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新妹魔王の契約者~龍剣使いの神皇帝~

作者:黒鐡
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1巻
  義妹を入れた生活開始

俺らの朝は早いが、今日からの生活は色々とイベントが起こるのであえてまだ寝ていた俺であった。今は過去起きた俺の分身体がやらかした事件が夢で動画として出てくるので、俺は復習だと思いそれを見ていたら突如現実から起こされるような感じだったので夢から覚めた俺であった。天井を見上げると同時に俺の中にいる者達からの挨拶を受けてから、俺は何らかの重みを感じたのだった。

「あーやっと起きた」

声をしたので視線を天井から見下ろすと、掛け布団の代わりにタオルケットの上に乗っかっている義妹の澪が乗っかっていた。しかも腹ではなく、なぜか腰辺りなので俺のところがちょうど上に乗っている感じである。太ももで挟むようにして女の子が馬乗りになっていたが、俺の胸に両手をつき悪戯っぽさを含んだ表情であったがこちらは慌てる事なく真顔だった。

「おはよ」

「・・・・おはよ、ところで何をしている?」

俺は反射的に朝の挨拶をしたが、澪の体重が軽いので重みは感じない。まあリアルな感触はあるが、それにしても見上げて見るが胸が大きいなと思った。それは俺の中にいる朱音達やドライグ達もだったが、俺と澪とは一週間前から暮らしている。元々豪邸だった為に荷物は澪と万理亜だったので、それを手伝った後に俺達はいつも通りの生活をしていた。初日から俺と深雪と迅は澪達が起きる前から起きていたので驚いていたが、早朝から起きる理由を鍛錬だと言った。

「何って、起こしてあげたの。男の子は、こうやって起こされると嬉しいと深雪姉様から聞いているわ」

問い掛けた俺に澪は「サービスだからね」と笑いかけたが、そうか深雪がそう言ったのであればあちら側からも怒る気はないだろう。それに俺と深雪は実は血の繋がった親子だと言うのはまだバレてない。まあ一つ間違っているのは普通は腹の上に乗るのが当たり前だが、澪の場合はタオルケットで位置が分からないのだろう。澪は俺の腰に座っていて、これでは情事の場合だと騎乗位と言う。更に現在は夏なので、女子の格好も自然的に露出が多くなるのはもう慣れた事だ。深雪はともかく澪も同じような格好のようで、キャミソールタイプのブラトップにホットパンツだ。

「そろそろ起きるから退いてくれないか?」

「えっ、もう起きるの?」

「当たり前だ、そろそろ起きないと毎日の日課である鍛錬をしなければいけない。今日だけだぞ~、いつもより寝ていたのは」

そう言いながら上に澪がいるのに、余裕で立ち上がろうとしたので澪は降りてもらってから俺は起き出して顔を洗った。その後で俺と深雪に迅だけの鍛錬場に行き、鍛錬をしていた。ここだけは異空間となっていて、一人部屋の一室を月中基地支部にあるところまでワープできる部屋となっている。ワープした後に鍛錬をしてからシャワーを浴びてからブリーフィングルームに向かうとそこには迅に深雪とトレミークルーであるフェルト、ミレイナ、ラッセ、イアンがいたのだった。

「おはよう諸君」

『おはようございます艦長』

「「おはようございますお兄様/おはようございます一真さん」」

「諸君、今日からこの外史での任務となる。と言ってもこの外史はわざわざトレミーで来る事ではないが、おっとこいつらも出しとかないとな。来い!ドライグ、サマエル、グレンデル、クロウ、アジ・ダハーカ、ラードゥン」

そう言ってから召喚されたのは本来なら小型ドラゴンのはずが、ヒト化となっていた。しかもドラゴンの波動で色が入っているがそれは髪型と目の色で判断が出来る。それと朱音達はまだ寝ているのでそのまま起こしていないけど、小型ドラゴンのままとヒト化になっている。小型ドラゴンはドライグ、サマエルだけで元邪龍で今は神龍の方がヒト化になっている。

「クロウはヒト化だったのは知っていたが、グレンデル達もヒト化になれるんだな」

「おうよ、俺様も前はドライグのような感じであったがヒト化になると小回りが利くのさ」

「私もですよ、それにヒト化の方が色々と問題はないかと。私の力をフルに使えるようにしてくれましたからね、一真様は」

「俺もだ。それにドラゴンのままだと何かしら戦いに支障が出るからな、俺の場合は頭が三つもあるのだから」

クロウのヒト化は前にも説明したと思うが、金色と黒色が入り乱れた髪で、目は右が金で左が黒という特徴的なオッドアイを持つ、黒いコートに身を包んだ長身の男性。グレンデルのヒト化オーダーはヘラクレスのような体型で小回りが利いて俊足というオーダーだったので、体型はサイラオーグをイメージさせて金色と黒色が入り乱れた髪で両目は緑色をしている。クロウ達ヒト化の者達の共通しているのは、髪の色だ。邪龍から神龍となったのでクロウと同じような髪の色をした、目の色と話し方や体型で判断する事となる。

「話の続きだが、恐らく今夜辺りで澪達が正体を現すだろう。今夜に出張が入ったという事になっている迅の正体は勇者の一族となっているが、本当の正体は俺の護衛となっているから夜叉となっている。だから迅には出張=魔界に渡り現魔王派について独自に調査を頼む」

「了解した、ま、俺は元々主人公をバックアップする側だからなのか。神族の剣士だから夜叉なのかもしれない、神の力は一真さんの許可で本来の姿に戻る。万理亜ちゃんのように見た目は人間で中身はサキュバスと言った感じだ」

「今回も俺達は待機任務という事か」

「ま、そういう事にはなるがここと地球では時間が違う。あちらで一日経過したとしても、ここでは一分と言う感じだ」

「お父さまの護衛はお任せ下さい」

「今回も頼りにしているし、深雪は今夜俺と共に迅の見送りだ。ドライグ達は夜の敵数によって召喚するから、という事でブリーフィング終了だ」

そう言ってから、俺らはワープゾーンに戻る前に指輪内にいる朱音達にも今回の作戦を伝えたのだった。ドライグ達を俺の中に戻してから、俺と深雪と迅はワープして部屋に戻ってきた。そんで自然的にして、俺と深雪は朝食を作ろうとしたらいつの間にかいた万理亜がいたのだった。

「一真さんに深雪さん。おはようございます」

「おはよ・・・・俺らの仕事を奪うとは妹としての順応が早いな」

俺に挨拶をしてきた万理亜だったが、既に朝食を作っていたのだった。焼けたパンに匂いに反応したが、万理亜も料理作れるんだなと思いながら俺達はしばらく観察していた。迅は料理が出来るまで机で待機していたけど、深雪は身だしなみを整えに行った。

「そりゃ深雪さんを見習ってますからね、ん~、よっと・・・・」

「ほ~う、随分と手慣れているな」

小さな身体で大きなフライパンを見事に操った万理亜を見たが、情報通り学校に行ってないからなのか家事全般が得意のようだ。でもこの家は豪邸であり、めちゃめちゃ広いから掃除まではやってなさそうだ。まあ来る前は桜花・結衣・沙紀たちメイドがいたが、今はトレミー内にいる。今だけな、俺らの正体が知れた後に戻すと約束しているからな。万理亜が身に着けているのは、俺の妻達が料理する時に着る白のフリル付きのエプロンだったが、見た目は裸エプロンに見えるが心眼で見たらちゃんと服を着ていた。

「その白いエプロンはなかなか似合っているな」

「ありがとうございます、さっき澪ちゃんが起こしに行きましたけど、どうでした?」

「なかなかの目覚めだったよ、これについては君が仕込んでいるというのは俺と深雪は見抜いているがどういう事かな~?」

俺のベッドに仕込んだというソフトの事を尋問というO・HA・NA・SIをしそうになったが、まだ早いかと思ってから二度とやるなと言っといた。それとあまり俺や深雪をおちょくるなという忠告をしといた。いくら義理の妹が出来たと言っても調教とかやる趣味はないから。あとあのソフトの中身ならもう知っているが、エンディングは完全なる虜として言葉だけでアヘ顔するとかどんだけ調教をしたんだと言いたいくらいだ。

「まあせっかく義理の妹が出来てはしゃいでる深雪もいるからな、これくらいで許してやるからとっとと朝食を作りな」

「はっはい・・・・(はあ~怖かった)」

そうしてから、俺は洗面台に行ったら深雪と澪は髪を解いていたがまあいいと思いながら俺は俺で髪をくしでやっていると終わったのか深雪が俺の後ろ髪を解いてくれる。血の繋がった妹ならではの特権とでも言おうか、そんで食事をした後に家族写真を撮る事になった。豪邸の門前で撮ろうと思ったが、門外は人の通りはないので門内で撮ったけどな。カメラは迅ので撮ったけど、まあ迅の役柄は世界で活躍する写真家なのでな。

「一真と深雪はもう少し右に・・・・そうだ、その辺りで澪と万理亜も入ってくれ」

「どうだこの家は?」

「凄く気に入ったわ、まさか一真の親が買うなんてね」

「お兄様の考えをそのまま感じたと言う訳ですよ、まあ私とお兄様と迅さんだけでは物足りないですけど」

「もう少し密着する方がいいな、深雪の真ん中に万理亜が入るとちょうどいいかもな」

そう言う事で俺達は一週間生活をしてきてから、初めての写真を撮る事になった。これは拠点からの決まり事でな、新たな家族を迎えたら写真を撮るという家訓がある。前はドライグ達を召喚して朱音達も召喚して撮った写真もある。まあそん時よりかはマシだと思ってから、迅が入ってきた後に笑顔で写真を撮ったのだった。 
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