ソードアート・オンライン ~Hero of the sorrow~
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因縁の対決と二人のカメラマン
前書き
さぁ、さぁさぁ盛り上がってまいりました!!
実は構成の問題で、登場できないライダーが何人かいます。
とりあえず一人、最終回後なので鎧武は出せません!!
ファンの方すみません!!
崖
「やれやれ・・・この人数を移動させるのには苦労したぞ?カナリア・・・」
カナリアは謝罪と共にお礼を言った。
「ごめんなさい・・・ディケイド。それより・・・」
カナリアは言葉を紡ごうとしたが、疲労のあまりに光を失う。
「大体分かった。アイツら助けろって事だな。だから今は休んでろ・・・」
「士ぁ・・・行くよ」
「チッ・・・行くぞ、海東!」
ディケイドとディエンド。
二人のライダーが、怪人達へと飛び込んだ――――――。
地上
「ライダー・・・パンチ!!」
2号達が怪人と守護天使たちを蹴散らす中、上空から巨大な影が現れた。
「っ・・・あれは」
「チッ・・・あいつ、メズールまで復活させてやがったのか!?」
巨大グリード、メズール暴走体が猛威を振るう。
「セイリングジャンプ!!」
腰の重力低減装置を使い、スカイライダーが大空へと舞う。
そして、脚部のジェットエンジンを起動させたZXが後を追った。
「アンク、俺達も!」
ああ、とアンクが会釈すると、クジャクとコンドルのメダルをオーズへと託す。
「大事に使えよ!」
「わかってるって。・・・変身!!」
タカ!クジャク!コンドル! タージャードルー!!
タジャドルコンボに変身。
大地からメダガブリューを出現させたオーズが接近し、叩きつける。
「なっ・・・!」
アンクも思わず驚いた。
メダルが割れる音がした。コアメダルが砕ける音だ。
しかし―――――
「全身がコアメダルでできてやがんのか・・・!?」
アンクが言った瞬間、暴走体が吼えた。
暴走体は、全身から鋭利な水のカッターを放った。
アンクの体から、セルメダルが落ちる。
他のライダーも弾き飛ばされる。
そんな中だった。上空から、声が聞こえたのは。
一番最初にそれに気付いたのは、スーパー1だった。
「来てくれたか・・・!」
上空から現れる、白い影。
右腕にはロケット、左足にはドリルがついている。
そのライダーは、そのまま暴走体へとぶつかった。
「宇宙――――――――キタァ―――――――――――――!!」
ドリルが暴走体の巨躯を貫く。そして、言った。
「如月弦太郎!先輩たちの呼びかけに、ただいま参上しました!!」
そう言った瞬間、上空に虹色の穴が開く。
リーファはそこから出てきたものに驚いた。
電車が出てきたのだ。
「てめぇら、俺も呼べよ!!俺だって仮面ライダーだろうが!」
「ちょっ、モモタロス~・・・ダメだよ!今飛び出したらって、うわぁ!」
開いた電車の扉から飛び降りようとしていた赤い怪人を、青年が止めていた。
だが、赤い怪人ごと落ちた。
「あ、モモタロスが抜け駆けした!」
紫の怪人が飛び降りる。
「あ、ちょっとリュウタ!?」
「ワイらも行くでぇ!!」
青い怪人が黄色の怪人と共に後を追いかける。
「おわああああああああああっ!?」
「うにょおおおおおおおお!!?」
変な叫びが聞こえる中、赤い怪人達が青年に憑依する。
そしてベルトをまいて―――――――。
「「「「変身!!」」」」
仮面が四つ飛び出し、姿を変えた。
着陸したそのライダーは言った。
「俺達、参上!!」
リーファはそれを横目に怪人達を蹴散らしていく。
「俺も混ぜろぉ!!」
リーファの後ろからの剣撃。
周囲の怪人をどんどんと斬り伏せながら、リーファ達は進んでいく。
そんな中、黒い剣士が大穴に入っていくのが見えた。
無事なことに安堵した瞬間、金色の剣がリーファに襲い掛かった。
しかし、電王と龍騎がそれを受け止めた。
そのライダーは笑っていた。
「よぉ・・・城戸ぉ・・・祭りの場所は・・・ここか?」
「っ・・・浅倉!!」
史上最悪の殺人鬼ライダー。
仮面ライダー王蛇がそこに立っていた。
「んだ、てめぇ!!」
電王のクライマックスフォームが、王蛇の剣を弾く。
「おう、お前・・・ノリがいいなぁ・・・」
「あったりめぇだろ!?戦いは!」
「ノリのいい方が勝つんだよ!!」
龍騎とリーファ、そして電王。
三人がかりでの、王蛇戦が始まった。
「茂さん!」
「おうよ!」
ユキの言葉に、茂が応じた。
ユキのベルトはディケイドライバー。
ライドブッカーからカードを取出し、ベルトへと挿入する。
『FINAL FORM RIDE』
『S S S STRONGER』
ストロンガーはストロングゼクターに変身、そのまま扉を貫いた。
カリスがガードとして扉の前で怪人達を蹴散らしていく。
ストロングゼクターでしばらく進むと反応があった。
「あそこか!」
ユキが飛び降り、ストロングゼクターはストロンガーに戻る。
しかし、扉の前にはクライが立っていた。
「たくよぉ・・・ずいぶん早い登場じゃねぇか?兄弟」
「ちょいと、知り合いと約束してんでなぁ・・・殺させてもらうぜ?」
腕のブレード《フレア》を展開させ、ユキと相対する。が―――――
「ココは俺に任しておいてもらうぜ?ユキ・・・」
ストロンガーが間に入った。ユキは扉の中に入っていき、クライは舌打ちする。
「チッ・・・旧型の改造人間如きが・・・」
「邪魔すんじゃねぇよ!!」
ブレードがストロンガーに襲い掛かる。
「・・・馬鹿だな」
電パンチをブレードにぶつける。
「なっ!」
バリンと腕ごとそれを砕き、弾き飛ばす。
「お前・・・この威力は」
「データと違うとでもいうんだろ?」
茂の呟きに、クライが「馬鹿な」と漏らした。
「知ってるか?・・・ライダーは時代が望むときに復活するらしいぜ?」
「俺たちはBADANとの戦いの後、一線を引き、平成ライダー達に全てを託した―――――――」
「でもな・・・!」
拳を握りなおしたストロンガーは言う。
「ユキが・・・全世界の子供たちが望んだから、俺たちは帰ってきた!!」
「何言って!オーク!!」
オークが壁を突き破る。
しかし、アマゾンと真が跳びだし、それを止める。
「お前の相手、俺!」「お前の相手は俺だ!!」
そのままアマゾン、真とオークは、研究室になだれ込む。
「まだわからないか・・・?」
「俺たちは、子供たちの未来のために戦ってる」
「お前とは・・・!格が違うんだよ!!」
再びの電パンチ。しかし、それをクライは弾いた。
クライとストロンガー。アマゾンと真とオーク。
願いを受けて戦う者同士がぶつかり合った。
地上
「おう・・・なかなかやるなぁ・・・」
三人を相手にしても、全く疲労を見せない王蛇。
そんな中、王蛇は一枚のカードを取り出す。
「それは・・・!」
真司は驚いた。
そのカードは、自分と蓮、そしてオーディンしか持っていないはずなのだ。
「コピー品らしいがなぁ・・・オラァ!!」
牙召杖ベノバイザーにサバイブが挿入される。
装甲がメタリックパープルに変化し、べノバイザーがツヴァイへと変化する。
「すげえなぁ・・・コレ!!」
『アドベント』
ベノヴァイパーに変化したベノスネーカーが出現し、毒の液をまき散らすと同時に、スイングベントでエビルウェップを召喚し、全員に痛撃を与える。
そして、そのエビルウィップはリーファを執拗に狙った。
「うあ・・・」
そしてとどめの一撃が放たれようとするところに、龍騎が割って入った。
「チッ・・・邪魔だ、城戸!!」
痛烈な一撃が放たれる瞬間――――――。
『ソードベント』
「降臨!満を持して!」
龍騎の前に、ナイトと響鬼が立っていた。
「蓮・・・!」
「あ、鳥!!」
後ろの電王が叫んだ。
そう、彼の言った鳥、ジークは蓮に憑依していたのだ。
「ん?どうした従者ども?そんなに私が来て嬉しいのか?」
「嬉しいも何も・・・!!さっさと来い!迷惑だろ、そいつに!」
「それもそうだな」
ジークが電王に憑依する。そして――――
「てんこ盛りのとっておきを見せてやる!」
そう言って変身したのは、超クライマックスフォーム。
「イライラすんだよ・・・ごちゃごちゃよおっ!!」
振りかざされたエビルウィップを、電王は切断した。
「城戸!俺たちも・・・」
「ああ、蓮!」
『サバイブ』
龍騎サバイブ、ナイトサバイブが、王蛇に切りかかる。
「何でだ・・・いつもいつも!!」
このイラつきから解放されない!!
龍騎たちを弾き、リーファが突進、それすらも弾いたところで、良太郎が言った。
「貴方には・・・わからない」
「あぁ!?」
良太郎が言葉を紡ぐ。
「人の想いを・・・温かさを知らないから・・・イライラしてるんじゃないんですか?」
「チッ・・・うるせ」
ガッと両腕を抑え込み、
「知ろうとしないから・・・受けたことがないから!!」
「―――――――っこのやろおおオオ!!!」
カードが自動で飛び出す。
『トリックベント』
ベノスネーカー、メタルゲラス、エビルダイバー、ボルキャンサー、デストワイルダー、ギガゼール、バイオグリーザ、ブランウィング、 ダークウィング、ドラグレッダーが出現する。
「なっ・・・こいつ等は!!」
「次元の狭間から呼び寄せたのか!!」
思い切り電王を蹴り飛ばした王蛇は、もう一枚のカードを挿入した。
『ユナイトベント』
出現したモンスターが集まり、合体した。
「もう・・・終いだ!!」
誕生した超巨大キメラモンスター《ジェノサバイバー》を見て、カードを挿入。
『ファイナルベント』
ドンッと冷気、火炎等が発生し、エネルギーの球体が出来上がる。
「オラァアアアアアア!!!!!」
エネルギーの球体が蹴り飛ばされ、真っ直ぐに龍騎たちへと飛来する。
グリーフデイ。嘆きの日と名付けられたそれの威力は、20000AP。
『『『ファイナルベント』』』
『FULL CHARGE』
四つの声が重なり、それぞれの必殺技を放つ。
「おじさんもっ!!」
装甲響鬼に変身し、鬼神覚醒を放つ。
電王にエネルギーが集中し、エネルギー球を切り裂いた。
しかし、浅倉は止まらなかった。
「まだ終わってねえぞおおおおお!!!」
モモタロスが叫ぶ。後ろから龍騎が回転しながら舞う。
「オリャアアアアアア!!!!」
龍騎のファイナルベント、ドラゴンライダーキックが炸裂した。
燃え盛る爆炎の中、浅倉が呟く。
「何故だ・・・なぜこの苛つきは収まらない!!」
これだけ極上の戦いをしたというのに。
「それは・・・お前の心じたいは満足してないからだ!!」
「いい加減に・・・人の心を知れ、浅倉ァ!!!」
爆炎に呑まれた浅倉はそのまま消滅した。だが・・・
「キュアアアアアア!!」
契約者を失ったジェノサバイバーは止まらない。
「変身!!」
そこに現れたのはJとZO。
「龍騎君!ここは俺達に任せて先輩たちの応援に行ってくれ!援軍はまだ来る!行ってくれ!!」
「行くぞ、J!!」
「・・・わかりました!!」
龍騎たちはそのまま、敵の中に突っ込んで言った。
1・2号 地上
「くっ・・・!」
敵はすでに何千体も倒した。しかし、数は増えている。
「まだあきらめるのは早いよ~?先輩?」
男が乗っているバイクは改造サイクロン号。
男の腰にはベルトがまかれていた。
「あっ、お前!!」
一文字は思わずつぶやいた。
「剛か!?」
一文字は彼と会ったことがある。
同じカメラマンとして、ライダーとして酒を飲んだ。
「そうだよ?一文字先輩!」
「というわけで~変身!」
『シグナルバイク!ライダー!!マッハ!!』
「追跡~!撲滅~!いずれも~マッハ!!」
「仮面ライダ~~~~~~マッハ!!」
「行くよ、2号」
ゼンリンシューターを構えたマッハが言った。
「言われなくてもわかっている!!」
2号ライダー同士が怪人達を一掃するべく立ち上がった。
扉の先 格納室
「そこにいるんですか!?アルゴさん!!」
目の前の反応に語りかけても何も帰ってこない。
光がそれを照らす。ユキは唖然とした。
「―――――っ・・・アルゴさんなんですか・・・?」
「来るナ・・・オマエなんか嫌いダ!!」
ショッカーオーズの姿に唖然とするユキ。
拳がユキに当たりそうになったとき、一号がそれを防いだ。
「ユキ君・・・!」
「あ・・・本郷さん・・・」
ユキ達は立ち上がる。
そこに、シャドームーンが現れ、ユキ達に襲い掛かる。
「バイオッライダーッ!!」
しかしそれをバイオライダーが防いだ。
「こっちは任せろ!!」
一号が頷き返す。
「ユキ君・・・!変身だ」
「はい・・・!」
ユキはライダージョーカーに変身。
一号と共にショッカーオーズへと走り出した―――――。
後書き
やたあああああああ!やりたかったコンビできた!!
2号ライダーでカメラマン、そしてお調子者っぽいところ、マッハと二号は最初から組み合わせるつもりでした!!
なんか、ドライブドライバーにシグナルマッハのシグナルバイクやったら謎な音声が・・・。
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