IS 〈インフィニット・ストラトス〉×トリコ 食を探求する夏の毒!
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IGONEO本部再び!!
前書き
お待たせしました!!
プロット自体は出来ていたのに投稿するのをすっかり忘れていた私です。
これからはちょくちょく更新していきたいと思っています
「にしても全くもって久しぶりすぎて吐き気して来るな~、もう来る事なんて無いと思ってたし」
「まあそう言うなって一夏、この世界には結局のところアカシアが残したっていう伝説の食材を探しに来ただけなんだからよ。そんな目くじら立てる必要性は無いってもんよ」
「そうそう」
そう言いながらグルメ世界からISの世界へと転移してきた龍神三兄姉弟、今は海上を一夏のパートナーアニマルのファルザーの背中に乗りながら国際グルメ機関、IGONEOの本部へと向かっていた。折角こちら側の世界に来たのだから一度懐かしく本部に立ち寄ろうと思ったのだ。
「おっ見えてきたぜ」
一夏の視線の先には海の上に浮いているトレイの上に巨大な杯やワイン瓶を象った建物が見えた、今となっては懐かしいIGONEO本部だ。懐かしさに浸っていても良いがいい加減に連絡などをしてきている事を知らせなければ防衛装置によって攻撃されてしまう。龍人が懐から携帯を出す。
「番号変わってないと良いけどな……」
「そういえばアリトさんは連れて来なくて良かったのか?」
「いやなんかあいつはもう仕事が入ってるらしいからこれなくてな、おっ繋がったか?」
『はい、こちら国際グルメ機関IGONEOですが何方でしょうか。これはVIP専用の特殊回線の筈なのですが』
「何者と申されましてもねぇ?元IGONEOの会長の龍神 龍人ですがこれで満足で?」
『えっ……りゅ、龍人様なのですか!?!!?』
電話から聞こえてくる受け答えしている女性の歓喜の叫びがスピーカーを通じて優奈と一夏にも聞こえていた。龍人が会長だった時代は圧倒的なカリスマで職員からは狂信的な人気を誇っていた、どうやら今もそれは健在のようだ。
「ああ久しぶりだな、ちょっち用事があってこっちに来てな。悪いけど防衛装置をOFFにして貰えるか?」
『はっはいただいま!!』
数秒後には本部を覆っていたバリアと対空迎撃機器が沈黙し本部へ入る事が出来るようになった。すぐさまファルザーは本部に降り立つと直ぐに防衛装置が起動してまた鉄壁の要塞へと変貌する。
「ヒュー、バリアなんて作ってなかったと思ったんだけどな?」
「どうせ束だろ?相変わらずあの人の頭の中どうなってんだが、技術的にはグルメ世界でもやっていけると思うぜ」
「全くだよね~」
「お疲れファルザー、少し休んでくれ」
キルルっと撫でられて嬉しそうな声をあげるファルザー、が直ぐに何かを察知したのかあさっての方向を向く。そちらからはなんと何百人という職員たちがこちらへと向かってきているが見えた。
「「「「「龍人様ぁああああああああ!!!!!!!!」」」」」
「「「「「お会いしたかったでぅううう!!!!!!!」」」」」
「「「「「一夏さぁあああああああああん!!!!!!」」」」」
「「「「「優奈名誉会長ぉおおおおおおお!!!!!!」」」」」
「「「う、うわああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」」」
暫くの間揉みくちゃにされました。
IGONEO 会長室
「いっくんにりゅーくん、それにゆ~ちゃんお久しぶり~!!!もう久しぶりすぎて泣けるレベル!!もう7年ぶりぐらい!?」
「でかくなったな一夏、元気でやってたか?」
会長室へと通された三人は現在会長と副会長をしている天河 明久と天河 束夫妻と久しぶりの団欒を楽しんでいた。
「ああそっちも変わりなくて結構だ、ってか結婚したんだな」
「うん、3年前にね。今の私は天河 束だよ!」
「そりゃおめでとさん。幸せそうで結構だ」
「それでどうしてこの世界に来たの?もうこっちに来る用事なんて無いと思ってたけど?」
紅茶を淹れながら尋ねる束の質問に龍人は答えた。
「へぇ~この世界にそんな食材がね……」
「その食材の発見と確保が俺たちの目的だ。此処には来たついでに寄ったって訳だ」
「そう言う事」
「へぇ~じゃあ何か手伝える事ない?」
そんな時、龍人の腹が盛大になった。それを聞いてあきれたような表情をする一夏と優奈。
「おいおい龍兄………アンタこっちに来る前にたらふく食ってただろ………グルメタウンでどんだけくったと思ってんだよ?支払額が462億円だったろ」
「あれだけ食べてまだおなか減ってるって……流石お兄ちゃん、食没が私たち以上にとんでもないね」
「あはははははは!!!まあいいじゃねぇか腹が減ってる事は生きてる証拠だ!!」
「はははは!!りゅーくんらしいね!!それじゃあコックさん達にご飯の準備お願いしてくるね~」
そういって綺麗な御辞儀をしてから静かに去っていく束を驚愕するような表情で見送る一夏。
「束さん、あんなにお淑やかだったけ………もっとハチャメチャだった気が………」
「いやな?今妊娠3ヶ月でな、それも影響して更に大人しくなったんだ」
「妊娠してるのかよ!?」
っと驚いているとき強く扉が開かれた。全員がそちらに目が釘付けになるとそこには……腰よりも下まで髪が伸びているが昔以上に凛々しい顔立ちをした千冬が、そこにたっていた。
「一夏……」
「千冬、姉……久しぶり」
「一夏ぁあああ!!会いたかったぁああああ!!!」
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