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ファンタシースターオンライン2 the bluestory

作者:Sノワール
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第三話 幼なじみ同士のチーム

 
前書き
作者「いやーごめんなさいねージルベール、実は…」

ジルベール「話は聞いた…と言うより前の携帯で書いてたのはどうなった?」

作者「それは…凍結と言うことで…」

ジルベール「そうか…」


作者「だー!湿っぽいな!んじゃ第三話行ってみよーε=┌(;・∀・)┘」
 

 
アークスシップ4 住宅地エリア


ジルベールはジグから剣を受け取り、自宅へと足を運んでいた

アークスシップ4は人口が多く、貧富の差が少ない平和的なシップである


大型の都市エリアや、ショッピング街等があり、その郊外には閑静な住宅地がある

その住宅地をジルベールはイヤホンで音楽を聞きながら歩いていた




そして自宅へとたどり着いたジルベール

彼の家はとても大きく、一階に広い道場があり、二回には自分の部屋や様々な部屋がある

ジルベールはナハト家と呼ばれる武門の当主で、第15代目に当たる

彼の母親はアークス養成学校の理事長を勤めており、先代である父親はジルベールに後を継がせた後、その養成学校で講師をしているのであった




そしてジルベールは玄関のドアを開けた


「お兄ちゃん!お帰り!」

「おかえり!にぃに!!」

と中から二人の少女がジルベールに抱き付いて来た


彼女等はジルベールの妹、ジルベールより2つ下のリシア・ナハトとジルベールより3つ下のアーシア・ナハトである

リシアは少しボサボサなショートヘアーの黒色の髪でスポーツ少女を彷彿させるような雰囲気の顔立ちである

一方のアーシアはロングヘアーの髪にサイドポニーをしている髪で、物凄く幼い印象の顔立ちである


二人ともブラコンなのだが、アーシアに限っては兄離れが出来ておらず、家に居るときはいつもジルベールにくっついているの程である


ジルベール「そんなくっつくなよ…上がれないじゃないか…」

とリシアは離れたが、アーシアは全く離れない

リシア「こら!アーシアも離れる!」


アーシア「やだ!にぃにといっしょにいる!」

リシア「くっついてちゃお兄ちゃん歩けないでしょ!」

アーシア「やだっ!」

まだ駄々をこねるアーシアであった


「いい加減にしなさい!ジルが困ってるでしょ?」


と奥からエプロン姿の一人の女性が現れた


ジルベール「あ、カルア姉…ただいま」


カルアと呼ばれた女性は女性にしては身長が高く、腰まで伸びたロングヘアーの金髪の髪、顔立ちは大人しめで、優しそうな雰囲気である

カルア「うん、おかえり…どうする?お風呂沸かしてあるけど…」


ジルベール「夕飯までまだ時間あるでしょ?先に入る」







ジルベールは家に上がり、風呂場へと向かった

ナハト家の風呂場はとても広く、一気に10人は入れる、言わば大浴場なのである


そこで彼は戦闘服を脱いで、入浴剤を入れ、湯船に浸かった


心地好い暖かさがジルベールの疲れを癒していく

思わず寝込んで仕舞いそうであったその時である

バタン!!

アーシア「にぃに!!あたしもいっしょにはいる!!」


ジルベール「ん?…っておい!!??」


なんとアーシアが風呂場に侵入してきたのだった


リシア「あたしも!」


おまけにリシアも入って来た


ジルベール「お、お前ら!!せめてタオルで隠せ!!」


二人はまさに素っ裸でジルベールのようにタオルで隠していないのである


リシア「別にお兄ちゃんなら見られても良いけどね!」

アーシア「あたしも!」

ジルベール「そういう問題じゃ…」


リシア「…(子犬のような眼差しで)」

アーシア「…(子猫のような眼差しで)」



ジルベール「…わかった…」

妹二人の可愛らしい眼差しに負けたジルベールであった


リシア・アーシア「やったー( ≧∀≦)ノ」


ざっぱーーーーん!!!



二人は湯船に飛び込んだ



飛び込んだ影響で大量の水飛沫がジルベールの顔にかかった



ジルベール「お前達…もう15と14だろ?いい加減に子供っぽい事をするなよ」


リシア「お兄ちゃんの前だと子供だもーん!」

リシアはジルベールに抱き着いた

アーシア「あたしはにぃにのおよめさんになるもん!」

アーシアも抱き着いてきた

この二人のお風呂襲撃に逆に疲れが貯まったジルベールであった








ナハト家 キッチン




現在ナハト家では夕食の時間で、テーブルには中華と和風の料理が並んでいた


ジルベールも中華と和風の料理が大好物で、物凄い量を食べる大食漢なのだが…



よくテーブルを見ると一切野菜が無いのである

カルア「全く…ジルの野菜嫌いは何時治るのかしら…?」


ジルベール「(バクッ!)ひかたねぇらろ?ひらいなもんはひらいなんふぁんららら(仕方ねえだろ!嫌いな物は嫌いなんだから)」

カルア「はぁ…」



そう、ジルベールは極度の野菜嫌いである


故にご飯類が大好物で、中華料理の炒飯は10人前は軽く平らげる程である


Ppppppp!

ジルベール「ん?誰だ?」


突然通話デバイスが鳴り、ジルベールはそれに出た


ジルベール「はい?」


『もしもーし!みんなのアイドル…』


P!…


ジルベールは即電話を切った


そしてまた食べ始めようと箸を手に取った瞬間


Ppppppp!


またデバイスが鳴り、再び出たジルベール

『ひっどーい!即切んなくてもいいーじゃーん!』


ジルベール「妙な挨拶が聞こえたからな…ラナ…」



電話の相手はラナだった


ジルベール「で?何の用?」



ラナ「明日さ、ジルっちチームに誘うから、ロビーに集合ね!以上!!!」


P!



ジルベール「……おい!!!時間は!?」


肝心な所を言い忘れたラナ…これでは何時集合して良いのか解らん…


ジルベール「あの馬鹿…一体どんな頭してんだ…」


Ppppppp!


ジルベール「ん?今度はメール?」



メールはリリアからであった

リリア『ラナの馬鹿の事だからどうせ時間伝えてないでしょ?一応AM10:00集合よ』




ジルベール「リリア…お前がいてくれて助かる…」


とリリアを称賛したジルベールであった

















翌日 アークスシップ ゲートロビー AM10:00





ジルベールはゲートロビーのソファーに座っていた


デバイスでスケジュールを確認しながらリリア達を待っているのだ



とそこに



イグナス「よう!ジル!」


ジルベール「イグナス?」


そこに来たのはイグナスであった


イグナス「よし、そんじゃ行こうか!」


ジルベール「いや待て、何処に行く気だ?」


ジルベールを見つけて着いて来いと言わんばかりのジェスチャーをして歩き出したイグナス


イグナス「お前…俺らのチームに入るんだろ!?何寝惚けてやがる!」


ジルベール「は?…いや…俺が入るのはリリアのチームに…」


イグナス「あの女共…伝えてなかったのか…俺はな、リリア達と同じチームにいるんだよ」


ジルベール「な、なんだと!?」


イグナス「まあ、そう言うことだ、おい行くぞ!」


戸惑うジルベールを他所に歩き出したイグナス

それに着いて行くジルベールであった







向かったのはショップロビーにあるレストランであった


味が美味いとの評判で、アークスのみならず一般市民も利用しているレストランである


イグナスとジルベールはその暖簾を潜った




店内はまだ昼前だというのに客が沢山おり、賑わっていた


イグナス「確か…奥の……お?あれか!」




店の一番奥、所謂、座敷に三人の少女と、一人の女性が座って談笑していた













ラナ「すみまーん!注文良いですかー!」


リリア「ちょっと!ジル達来るまで我慢出来ないの!?」


フィーリア「そうですよ!ジル先輩とイグナス先輩に失礼ですよ!」


ラナ「だってーお腹空いたんだもーん…良いですよね!?レイミ先輩!」


レイミと呼ばれた女性は蒼い髪の少しはねがあるロングヘアーで顔立ちは当に容姿端麗という言葉が似合うほどの美人


レイミ「ふふっ…もう来たみたいよ…ほら」


レイミが自分達の席に近付いてくるジルベールとイグナスを見つけた



イグナス「連れて来たぜ」


今回は全員私服である


ジルベールは蒼いTシャツにその上に紺色のジャケット、下は黒色の長いジャージ、戦闘時に着けてるヘッドギアは着けていない

イグナスは赤いインナーに黒色の半袖Tシャツ、下は黒色のジーンズであった

リリアは緑のTシャツ、その上にカーディガン、下はデニム生地のショートパンツである

ラナはブカブカの丈の長いTシャツに、下はスカート、スパッツも履いている

フィーリアは大人しめな丈の長いワンピースにその上にカーディガンを羽織っていた

レイミは丈の長いコートを着ておりインナーは水色、下はスカート

であった


ジルベール「レイミ…先輩?」


レイミ「久しぶりねジル君、見ない間にたくましくなったわね」


ジルベール「レイミ先輩もお変わりなく…」


ラナ「おーーーっし!ジルっち来たから、レイミ先輩!」

レイミ「うん、ジル君、アークスカード良いかしら」




ジルベールはレイミにアークスカードを渡し、レイミはそのアークスカードにチーム加入の作業をした


レイミ「はい、これでジルベールは私達のチーム、『ハルシオン』の一員よ」


ジルベール「『ハルシオン』って…先輩達の出身校の名前ですよね?」


「良いではないですか、貴方も中学はハルシオン中等部に入っていたんですから」


ジルベールの後ろから何者かの声が聞こえた


ジルベール達が声の発生元に振り向くと一人の男性がいた


紫のカジュアルレイヤーの髪、顔立ちは幼さが残る大人な雰囲気で眼鏡をしている

服装は私服で紫のジャケットに下は白いジーパンである


ジルベール「ヴェンセール!?君も入っていたのか!?」


ヴェンセール「ええ、私の場合は一昨日入りましたが、これはまた懐かしい面子ですね」


ヴェンセールは周りを見渡し、

特にイグナスとラナにはアークスになった事が驚きです、二人とも頭の中に石ころが入っているような物ですからね


イグナス「なんだと!?」


ラナ「誰が脳ミソが石だこらー!?」


ヴェンセール「おやおや、ラナの場合は脳が退化していますね…」


ラナ「むぐぐ…三英雄の名前は言えるもんね!」


ヴェンセール「それは猿でもわかる超常識ですよ」


ラナ「むー!」


リリア「完敗ね…」


イグナス「はっ!情けねえな」

ヴェンセール「言えたことではありませんよ?イグナス」


イグナス「るっせぇ!!」


レイミ「ふふっ…みんな座りなさい、パーティー始めるわよ!」




こうして7人でジルベールの歓迎会が始まった

ヴェンセール「しかしジルはますます活躍していますね、流石『蒼穹の剣士』」


ジルベール「よせ、その通り名は俺には似合わん」


イグナス「何遠慮してんだ!?折角そう呼ばれたんだからよ、堂々と名乗りな!」


ヴェンセール「…イグナス、貴方は蒼穹の剣士の意味は知っていますか?」


イグナス「ぁあ?10年前にダーク・ファルス封印の際に三英雄と共に戦った伝説のアークスだろ?」



ラナ「え?そうなの?」


フィーリア「ラナ先輩!常識ですよ!」

リリア「一体授業何聞いてたのよ?」


とここでリリアがふと気付いた


リリア「ねぇ…まさか『蒼穹の剣士』って…」


ヴェンセール「ええ、ジルベールの通り名は『蒼穹の剣士』、所謂二代目と言うわけです」




「「「ええええええええええええええええ!!??Σ(Д゚;/)/」」」



これにはリリア、ラナ、フィーリアの三人はびっくり仰天であった


レイミ「あら?知らなかったの?ジル君、アークスでは結構有名よ」


イグナス「いや、ジルの奴が久々に会った時に通り名言わなかっただけだろ?」


ジルベール「通り名言って何の意味がある?」


ヴェンセール「まぁ、ジルの性分は通り名貰ってそれにすがるような質ではありませんね」



リリアは目を見開いて狼狽えた


リリア「うそ…ジルってそんなに強いの?」


ラナ「リリア?誰がジルっちに勝てるって?」


リリア「うう…勝てっこない…」

流石の気の強いリリアもジルベールの実力がわかり、足下にも及ばない事を痛感した


フィーリア「やっぱりジル先輩はすごいです!本当に…本当にすごいです!!」


フィーリアは憧れの目でジルベールを見ていた




しばらく歓迎会が続き、ジルベール達は久々のメンバーと共に笑い合い、語り合った


ジルベールも目一杯楽しみ、終始笑顔であった











そしてその店のカウンターに、一人の少女が仲間と笑い合ってるジルベールを見ていた



「あれが…ジルベール・ナハト……蒼穹の…剣士………」



その少女は微笑を浮かべ、呟いた


「楽しめそうね……最高の殺し合いになりそう……」















 
 

 
後書き
新キャラ


ヴェンセール・ファンネ 年齢18歳 種族 ニューマン
クラス フォース/テクター イメージ声優 緑川光

ニューマンの少年、テクニックの使用だけではなく、近接もこなせる。ジルベール、イグナス、リリア、ラナとは同じ中学出身で、同じクラスであった
かなりの知識人で、性格は大人しいが、少し毒舌である



レイミ・キサラギ 年齢 19歳 種族 デューマン
クラス ファイター/バウンサー イメージ声優 沢城みゆき

ジルベール達の一つ上の女性、容姿端麗でアークス内でのファンが多い。チーム『ハルシオン』のマスターを務めており、メンバーからの信頼も厚い
ツインダガーによる接近戦をこなせる他、回復テクニックを使用するヒーラーでもある
 
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