SAOもう一人の聖騎士
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泥棒の王と二人の勇者その三
前書き
あっちゃー・・・終わっちゃいますよ・・・
幸い、ナイフはキリトの頬を掠めるに留まった。酷い怪我だが、致命傷にはなっていない
「須郷!手前ェェェェ!」
完全にブチ切れた。絶対に許さねぇぞ!須郷!
「らぁぁぁぁ!」
奴の右膝に回し蹴り、バランスを崩した所に顔面のど真ん中に右ストレートを叩き込む。奴の鼻が潰れた鈍く不快な感触が右手を包み込んだ。その勢いを利用して渾身の左アッパー、奴の体が少し宙に浮き、ぐしゃりと背中から落下した
「まだだ・・・キリトを傷つけた罪、アスナ達三百人ものプレイヤーを弄んだ罪、何もかもここで償わせてやる」
奴が吹っ飛んだ際に取り落としたナイフを須郷に突きつける
キリトが手早く須郷を縛り上げ、病院に入る。須郷の話を聞いて看護師が離れた後、カードキーを勝手にとってアスナの部屋を目指した
「ほれ、行ってこい、大丈夫だ、覗き見なんてしないから」
勿論大嘘である。録画の準備も万端だ。
「おお、あんなに美人の子とチューしてるよキリト君、以外に大胆だねー」
いつの間にか安岐ナースがいた。巡回中なのか、近くにワゴンがある。
あ、やばいキリトに気づかれた!
「結局覗いてるじゃん!つか何録画してんだお前!」
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