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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第十二話 上田大尉!!どうでもいいがホークスしっかりしろ!!その六

「それこそな」
「だからですか」
「ロリもオッケーですか」
「ただ、幼女をかどわかしたりはしない」
 こうしたことはというのだ。
「それは下種のすることだ」
「ですね、幼女相手は」
「まさに」
「そうだ、私は下種ではない」
 悪人ではあってもだ。
「あとエレガントにことを運ぶにしてもだ」
「はい、エレガントにですね」
「お医者さんが必要になるんですね」
 二人も意味がわかったうえで隠語で返す。
「そうした時はですね」
「やっぱり」
「そうだ、苦しませない」
 そうした趣味もないというのだ。
「私はな」
「サイコ殺人鬼とかってえぐいですからね」
「相手を苦しませるとか普通にする奴いますからね」
「死体を滅茶苦茶にするとか」
「いかれた奴は」
「私の価値観に反する」
 そうしたことも、というのだ。
「だからだ」
「決して、ですね」
「しないですね」
「その通りだ、それは君達もだな」
「いや、俺達ノーマルですから」
「普通ですから」
 二人は悪田部のその問いにこう返した。
「人殺すこともしませんよ」
「女の子襲ったりもしませんし」
「間違ってもアカメのワイルド何とかみたいなことしません」
「外道でも鬼畜でもないですから」
 二人の後ろに目に線を入れた大臣の息子とその仲間共の顔が出て来た。侍と錬金術師以外はまさに外道だ。
「勝つ為に手段は選ばないですけれど」
「正義ですから、俺達」
 自分達ではこう言う、実際にそう思ってもいる。
「日帝衆も殺したことないですよ」
「それこそ一人も」
「この作品そうした作品じゃないですし」
「健全な娯楽教育作品ですから」
 これがこの作品のジャンルだ、それでだというのだ。
「書道も頑張ります」
「勝ってきます」
「まあ書道は小学校以来ですけれど」
「やってみます」
「ばからもんになるのだ」
 面白い書道漫画だ。
「最近書道も漫画になっているから参考にするといい」
「ええ、わかりました」
「そうさせてもらいます」
「面白い漫画ですしね、あの作品」
「ですから」
 読んでそうして、というのだ。
「勉強させてもらいます」
「是非」
「書道はそれぞれですよ」
 原作、つまりここではあまり台詞のない伊藤も言って来た。スーツを着ていてもはっきりとわかる巨乳にタイトミニから出ている脚が艶かしい。眼鏡をかけた知的な大人の美貌も。
「上手下手よりも」
「センスですか」
「それが大事なんですか」
「そうです、ある人から上手に見える字も」
「別の人から見ればですね」
「違うこともあるんですね」
「そうです、そこはそれぞれです」
 本当にだ、そうだというのだ。
「芸術自体がそうですが」
「上手下手じゃなくて」
「センスですか」
「だからその勝負はですね」
「難しいんですね」
「左様です」
 まさにだ、そうだというのだ。 
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