指摘があったのでセリフのところの最後の「。」は無くしたのですが、1話毎の内容が短いのは申し訳ありません。

今後とも指摘、感想等お待ちしております。
 
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