戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第十話 一戸大尉!日舞は日本起源!その十三
そしてだ、二人はさらに言うのだった。
「そうですか、福岡は美人さんが多いんですね」
「阿澄さんや渕上さんも産まれた位の」
「そういえばいのくちさんも結構」
「俺佐藤さんいいと思うぜ」
「声優さんだけでなくアイドルも多いがな」
悪田部はそちらの話もした。
「だがこれ以上は話が長くなるのでしない」
「はい、そうですね」
「これ以上の話は作品がグダグダになりますし」
「だからですね」
「もう福岡のお話は終わりってことで」
「とにかくだ、君達は勝たねばならない」
例えそれが専門外の分野であってもだ。
「絶対にだ」
「ですね、何としても」
「バイト料の為に」
「そしてボーナスもですよね」
「負けたら」
「当然全額カットだ」
言うまでもなく、というのだ。
「君達も写真集だのDVDだのを買えなくなる」
「今度は釈由美子さんの予定なんですが」
「それもですか」
「なくなる」
敗れたその時はというのだ。
「ではいいな」
「ええ、日舞は知らないですが」
「勝ってみせますよ」
「例え何をしてでも」
「何をやろうとも」
既に戦術を考えている二人だった。
「俺達は勝ちます」
「俺達は正義ですから」
「では行くのだ」
悪田部は無表情な声で二人に告げた。
「尚私と君達の関係をばらした時はだ」
「はい、バイト料カットどころかですね」
「俺達自身が」
「山奥で白骨死体だ」
実にわかりやすい例えだった。
「山の木の下で永遠に寝てもらう」
「よくある話ですよね」
「行方不明ってことで」
「遥かな未来化石として発見される」
そうなるというのだ。
「何千万年か、何億年後かにな」
「それで博物館に飾られるんですね」
「ホモサピエンスの化石として」
「そうなる」
若し悪田部とジャスティスカイザーの関係をばらしてしまえばというのだ。
「その時はな、あと君達が正体をばらすとだ」
「俺達自身のですね」
「その時はですね」
「どうなるか」
「それはやっぱり」
「この場合は死にはしない」
そうはならないというのだ、悪田部と彼等の関係を公にしてしまった場合と違って。
「パーマンになる」
「ああ、動物ですか」
「動物にされるんですね」
「それはリメイク版だな」
パーマンは昭和五十年代後半にリメイクされている、これは忍者ハットリ君やお化けのQ太郎と一緒である。
「旧版だ」
「っていうと赤ちゃんいたですね」
「五人目のパーマンがいたあっちですね」
「このこと知ってる人いるかな」
「ウィキペディアには載ってますけれど」
「作者も子供の頃旧版読んでびっくりした位で」
「今の子供は知らないですよね」
パー坊と呼ばれる、一歳である。
「その旧版ですか」
「っていうとあれですね」
「頭をおかしくされる」
「俺達もそうされるんですね」
「この設定はどうやらまずいということで改編された」
リメイク版ではだ。
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